韓国文学を日本に売り込まなくては | こりあうぉっちんぐ

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2016/8/28 朝鮮日報

【コラム】「いいものを知らせたい」 お薦め韓国文学を日本へ

 

 

 

 

 

 ハン・ガン(小説家)の小説『菜食主義者』がブッカー賞(The Man Booker Prizes)を受賞した時、一番最初に脳裏をよぎったのはCUON出版社のキム・スンボク(47)代表だった韓国文学にこれと言って関心を示さなかった日本で出版社を設立し、2010年から韓国文学シリーズを翻訳。発刊してきた人物だ。14回まで発刊された同シリーズの第1回目が6年前に発刊された『菜食主義者』だった

 

 (中略)

 

 基本的にキム代表は業者の人間で、ビジネスウーマンだ。ところが、やや独特で珍しい業者だ。9月20日に第5号が発刊される『日本語で読みたい韓国の本-おすすめ50選』がいい例だ。韓国出版文化産業振興院の支援を一部受けてキム代表が発行するこの年間雑誌のターゲットは日本の出版関係者だ。50冊それぞれの概略的な内容、登場人物、日本の読者が感じる魅力的な要素、サンプル翻訳など具体的な情報を盛り込んだ。キム代表と志を共にする韓国文化専攻者などが直接読んで厳選し、原稿を書く。ということは、CUONが翻訳して発行するのか。答えはノーだ。あくまで日本有数の出版社への「橋渡し」が目的だ。では、仲介手数料でも受け取るというのか。これもノーだ。それでは、なぜこんなことをしているのか。

 

 「いいものを日本人に知らせたくて」がキム代表の回答だ。「韓国にはこんなに面白い出版コンテンツがたくさんあるから一度出してみてはいかがですか、という意味です」。4号までに200冊をお薦めし、このうち40冊が契約にまでこぎ着けた。実際に発刊された作品には、ユン・テホの漫画『未生』などがある。

 

 (中略)

 

 もちろん無視や誤解もある。韓国のある有名作家にCUONでの出版を提案したところ、「日本の出版社を通じて発刊する」と断られた。しかし、韓国文学そのものに関心がなく、情報もない上、自国内だけでも多種多様な文学にあふれている日本の出版界が韓国文学に目を向けるわけがない。その作家はいまだに日本で書籍を出せずにいる。しかし、キム代表はその作家の本も『日本語で読みたい…』に盛り込んだ。「結局は自分のために商売しているのではないか」という誤解を受けたくなかったからだ。

 

 (中略)

 

 昨年キム代表は、東京の本屋街として有名な神保町に書店「チェッコリ」をオープンした。約15坪(約50平方メートル)にすぎない素朴な空間だが、神保町で唯一の韓国書籍の専門書店だ。韓国語の原書を約3000冊、日本語で書かれた韓国関連の書籍を約500冊も取りそろえた。今も毎月350冊ずつ新たに韓国から持ち込んでいる。「私が読んだ本だけを読者にお薦めする」という原則にのっとって1日に2、3冊を読んでいる。

 

 (以下略)

 

オ・スウン記者

 

 

 

1 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/26/2016082601848.html

 

2 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/26/2016082601848_2.html

 

 

引用ここまで

 

 

 緑色の文字列は関連記事へのリンクです。

 

 

 どうでもいい記事なんですが、朝鮮日報の記事は無駄に長くてねえ。大場に省略しました。

 

 キム・スンボク・・・・・この女性のことは以前に紹介したことがありました。一昨年1月の聯合ニュースの記事だったんですけどね

 

 

 

 

 聯合ニュースはちゃんと漢字で”金承福”と書いていたのに、朝鮮日報はカタカナなんぞを使うものだから見逃すところだったじゃないか。

 

 いえ、別に見逃して惜しい記事でもないんですが。

 

 以前の記事の中で自分の出版業について”収益事業ではないため難しさがある”・・・とか発言していたんですが、これには笑いました。

 

 出版業が収益事業でなかったら、どうやって小説家や編集者は食っていくんだ?

 いえ、韓国には食えない小説家はいくらでもいますから。

 

 ところで金女史は異国で売れない出版業をやりながらちゃんと食えているんですね。

 その仕掛けは”韓国出版文化産業振興院の支援を一部受けて”・・・というあたりなんでしょうね。

 

 ”昨年キム代表は、東京の本屋街として有名な神保町に書店「チェッコリ」をオープンした”・・・その記事についてもエントリしていました

 

 商売として成立させるには難しそうだけど、収益事業じゃないからいいのか。

 

 別にどうでもいいんですけど、2014年7月の聯合ニュースによれば”韓国書店大手の教保文庫が22日に発表した推理・ホラー小説のベストセラーの集計によると、昨年の販売割合トップは日本小説で43.96%だった・・・韓国小説の割合は2003年の13.03%から2009年は3.77%に落ち込んだ。2010年に9.64%と上昇したが、その後5%台と低迷が続いている”・・・ということでした

 

 ええ反日が宗教である韓国においても日本文学は韓国文学を圧倒する競争力があるんですね。

 これなら十分に収益事業として成立するでしょう。

 

 しかし韓国でも売れない韓国文学を日本に持ち込んだって・・・・・・しかも韓国の有名作家は金女史の斡旋を断り”日本の出版社を通じて発刊する”・・・ですか。

 

 有名と言ったって韓国限定ですから、日本じゃ”その作家はいまだに日本で書籍を出せずにいる”・・・ということになるんですが。

 

 朝鮮日報の記者も”韓国文学そのものに関心がなく、情報もない上、自国内だけでも多種多様な文学にあふれている日本の出版界が韓国文学に目を向けるわけがない”・・・ということは理解しているんですね。

 

 しかしそういう状況を打破しようとしても韓国人は、あいつに甘い汁を吸われるんじゃないか・・・・・という猜疑心を捨てられないんですな。

 

 正しいとは思いますけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミケにだけ甘い汁を・・・・・・ただの水じゃ。