うー、寝苦しかった・・・
ほんとこの半端な季節って寒いやら暑いやら困りますね。

関係ないけど、寝起きに炭酸系飲むと目が醒めるような気になるよねビックリマーク
アニメ「日常」の中でもあったけど、その通りだと思う。

さて、今回の夢は 主人公が第三者 であるというのが特徴。
性別も国籍も違う とある外人さんの目線 を通して物語は始まったのです。
ーーー

$・・・この先生キノコるには。-サービスエリア1■ 思い出のサービスエリアへ
「私」 は日系人ではあるが日本人ではない。
北米で生まれ育ち、北米で就職し、日本語もしゃべれない。
「私」は女性で二十代半ば、長い髪のスタイリッシュな体型だ。

「私」 は今 日本に来ているの。
数年前に訪れた際に立ち寄った場所へもう一度行くためにね。
そこは 高速道路のサービスエリア なのだけど・・
厳密にはそれ自体ではなく、そこから続く 遊歩道のような場所 。
以前来た時には入り口付近を少ししか歩けなかったけれども、
あの先が とても気になる のよ。
今度はあそこを堪能してみたい。

今回は車ではなく、近くの街から 徒歩 で向かう事にしたわ。
その遊歩道を街の方から 逆に辿ってサービスエリアに 向かうの。
街の駅に降り立つと、そこは海沿いの 小さな漁村 のようで、あまり人口は多くない印象だったわ。
海と山に挟まれた細長い住宅地といくらかの田園が並んだのどかな場所。
私は遠くに見える山の稜線に向かって田園地帯を歩み始めたの。

住宅地から木立の合間の小道に様相が変わる。
やがて草の背丈も高くなり、道もうねって高い木々の連なる道へ入ってゆく。
手前から奥へと 緑色のグラデーション がとても美しいわ。
そして、何度か草原と林を経た後に眼前の様相は一変したの。

$・・・この先生キノコるには。-サービスエリア2そこは両側に高い岩肌がそびえる 渓谷 となっていたのよ。
岩肌にはくっきりと地層のような縞模様が浮き上がり
流れる風の川の底にいるような気持ちになったものよ。
鋭角的な、それでいて有機的な曲線に酔いそうだったわ・・・。

:画像は「アンテロープキャニオン」「大谷石産地の大谷寺」

道幅はやがて少しずつ広くなっていき、視界もひらけてくると
先の方で岩肌にめり込んだようにして建つ 寺院 らしきものが見えた。
元からある洞窟なのか、掘った後に建てたかはわからないけれど
岩の穴にきっちりと納まっている様はとても奇妙だわ。

建物の前には白黒に彩られた 何かの像 が置かれてある。
二つあり、一つは 牛のような姿 と模様で下の方が少し地面にめり込んでいる。
一つは高い台座の上に 犬が座っている かのように見えた。

その横の少し広いスペースにはもう一つ お堂のようなもの があり
傍らには沢山のロウソクが立てられた金属製の燭台が並んでいる。
独特のたたずまいは とても日本的 で、私はしばらくぼ~っと眺めていたぐらいよ。

お堂の方に近寄り中を見てみると、無数の 猫をかたどった像 が並んでいたわ。
それらは片手を上げた恰好で座っており、時に左右の手は違っているようなの。
また、白いものや黒いもの、白地に茶や黒の斑点を入れたものなど何種類かある。
私は少し怖くなって、そのまま寺を後にした。

■ 海沿いの神社
山を越え、渓谷を抜けた先は海沿いの明るい場所だった。
まばらに家々が見える中、まだ舗装されたばかりのような綺麗な道路が伸びている。
今来た道を背にして 正面に海 があり、右手の方には 大きな鳥居 が見えたわ。
石の大きな鳥居の向こうには、これまた大きな樹木や神殿の一部がのぞく。

$・・・この先生キノコるには。-サービスエリア3一度海の方へ突き当たった後、右に曲がって神社の横へ回り込めば・・・
そこが ゴールのサービスエリア のはずよ。
私は眼前のまっすぐに続く広い道路を海に向かって歩き出した。

陽射しと潮風が心地よかったわ。
海へと道が突き当たる辺りでサイクリングする若者とすれ違った。
彼はこちらには関心なく、まっすぐ前を見て走っていったけども、
私はしばらく彼を見ていたわ。

過ぎ去る彼を横目で見ながら、私は右へと曲がり歩を進める。
大きな鳥居は道沿いの建物の影に入って見えなくなり少し不安だったけども、
もうすぐ目的のサービスエリアに出るに違いない。

もうすぐ、もうすぐ・・・・・走る人
   夢END
ーーー

■ 解説のようなもの
今回の夢の奇妙な点は、自分≠「私」 な事である。
「自分」 とは夢を見ている視点。
「私」 とは夢の中で動いている主人公。
大概の夢のパターンとしての自分の立ち位置はこんなもの・・・

A) 自分=私 同一パターン
 夢の中で当事者として、主人公として、見ている者と体験している者が同一の「私」。
 視点が二つあるというのもこちらに含まれる。
B) 自分=私 役者パターン
 夢の中の設定にしたがって他者を演じている「私」。
 いわゆる「なりきりモノ」、傍観している自分と演じている自分がいる。
C) 自分≠私 背後霊パターン
 自分はただの傍観者で、夢の中の第三者についていくのみ。
 夢の中の反応や決定もお任せ状態で、思考や知識も第三者が基準となる。

・・・な訳だが、この C)パターン はとても珍しい。
しかも、外国人で性別まで異なるのはほとんど覚えが無い。
そういう意味で貴重なのでこうやって留めて置く事にした。

まあ、思い当たる事は色々ある。
今では 「海外の反応系」 と呼ばれるジャンルは昔から好きで、
ネットの無い頃は図書館でよく本を借りたものだ。
「外国人による日本語弁論大会」 を知ったのも中学の頃で、それ以来毎年欠かさず見ている。
 → 【財団法人 国際教育振興会】 2012年で第53回「外国人による日本語弁論大会」

そんな記憶が核になったのではないかと思われる。
また、妙に宗教的シンボルが登場する辺りも外国人にとっての異文化の象徴なのだろう。
狛犬、ロウソク、招き猫、鳥居・・・・予備知識なしだったらさぞ奇妙なのだろうな。
新鮮な驚きが楽しい夢であった。
   END
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