「うつ病」の肯定的意図とは?
こんにちは。人間関係の専門コーチ@長岡高生です。
今回は、「うつ病、などの「肯定的意図」ということについて紹介します。
この「肯定的意図」とは、催眠療法家のミルトン・エリクソンが使った言葉だといわれています。
そして、劇的な治療効果を上げたとも言われます。
「肯定的意図」とは、一見すると、困った症状、止めたい行動(困った行動)の裏側には、その症状ないし行動を作り出している「肯定的意図」=その人にとってポジティブな意図がある、という考え方、仮説です。
この「肯定的意図」と言う言葉は、別な呼び方もあります。「疾病利得」(しっぺいりとく)「二次利得」という言葉です。
例えば、うつ病の人が居たとします。うつ病の症状だけを治そうとしても、なかなか治らない、ということがあります。
そのとき、一見すると、辛くて、苦しいので、早く治したい迷惑な症状に見えるうつ病にも、そこから得ている「利益」がある、
例えば、家族から世話をしてもらえる=愛情を感じられる、など、のうつ病ゆえの利益を得ている、これを「疾病利得」「二次利得」と呼んでいます。
同じ現象を、肯定的に表現するか、否定的に表現するかの違いのように感じているのですが、あなたは、どう感じますか?
実際のカンセリング、或いはセラピーにおいては、大きな違いがあるように感じます。
「疾病利得」という場合、うつ病などの疾病を治そうとする場合、クライアントが得ている「疾病利得」を取り除かないと、症状だけを治そうとしても治らない、というような感じで使います。
「疾病利得」は取り除く対象なのです。何か、抵抗が起きて、取り除くのがたいへんそうな感じがしませんか?
「肯定的意図」という場合、「肯定的」なのですから、取り除く必要はありません。むしろ、大事に持ち続けるわけです。
この「肯定的意図」はOKなんだけど、この「肯定的意図」が起している、症状は止めたいので、「別な行動」に置き換える、Aという迷惑な症状を ⇒Bという好ましい行動に置き換える、という戦略で、「疾病」や「止めたい行動」「肯定的意図」に関わります。
「肯定的意図」と「疾病利得」どちらが、良い悪いではありません。
どちらが、効果的にクライアントと関わることができるのか?
疾病や止めたい行動を改善するのに効果的な関わり方が可能なのか?
だと思います。
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