1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >> ▼ /
2005年09月30日

猛虎伝説 再び -特集-

テーマ:スポーツ
岡田監督胴上げ阪神V -1面ほか-

プロ野球セ・リーグは29日、創立70周年の阪神が甲子園球場で2年ぶり5度目の優勝を決めました。6月9日に首位に立ってから1度も2位に落ちることがなく、この日も巨人打線を寄せ付けず5-1で完勝、岡田監督の体が5回、宙に舞いました。
また、7回に2番手でマウンドに上がった藤川は今シーズン79試合目の登板で、「鉄腕」稲尾和久(西鉄、1961年)や菊地原毅(広島、現オリックス、2001年)の78試合を上回り、プロ野球年間最多登板記録を更新しました。


号外の記事をあげましたが、今日は日経の記事からです。
日経をお読みでない方の中には日経には政治や経済のことしか載ってないと思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、もちろんスポーツの記事も載ります。
当然、阪神優勝のことも、一般紙ほどではないですがいろいろ取り上げられています。
金曜日から週末にかけての紙面をまとめて見てみましょう。

まずは優勝翌日の1面。
上の写真がそれです。
阪神の優勝は日経の1面を飾るだけのニュース価値があるということになるのですが、紙面に割かれているのは上の写真とその解説だけ、
「厚生・共済年金、2009年度から段階統合年金統合」「金融量的緩和、年度内に解除も」「官製談合防止法 道路公団に初適用」「サムスン、半導体9ライン新設」
こんな記事たちに囲まれて、場違いさに申し訳ないように写真と4行の解説だけお邪魔してます。

選手もみくちゃ続いて続いて同日のスポーツ面です。
もちろんここでは堂々とトップの扱いです。

平日なのでスポーツ面の割り当ては1頁ですが、その7割くらいを割いて「猛虎 伝説再び」のメインタイトルのもと、マウンドに駆け寄る選手たちの写真(左)を中心にして、優勝の説明や昨日の試合の解説、監督や選手の談話、藤川(写真右)の記録、巨人・堀内監督や中日・落合監督のコメント、観客動員300万人突破などを伝えています。
藤川の登板風景の描写では「この今季の大立者が投げるたび、カメラのフラッシュが一斉にたかれ、まるで銀河のように美しい」と、お前はデイリースポーツか?と突っ込みたくなるような形容までしております。

藤川新記録もっとも、その銀河の光のせいで試合が藤川が投球できなくなって、試合がちょっと止まっちゃったんですけどね・・・。

またこれら記事の横で「岡田タイガースの軌跡㊤」なんてシリーズ記事も始まっちゃっております。
こちらは「『見えぬ改革』結果生む」との見出しですが、アホボンに見られがち(ゴメンナサイ)な岡田監督の緻密さ細心さそして闘志がうかがえる、虎党必読の記事となっております。
また1日の同㊦の記事ではJFKにスポットを当て、藤川の成長ぶりといかに優勝に貢献したかをうかがうことができます。

道頓堀そして社会面でも取り上げられております。
やはり阪神優勝のバカ騒ぎは社会現象です。
日経もこれを伝えないわけにはいきません。
「飛び込めない」っちゅうのに道頓堀は戎橋に集まる大勢のアホ(左写真)、もちろん記者だって近くにいれば駆けつけて「バンザイ」を連呼し、六甲おろしを熱唱したことでしょう。(飛び込まないけど)
ま、お祭りですからね。(飛び込まないけど)

2位の中日を振り切っての優勝でしたが、万博効果とトヨタで賑わう中京圏に対し、優勝のお祭りだけは譲らなかったということでしょうか。
阪神優勝の関西圏への経済効果がなんぼのものか定かではないですが、景気は負けていてもしばらくの間、活気では負けないことでしょう。

もっとも、テレビなどで報道された暴動のような活気ならごめんですね。

虎ファルガー同日夕刊の社会面ではロンドン中心部のトラファルガー広場に100人以上の虎ファンが集まり、六甲おろしを歌い、歓喜の声をあげる姿も伝えられています。
2年前の優勝時は噴水に飛び込んだりライオンの銅像の上に乗る輩もいたそうですが、さすがにテロ警戒中のロンドン、今回はそういうシーンはなかったとのこと。

その脇では阪神優勝セールが都内では京王百貨店で開始になったという記事も乗っていましたが、1日の「消費」面では他の小売業のセールについてまとめています。
セールは阪神、阪急、そごう、京王の各百貨店のほか、イオン、ヨーカ堂などスーパーやセブンイレブン、ローソンなどのコンビニ、楽天、ヤフーといったネット通販にまで広がったとのことです。
業種の広がりのほか、西武(そごう)や楽天という他球団系の企業まで「相乗り」が広がっているとありますが、「相乗り」というより感覚としては「便乗」ですよねえ。
とくに阪神百貨店に配慮して「オーサカバンザイセール」となったそごうとか。

このように様々な小売業が優勝セールをやりたがるというのも「阪神タイガース」のブランド価値だと思うのですが、どこまで利用されているかわからないこのブランド価値に、あの村上氏も目をつけたのかもしれませんね。

そんなブランド価値はチームのメンバーだけでなく、もちろんファンあってのものです。
ということで、阪神グループは優勝翌日、各紙に企業広告を打っております。
朝日では第三社会面、読売では「くらし」面にひっそりまぎれていた阪神グループの下五段組みの広告、日経ではなんと、マーケット総合面に出ておりました。
おわかりいただけるでしょうか。
阪神グループ

株式市場の解説や、為替、債券、短期金融市場などの数字の羅列の下に陣取るこの広告。ある意味、1面の写真よりも場違いですが、なぜあえてこの面を選んだかは不明です。


週末、もう少し特集記事が出るかと思ってアップを週明けに延ばしましたが、さすがに2年ぶりということで扱いも前回ほどではなかったでしょうか。
そこで本紙、せっかくの「阪神優勝特集」ということで、例の「六甲おろしバスケット」について検証してみたいと思います。
「六甲おろしバスケット」、ご記憶にない方、ご存じない方は こちらの記事 をご覧ください。
要は、阪神の成績に連動しそうな株を選んでバスケット(複数の銘柄の集合体)を構成し、そのバスケットの価格を指数化したものです。

当初組入れられていた阪神百貨店が阪神電鉄の完全子会社となって阪神株に置き換えられ、現在の銘柄構成は8銘柄ですが、もう一度その銘柄と「当初の」組入れ比率を確認してみましょう。

アサヒビール   5%
松下電器産業 15.%
シャープ 15%
マルシェ 5%
ゼット 5%
上新電機 5%
京阪神不動産 5%
阪神電気鉄道 45%
(銘柄コード順、「当初」とは設定基準日の8月8日)

なるほど、ではこのバスケット、どのようなパフォーマンスを見せたでしょうか。
8月1日を100として日経平均と比較してみましょう。


9月30日まで (本紙作成)


と、とんでもないパフォーマンスです・・・。
さすがは「六甲おろしバスケット」、阪神優勝の効果がこれほどまでとは・・・

というのは早計でしょう。
たしかにタイガースにマジックが点灯した9月14日あたりから阪神電鉄株(以下、阪神株)株は急騰していますが、その後例の村上氏の材料もあって完全に仕手化し、株価が一時8月末の2倍以上になってしまったからです。

阪神株が45%組入れられたこのバスケット、阪神の株価が突出して上昇したため構成比率は9月下旬には60%を超えてしまい、極端な値動きの大きさもあってバスケットとの相関係数(5日間)はほぼ1.0近くで推移するなど、足下の値動きはもはや単一の阪神株とさして変わらないような状況です。

松下、シャープ株を3割も組入れるという疑問のある構成銘柄の選択に、記者はこれでは電機株の動向に左右されるのではと懸念しましたが、まさか阪神株がこのような値動きになるとは誰が想像したでしょうか。
この六甲おろしバスケットの「eワラント」、購入した人はどれくらいいたのかわかりませんが、もしかしたらコール型「eワラント」の売り方(証券会社側)の価格上昇に備えたヘッジ買いなども、阪神株急騰に一役買っていた・・・なんてほどのインパクトはないでしょうね。

この「六甲おろしファンド」、2年前に重ね合わせるとリーグ優勝が決まれば「売り」が正解で、今回もここまでは優勝前日にピークをつけているのですが、村上氏のおかげで意味合いが変わってしまったと思われる今年、はたしてこのあとどんな値動きとなるのでしょうか。


・・・そんなわけで、六甲おろしバスケットがどう幕を閉じるか、密かに関心は持っているのですが、ま、そんなことより関心があるのは、いうまでもなく、


阪神が日本シリーズで勝てるか


です。

ですがその前に記者の長年の夢、ありえないと思っていた日本シリーズ「阪神-ロッテ」を現実のものとするために、8日からのプレーオフでの千葉ロッテの活躍に期待したいと思います。
ソフトバンクに2年前の借りを返すのも悪くはないですが、やはりこの先二度と見られるかどうかわからない対戦、それもバレンタイン監督率いるロッテとの対戦のほうが楽しみです。
ほんとはレギュラーシーズン1位で出てきて欲しかったのですが、最後まで争っての4.5ゲーム差、交流戦でも優勝しましたし、日本シリーズを戦う資格は十分あるでしょう。

なお、間違ってシーズン負け越しの西武が出てくるようなら日本シリーズは要りません。
OBを呼んで20年前のシリーズを再現するほうが面白そうです。
岡田監督はじめ、バースとか掛布とか真弓とか、あともちろん、長崎とか・・・。



※グラフ以外の画像はいずれも日経新聞より。
AD
いいね!した人  |  コメント(22)  |  リブログ(0)
2005年09月30日

今日の愛ルケ(#326)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



病葉 八

============================
尋問はくり返されたが、刑事が「なんでも、女が殺してくれ、といったことにして責任逃れをしている」と憤慨して終わってしまった。ありのままに答えても納得しない。
============================

あのう、警察関係の方がいらっしゃったらお伺いしたいのですが・・・。


取調べってこんなに感じなんですか?


物証や証言もなく、状況証拠すらないのに、ただ思い込みと感情まかせで「お前は責任逃れをしている」って言い張って・・・。


警視庁さん、並びに原宿署さん、もしも違うならちゃんと抗議したほうがいいんじゃないですか?
たかが小説、架空の話だろ、と軽く流してらっしゃるかもしれませんが、だってこれ、日本経済新聞に連載されている作品ですよ。
それも直木賞作家リアリティがあるものを書いているとおっしゃる作品なんですよ。


ほんとにこんなんでいいんですか?


もし違うなら、抗議はともかくこちらのコメント欄にご一報ください。
純粋に興味もありますので、関係者さま、よろしくお願いします。



・・・って、それより菊治!

てめえがぐだぐだやってから脇田もバカなこといってんだろ!

とっととボイレコ持ってこさせろよ!!

性の劣等生をギャフンといわせてやれ!!!


============================
刑事は日が変われば供述も変ると思っているようだが、それはできない。それは冬香との愛への裏切りであり、冒涜である
============================

いや、むしろ冬香の性癖を開陳するほうが冒涜だと思うが・・・。


============================
「そうだろう、ふゆか…」
夜、菊治は独房で冬香に囁いてみる
============================

いや、冬香いないし・・・。


============================
留置場に入れられて三日、とにかく眠るしかないとわかったので、薄いマットに布団を重ねて横になる。
============================

そうそう、ひとりでブツブツいってないで寝とけ寝とけ。


============================
そのまま目を閉じ、暗い天窓を見ていると・・・
============================

目を閉じたまま天窓を見てるって、おい・・・


============================
・・・脳裏に冬香が現れ、月の世界から降りてくるように、白い衣を着て、蝶のように羽搏かせながら、ふわりと菊治の横に寄り添ってくる
============================

現れちゃうのかよ!!

囁きかけたら月の世界から登場ですか!?

しかもなんで白い衣を身にまとって??

おまけに蝶のように羽搏かせながら???


・・・ようわからんがテレサかなにかのイメージか?宇宙戦艦ヤマトの・・・。


============================
「こっちへおいで・・・」
============================

え?
菊治、あっちの世界へ呼ばれちゃうのか!?

おい、いっちゃだめだぞ、だいじょうぶか!?


============================
菊治が躰をずらすと、いつものように、するりと忍び込む
============================

・・・って、


お前が呼んだのかよ!!


てっきり冬香に呼ばれたかと思ったよ・・・。


それで、冬香も忍び込んじゃうのかよ!
やっぱしゃがんだままの姿勢でかよ!?
しかも足下からまわり込むのかよ!?

でも菊治、「いつものように」ってよ・・・


もう「いつも」じゃねえだろ!!

死んでから初登場じゃねえかよ。


============================
それを夢の中で抱きかかえ、菊治は今日のことを話す。
「快くなって、死にたくなることなんかない。刑事はそういっているけど、それは違うよね」
きくと、冬香は静かに、死んだときと同じ微笑みを返してくる
=======================ここまで=

はい、いまキャンディーズのメロディーが頭に流れた人、手を挙げて。


しかしどうでもいいけど、お前、今さらそんなの確認してるなよ。
いや、キャンディーズじゃなくて「快いと死にたくなる」ってことだよ。
それはこのストーリーの大前提じゃねえのか、まったく。
万が一、冬香が否定したらどうするつもりなんだよ・・・

・・・って、


どっちにしろ夢の話じゃねえかよ!!


お前、まさか明日の取調べでいうんじゃねえだろうなあ、


「きのう冬香にきいたので間違いありません」


それともなにか?
ここで夢の中の冬香が、

「ボイスレコーダーが、あったでしょう・・・」

とかサジェストしてくれるのか?
それでお前が「知っていたの?」とか驚いてばつが悪そうにしてると、冬香がえらそうに「わたしは、なんでも知っているのです」とかいって、で、お前が「ごめん・・・」とか謝ると、冬香は「いいのです・・・」とか答えて、ついでに「あれであなたが悪くないことを証明してください」とかいって、お前はその深い愛に感動してそのまま抱き締めて、そしていつものようにさっそくそっと入っていって・・・って、


チャネリングセックスですか!?


いや、ただのエロい夢ともいうが・・・。

でもこれは夢なのか、うつつなのか・・・なんていってるうちにほんとに眠りに落ちて、けど明方目が覚めると果てた痕はしっかりあって、おまけに奇妙なことに看守が夜中に女性の喘ぎ声と「殺してえ」とか「いくわよう」とかいう悲鳴を聞いていて、なんとなく気になった彼がその日押収されたボイスレコーダーを聴いてみると、「これは俺が夜中にきいたのと同じ声だ・・・」。


・・・あー、いかんいかん。
菊治の妄想に付き合ってると、どうしてもそっちのほうへいっちゃうよ。


ということで「ごわっ」となって1ヶ月強、久しぶりに「生きて」登場した冬香ですが、週末どんな風に活躍してくれるのか楽しみにしましょう。
AD
いいね!した人  |  コメント(170)  |  リブログ(0)
2005年09月29日

万歳! -号外-

テーマ:本紙記者・編集より
そんなわけで、(まもなく)



阪神優勝



でございます。
ちょっぴり早いけど


ばんざーい!
ばんざーい!
ばんざーい!



ということで、この記事は明日には消えますので、ファンの方、そうでない方、ご自由にコメントくださいませ。


なお、本日は一般記事は休載とさせていただきます。
もう、ブログ書いてる場合じゃございません・・・。



【追記】

酔っ払いながらとにかく書き付けた記事、いずれ消えるただの落書き板のようにしようかと思いましたが、気が変りました。(きっぱり)
せっかくの優勝記念、開示しておきたいと思います。

やっぱり、もったいないですもんねえ。


ということで、特に問題のあるコメントもなさそうですが、万一、そりゃ困るよというコメンターさんがいらっしゃいましたらご一報ください。
個別に対応させていただきます。
浮かれちまって編集方針が行き当たりばったりになり、すみませんです。
AD
いいね!した人  |  コメント(63)  |  リブログ(0)
2005年09月29日

今日の愛ルケ(#325)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



病葉 七

嘘をいっているわけではないが、刑事は納得しがたいようだ。落着いて考えろというが、菊治は落着いているし、むしろ冷静でないのは刑事のほうである
「セックスというのは、互いに好きだからするのだろう」
いわれなくてもわかっている。
「そして、女も男も悦びを感じる。そのときに、どうして『殺して』というんだ。そんないときに、どうして死ななければならないんだ」


#・・・げぇ~・・・。

まだ今話の半分も行ってませんよ・・・。
もう、あまりに予想どおりというか想定の範囲内というか、とにかく誰もが恐れ、そして裏腹にちょびっと期待もしていた展開になってきちゃいましたよ。

ワッキー、取調べが始まったときにやはり誰もが予想したとおり、

性の劣等生全開

ですね。
その割には、「そんないとき」なんて、言葉のつかい方は菊治ワールド全開ですが・・・。


はぁ~ぁ。
もうこの先書かなくてもいいですか?
だって、今日は阪神の優勝が決まるかもしれない日なんですよ。
愛ルケとPCとにらめっこしてる場合じゃないですよ。


・・・とはいうものの、本編を読めなくて気になる人もいらっしゃるでしょうから、一応続けますか・・・。




きかれても困るが、冬香はそのとき、間違いなく「死にたい」といったのである
じゃああんたはセックスの最中に死にたいと思うのかときかれるが、それはない。正直に首を横に振ると、刑事は「そうだろう」満足げにうなずく
被害者もそうだったのだ、と刑事はいうが、どうやら女の愉悦の深さを知らないようである


#はぁ~ぁ・・・。
また中断しちゃいますが、もうなんでしょうか・・・。
やっぱり出てきちゃいましたよ、

「刑事は女の愉悦の深さを知らない」

もう、あまりにわかりやすいっていうか・・・。
それにワッキーもワッキーですよ。

満足げにうなずく

って、こんなとこまで菊治ワールド全開ですよ・・・。
なんで若くしてそんなにどっぷりと・・・。

はぁ~ぁ・・・。

・・・え?
ああ、はいはい、続けますよ。
もう、最後までいっちゃいましょうね。




「女は死なぞ望んでいないのに、あんたが、そういったと勝手に思い込んで、殺った」
「違う」

それはきっぱりいわねばならない。菊治は座り直して刑事の顔を真っ直ぐ見たまま、彼女は「この悦びの、最高のときに死にたい」といったのだと訴える。
「くだらないことをいうな」と、刑事は立ち上がって上体をのりだす。
「セックスの最中に、女がそういうことをいうかっ…なんでも女のせいにするなっ」
軽蔑する刑事の眼差しに、菊治は絶望的になる。この男にはわからない。このような、性の本当の悦びを知らない男には、なにを訴えても無駄かもしれない。


#ワッキー・・・。

お前、短気で冷静に取調べもできず、被疑者の重要な証言を見過ごして刑事として失格の上に、恋愛観、セックス観も偏狭で、首絞めプレイなるものの存在すら知らない程度の知見にもかかわらず自分の常識と価値観にそぐわない話は「くだらない」と切って捨てるとは人間としても失格、おまけに性の劣等生ながら言動は菊治ワールド全開・・・。

ワッキー・・・。

お前は昔からそんなヤツだったのか、それとも刑事という職業が十数年のうちにお前を変えてしまったのか・・・。
いや、そんなことはどうだっていいな。
最初の物腰がよかっただけで、勝手に親しくワッキーなんて呼んで悪かった。

ワッキー・・・。

いままで親しみをこめてそう呼ばせてもらったけど、これからは脇田刑事、いや、少し生意気だけど、脇田と呼ばせてもらうよ。
それでいつかお前を人間として、そして刑事として一人前と認められるような場面があれば、そのときもう一度親しみをこめてワッキー、いや親しみではなく敬意をこめて、今は亡きあの人にあやかるように「ワキさん」と呼ばせてもらうよ・・・。


いやあ、でもそれは難しいでしょうね。
この物語の中で活躍するためには、仕事ではなく女のほうに精進して、「女の愉悦の深さ」を知ったことを渡辺先生に認めてもらわなきゃ無理ですから。
性の本当の悦びを知らない者は知った者からみれば落ちこぼれ、それどころか人間の本質というものを理解しない悪役なんですから。

ま、これはなにも脇田だけに当てはまることじゃありませんね。
こうしてこんな記事を書いている記者、菊治に怒った呆れたと書き込む多くのコメンター、そして小説に批判的な読み方をする読者全員にもいえることでしょう。

われわれは菊治の脳内演説を呆れながら笑ってきましたが、今回こんなダメ刑事を登場させて菊治に失望までさせているのは、

「お前らもこの刑事と一緒だ、ワープロを打つのが速いとかインターネットがどうしたとか、どんなに有能に見えてもひと皮向けばこんなものなのだ」

先生がそうおっしゃりたいに違いありません。


ではそんな、まるで道化師にされてしまった、ある意味可哀相ではある脇田刑事のセリフを振り返ってみましょう。

題して、「今日のワッキー語録」(すべて原文)

「もっと、落着いて考えてみろ」

菊治に「お前のほうが冷静じゃない」と突っ込まれるようじゃ・・・。

「セックスというのは、互いに好きだからするものだろう」

ほんとうか?
ほんとうに好きじゃない女としたことないか??

「じゃあ、きくが…あんたは、セックスの最中に、死にたいと思ったことがあるのか?」

いまは菊治が死にたいかどうかは問題じゃないんだって・・・。

「そうだろう」

刑事は満足げにうなずく

いやほんと、まるで菊治・・・。

「女は死なぞ望んでいないのに・・・」

三十代で「~なぞ」って言葉をつかうのは、大いに謎。


そして最後は立ち上がって・・・


ワッキー、立ち上がる!
「セックスの最中に、女がそういうことをいうかっ」


・・・。

まあなんちゅうか、菊治じゃないですが、脇田がどんなセックスをして相手はどんなことをいっていたのか、ちょっぴり気になるところです・・・。



挿画:小松久子先生
いいね!した人  |  コメント(118)  |  リブログ(0)
2005年09月28日

村上ファンド 阪神電鉄株大量に取得 -狙い-

テーマ:経済
経営関与の可能性残る -1、3面-

旧通産省OBの村上世彰M&Aコンサルティング代表が率いる投資ファンドが、阪神電気鉄道の株式の約27%を取得していたことが27日、明らかになりました。
阪神電鉄の100%子会社にはプロ野球の阪神タイガースもあり、村上氏の狙いが注目されています。


ここんとこぶっ飛んでます、阪神電鉄株。
9月1ヶ月で株価は400円台から倍以上になり、今日も大引けのストップ高でしか値がつかず、比例配分で3千万株近い買いものを残してます。(値幅制限いっぱいまで買われてとりあいになったということ)
阪神の優勝を囃して買っているのかと思いきや、村上ファンドが買っていたとは驚きですね。

思惑は全然違ったとはいえ、こりゃあいつぞや記事にした「六甲おろしファンド」、すごいことになりそうです。

とはいえ阪神ファンの記者、正直、まったく不安がないわけではありません。
村上氏はいったい何を考えているのでしょうか。
阪神タイガースをどうするつもりなのでしょうか。
一般紙やスポーツ紙でも大きく取り上げられ、おそらくニュースやワイドショーでも解説があったかもしれませんが、日経の記事で見てみましょう。

以下、村上氏との一問一答。

-なぜ阪神に目をつけたか?
不動産やレジャー部門の収益力や資産の含み益などに注目している。また、中学、高校の6年間、阪神電車で通っていた。もちろん、タイガースのファンでもある。

-阪神の経営権を握る気は?
純粋な資金運用で、敵対的買収をするつもりはない。ただ商法上、持分比率が3分の1を超えると特別決議の拒否権を得るため、阪神グループの経営に関与することは可能だ。

-阪神側との接触は?
夏に経営陣と接触した際は友好的だった。特に敵対的な要求は出していないが、阪神側もこちらの提案に耳を傾けながら事業拡大するようだ。

-阪神タイガースについては?
タイガースのオーナーになるのが子供の頃からの夢だった。私財を投入してでも、積極的にいい選手を獲得して愛する阪神タイガースをさらに強いチームにしたい。
優勝万歳!!
日本一万歳!!


・・・あ、いや、最後のは嘘です。
一問一答も村上氏とのものではなく、日経掲載のQ&A形式の解説記事を記者が位一問一答風に再構成したものです。

正直、村上氏のほんとのところの狙いがどこにあるのか、どこをどうしたら株主価値が上がると考えているのか、今のところよくわかりません。

ただまあ村上氏が阪神ファンだというのは事実であるようで、妙な形で球団をいじったら阪神ファンがどう評価するかは十分わかってらっしゃるでしょう。
よもや、自身を含めたファンを裏切るようなことはできないはずです。

日経の記事の中では「タイガースブランドを活用すれば、一段と事業の拡大につながるとみている」とありますが、たしかに阪神の経営陣は最近まで球団ブランドで本気で稼ごうとしていませんでした。商標権の活用や保護についても、ここ数年でようやく本腰を入れようとしはじめた程度です。
まだまだ活用の余地はあるでしょう。

株価の大幅に上がった今、保有資産面からの指標は割安感はなく、経営の改善で会社に対する評価を高めなければ、すでに数百億円に上ると思われる含み利益を実現することは困難です。
市場では今月末に償還の迫った転換社債の絡んだ特殊な投資手法ではないかと勘ぐる向きもありましたが、タイガースファンとしては、球団も含めた企業グループの価値を高め、株主も阪神ファンも満足させる経営施策をとってほしいと期待するよりほかないでしょう。


といっているうちにタイミングよく、いよいよマジック1ですか。
チームが優勝することが、球団のブランド価値向上への確実な一歩であることは間違いありませんね。

ちょっと気が早いですけど、村上氏に代わって・・・


優勝万歳!!
いいね!した人  |  コメント(14)  |  リブログ(0)
2005年09月28日

今日の愛ルケ(#324)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



病葉 六

============================
怒鳴られてもわからない。計画的ではなく、かっとなってやったわけでもなく、殺す気すらなかったのだ。冬香が昇り詰め、自分も耐え難くなり、愛の極みをさ迷いながら、いわれるままに首を絞めつけただけで、どれくらいの力で何分間圧したかなどわからない。
============================

何分間圧したかわからないと菊治がいうのは至極もっともですね。
そんなことでキレてる刑事の方が変です。


============================
刑事は質問を変える。
「そのとき、たしかにセックスしていたんだな」
============================

「たしかに」って念を押してるのがそこはかとなく間抜けな感じを醸し出しているような気がしますね。
こうきかれりゃ菊治、

============================
そんなことに答える義務はあるのかと顔をそむける。
============================

のも無理はありません。
だって、なかなかそんなこと真顔で答えられませんよ。


「はい、そのときたしかにわたしはセックスに励んでおりました」


これはかなり恥ずかしいですもん。


============================
刑事は当然のようにきく。
「女をセックスに誘って、殺したんだな」
============================

・・・。

おい、ワッキー・・・。
お前、いってることが意味不明だぞ・・・。

なんで寝ている愛人を殺すのにわざわざセックスに誘うんだ?
お前には論理ってものがないのか?


============================
とんでもない、と菊治は叫ぶ。なんと愚劣なことを考えるのか。そんなためにセックスするわけがない。
============================

そう、崇高なセックスを人殺しのために利用したらバチが当たる。

・・・性のエリート菊治さん、そういう解釈でよろしいですか?


============================
あのときは二度目でかなり疲れていたのに、冬香が「欲しい」といって寄り添い、「もう一度、ください」と菊治のものを握ってきたからなかに入っていったわけで、誘ったのはむしろ冬香のほうである。「お前がセックスに誘って殺した」とは心外だ。
============================

あの晩、トイレから戻った菊治に冬香は「怖い」といって寄り添い、「ください」「あなたとつながっていたいの」といって迫りましたが、ものを握りまでしたかどうか・・・。

とはいえ菊治はたしかに自ら冬香を誘ってはいません。
まだ欲しいのかと呆れ、そこまでせがまれてはと乏しい余力を振りしぼって、半ば渋々入っていったのは事実です。
すなわち、


あのとき、菊治がトイレに立たなければ・・・。

あのとき、菊治のあそこが勃たなければ・・・。



いったい、この物語はどう展開していたでしょうか。
大いなる歴史のⅰf ですが、とにかく菊治はトイレに立ち、戻ってきて冬香にせがまれて、あそこは勃ってしまったのです。
菊治が冬香を殺してしまい、いま原宿署の留置場にいるのは、二つの条件が重なった、運命のいたずらともいえるでしょう。

まさに「後悔先に立たずしてち○こ先に勃つ」、得がたい歴史の教訓ともいえるかもしれません。


・・・って、


なにが大いなる歴史だよ!

どこがどう教訓だよ!



記者、自分で書いて自分で突っ込んじゃいましたよ。
まったく、お下品な伏せ字まで使ってなに言ってんだか・・・。


で、歴史の教材になっちまった菊治は、刑事にきっぱり訴えます。


============================
「絶対に、殺す気なんかなかった・・・」
============================

相変わらず、「・・・」つきの「きっぱり」ですが・・・


============================
「なかった?」
「もちろんです」
「殺す気がないのに、どうして殺したんだ?」
「殺して、といわれたので・・・」

============================

殺す気になってたんじゃねえかよ!


馬鹿だなあ菊治、ついうっかり口を滑らしちまって・・・。

ほら、ワッキー、有能なんだからそこ突っ込んで。


============================
「女がどうして、そんなことをいうのだ…」
============================

流すなよ!

殺意を立証する有力な証言じゃねえかよ。

「殺す気はなかったけど、首を絞めてたら死んじゃいました」と「殺してといわれたから殺しました」は大違いなんだからよ!


まあたしかになんで女がセックスの最中に「殺して」っていうか納得できねえだろうけどよ・・・。
ずっと読んでる記者たちだってわかんねえんだからよ・・・。


============================
無駄な弁解かと思うが、そっといってみる。
「多分、かったから…」

============================

あー、たしかにいっても無駄だね。
力説しても無駄だから、そっといってみたのは正解だね。


============================
刑事が激しくテーブルを叩く。
「そんなことで、死にたいと思うかっ」
呆気にとられる菊治に、刑事が続ける。
「いい加減なことをいうな、真面目に答えないと、大変なことになるぞ」
============================

ワッキー、お前さあ・・・

率直にきいちゃうけどさ・・・



無能だろ。


それもかなり。

まずさ、犯人が取調官を馬鹿にしていい加減なことをいってるのか、マジで電波野郎なのかの区別はできんといかんよ。
電波野郎を否定すると、ますます頑なに殻に篭っちゃうからな。

まあ、テーブルを叩いて怒鳴りたい気持ちも分かるけどな。
読者は新聞読んでるだけでもいつも呆れてたのに、忙しいなか上司や検察も納得する調書つくんなきゃならん立場としては、そりゃあ冗談じゃないだろうよ。


だけどさ・・・


安っぽいよ、怒り方が。


いまどき、いるかあ?
「真面目に答えないと、大変なことになるぞ」なんて脅す刑事・・・。
相手はふざけた中高生じゃないんだからさ・・・。


そもそもワッキー、なんで「事情があったのでしょうから、正直に話してください」なんて紳士的な三十代後半の設定で登場しちゃったかなあ・・・。
先生が署に取材に行ったときに、署内の設備や刑事手続きを説明してくれたのがそういう刑事さんだったのかなあ・・・。
でもさすがに実際に取調べは見学させてもらえなかったから、あとは昔見たテレビドラマを思い出して書いちゃったりしたのかなあ・・・。

こんなことなら、初めから菊治と同年輩のいかにも叩き上げって感じの刑事にしておけば違和感はなかったのに・・・。


あ、そうか、明日から設定を変えちゃえばいいんだ!
ワッキーは菊治と同年代の、叩き上げで強面で角刈りの刑事さんだったんだ!
なあに、いつものことだから問題ないよ!


・・・と思ったけど、挿画が出ちゃったからなあ。
今日なんてこんな感じで怒っちゃってたもんなあ・・・。




ワッキー怒る
「そんなことで、死にたいと思うかっ」
挿画:小松久子先生とにっけい、夢のコラボ




ああ、ごめんなさい、小松先生!
記者、とっても尊敬してるんです!
一度コラボしてみたかったんです!




※画像は23日付挿画を記者が改変
※関係者の皆様、ここはひとつオトナの器量で大目に見てください・・・。
いいね!した人  |  コメント(92)  |  リブログ(0)
2005年09月27日

上場会社NTTに学ぶ教訓 -邪道?-

テーマ:企業・財務・投資
コラム「一目均衡」 編集委員 末村氏 -17面-

現行法におけるNTTの政府保有株の放出が完了(持ち株比率は3分の1)した。NTTの上場来の投資収益は同じ期間の日経平均株価採用銘柄を大幅に下回っている。
政府はNTT株売却で15兆円近い資金を手にしたが、マクロ的にみれば国(国民)全体が得をしたわけではない。民営化しなければ経営悪化で国民負担も発生しただろうし、政府は創業者利潤を得たということでよしとすべきなのか。
投資家の視点でのNTTの問題点は、公益企業に成長株の夢を託して高値で買いすぎたことと、子会社を上場させてNTTの株主価値を流出させたことだ。
歴史を顧みれば、安定した業績と配当の利回り株(株価に対する配当金の額が比較的高い株)こそ一般投資家にふさわしく、値上がり益を狙う投資はプロのベンチャーキャピタルなどに任せるのが正常な姿だ。
売却予定子会社をぶらさげる郵政民営化法案の仕組みもNTTとウリふたつだが、業種や環境の差もあり、同じ間違いを繰り返しはしないだろうが、投資家は株主投資の王道は配当利回りであることを心しておくべきだろう。


どこをとらえどころと見るか悩ましいコラムでした。
公益企業たるNTTに成長企業としての夢を託して高値を買ったのは間違いで、いずれ似たような公益企業の郵政会社も上場してくるが、一般投資家が株式投資をするなら値上がり益など狙わず、地道に配当利回り株に投資すべきだ、という解釈でよいのでしょうか。

微妙に違うような気もしますが、なんだかどうにもうなずけません。

たしかに通信事業は公益にかかわる事業ではありますが、だから成長事業でないというのはまったく関係のないところです。
民営化され、参入障壁も下がり、近年ではソフトバンクなども参戦してむしろ過当競争気味となってうま味こそ薄くなっているものの、「通信」という事業分野自体が成長しないと考えている方はおそらく少ないでしょう。その意味で、今から上場の時点を振り返ってみても、夢を追う価値のある成長企業ではありえたわけです。
また、コラム中でも「収益力は現在も堅調」と認めていますが、その点でもけっして中身のまったくない企業の株価をもてあそんでいたわけではありません。

株価が下がった今「夢を託し高値を買いすぎた」というのは結果的に間違いとはなりはしましたが、数年前の一部ⅠT企業への投機のようにその時点でも明らかに無謀だったわけではなく、「問題」というのは違うのではないかと思います。

もうひとつうなずけなかったのは、配当利回り投資を株式投資の王道といっていることです。
安定した業績の高配当株への投資、これはひとつの有力な投資スタイルだとは思いますが、それこそが王道であると言明されるのはどうでしょうか。

一日に何度も回転売買するデイトレーダーのような投機は別として、記者は値上がり益を追及するのもまた間違いなく株式投資の王道であると思います。
マクロ環境や個別の特性から企業の成長力を分析して投資する、そういうと難しそうですが、平たくいえばその企業がみんなが思っているより成長すると思うから「買い」、それが株式投資の王道でなくてなんでしょうか。
この投資スタイルを一般投資家にとって王道ではない、まるで邪道であるかのようにいうのは理解に苦しむところです。

そもそも機関投資家ではとりづらいリスクも取れるのが個人投資家です。
一般投資家は安定株を買うべきだ、ではマーケット本来の機能が損なわれます。
値上がり益狙いはベンチャーキャピタルに任せろといっていますが、本来ベンチャーキャピタルは上場前に投資して値上がり益獲得を図るもので、上場後の受け皿(イグジット=出口=資金の回収方法)がなければベンチャー投資などできません。

「退職金など、老後の資金は安定した高利回り株で運用を」

定年も遠くない編集委員さんが同年輩に向けてそう主張したいのならわかりますし、そういう世代の方向けのセミナーなら記者もあえて反論はしませんが、日経の財務面で「一般」投資家向けとして主張されると、反論したくもなるというものです。


あ。
それともあれでしょうか。
日経新聞はインサイダーに近い情報が多くて、執筆にかかわる方の株取引が厳しく自主規制されていて、知人・友人や飲み屋のママまでみんなが「最近、株でもうかっちゃってさー」というのに、もっと上がる株を知っているご自分が短期で値上がり益を狙う投資ができないのが口惜しくて、「みんな落着け、のんびり投資しろ」と訴えてらっしゃるのでしょうか。

それなら記者、よーくわかります。

他人の資金を運用するお仕事、利益相反などの関係で個人の株取引は届出やら保有期間規制やらでかなり面倒ですし、痛くもないハラを探られるのはゴメンということで、まずもってやっておりません。
友人達と株高の話になることもありますが、この株高の直接的な利益をまったく享受していない記者、儲かった話をきいていると不機嫌になりかねません。


そうか、そうですよねえ、末村さん。
やっぱり個人投資家はちょっとした値上がりなんかで一喜一憂せず、配当利回りを見て長期で投資すべきですよねえ・・・。

ということでみなさん、本紙は株高の記事を取り上げることもありますが、コメント欄に嬉々として「住金で50万円儲かったー」とか書きこむのはやめましょう。
あ、もちろん、「この儲かったお金でぱーっとオフ会開きませんか?」ってんなら話は別ですけどね・・・。



※いや、本気で「儲かった」と書き込むなといっているわけではありません。ありませんよ・・・ありませんが・・・ありませんってば!(涙)
いいね!した人  |  コメント(17)  |  リブログ(0)
2005年09月27日

今日の愛ルケ(#323)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



病葉 五

取調べには記録係がつくことはあまりなく、ほとんど脇田刑事がききながらワープロを打った。きびきびした質問やワープロを打つ速さからも、彼が有能な刑事であることがわかる
多くの事件と違い犯行の認否には問題がないが、犯行の実際や、理由は複雑だ。
「なぜ、殺したのだ?」
ストレートにきかれるが、一口ではいえない。
「間違いなく、殺したのだね」
「はい…」
「じゃあ、殺した理由があるだろう」

殺す気は毛頭なかったのに、気がつくと冬香は死んでいたのだが、わかってもらえるか。
答えあぐねていると、刑事は菊治が逮捕の翌日に描かされた、正常位で両手を女の首に当てている絵を取りだす。われながら下手で粗末な、描かされることも屈辱だった絵だが、それを見ながら刑事は、この形でいいのかと確認する。
見たくないが、刑事はその絵を指さしながら、「ここを、思いきり圧しつけた」「どれくらい、圧したのだ?」ときいてくる。
菊治が考えて、「一分か、それとも二、三分か…」とつぶやくと、途端に刑事は鋭く叫ぶ
「自分が殺したのに、わからないのかっ・・・」


ぜーんぜんダメじゃん、ワッキー・・・。


もう、がっかりですよ。
機械音痴の菊治が感心するワープロ技術がどの程度のものかはしりませんが、質問がきびきびしてるっていってますけど、きびきびっていうより、なんか急に高圧的になっちゃってますよねえ。二十近くも年下だってのに、前話の紳士的な態度はどこへいったのでしょうか・・・。

ていうか、この言葉づかい・・・


「なぜ殺したのだ?」
「間違いなく殺したのだね?」



あんた、翻訳モノの推理小説読みすぎだろ、ポワロとかホームズとか。
あるいは西村京○郎とか。

だって、見るからに年上のおっさん相手にこんな言葉づかいするって、いかに取り調べの刑事といえども考えにくいですよ。
冬香の言葉づかい並みに変です。


しかしそんな風に殺した理由を聞いているかと思いきや、あっという間に気が変わって、今度は殺した状況の確認です。
そんなあちこち質問が飛んでいて調書をちゃんと取れるのか不安ですが、とにかく菊治の描いたお粗末な絵を取り出して質問です。


「こ、この形で、いいんだね・・」









菊治の手描き
菊治の絵心




はは、なるほど、こりゃ下手でお粗末だ。

はは、ははははは・・・

は・・・?

え?
にっけい、お前も相当下手だなって?

いやいや、これは菊治のイメージですよ。
それにPCのペイントつかって大急ぎで描いたんですから・・・。
加減が難しくて描きにくいんですよね、マウスって・・・。

え?
じゃあ鉛筆で描いたやつをいつもみたいにスキャンすりゃいいだろって?

うううっ、そんなに追い込まないでくださいよ・・・。



と、とにかくワッキーの尋問に戻りますが・・・


「どれくらい、圧したのだ?」


相変わらず高圧的な尋問に考えて答える菊治、


「一分か、それとも二、三分か・・・」

「自分が殺したのに、わからないのかっ・・・」




・・・いや、ほんと残念です。
この程度でキレていたら、菊治の相手はつとまりません。
こいつの一人疑問口調に苛立っているようでは、まともな取調べはできませんよ。
これからは鬱陶しいしゃべり方だけでなく、もっと鬱陶しい「中身」をきかなきゃならんのですから。

それになんでしょうか、この

「わからないのかっ・・・」

って。

「かっ!」って勢いがあるんだか、「か・・・」って語尾を濁してるのかわかりませんよ。
音読するのが難しいったらありゃしない。


とにかくこんなんじゃあ、ワッキー、残念ながらカツ丼はお預けですね。
お腹をすかして苛立っているのかもしれませんけど、自腹で注文とってください。


いや、苛立ってどうのこうのっていうより、先生・・・




ワッキーのキャラ設定、もう忘れちゃったんですか?



挿画:小松久子先生・・・なわきゃありません。
いいね!した人  |  コメント(118)  |  リブログ(0)
2005年09月27日

ハリケーン多発 命名リスト尽きる? -荒くれ-

テーマ:国際・海外
今シーズン 残り4つ -26日7面-

ハリケーンを含む北大西洋の熱帯低気圧(最大風速17㍍以上)が多発していることから、世界気象機関が今年のハリケーンシーズン(6月1日-11月末)用に用意した21個の命名リストが尽きてしまう可能性が出てきました。
リストには男女の人名21個がアルファベット順(Q、U、X、Y、Z除く)に並んでおり、「リタ(Rita)」は17番目。残りはスタン(Stan)、タミー(Tammy)、ビンス(Vince)、ウィルマ(Wilma)の4つしかありませんが、今年の大西洋は例年より海水温が高く、ハリケーンが多発しやすい状況が整っており、専門家は1933年の21個を超える可能性が十分あると見ています。
リストが尽きた場合はギリシャ語のアルファベットを利用して、「アルファ」「ベータ」「ガンマ」・・・と名づけられる予定です。


ハリケーン「リタ」の被害は幸い小さくてすんだようですが、とにかく今年はハリケーンの当たり年のようです。
なんせ想定していた名前を使い果たしてしまうくらいっていうのですから、例年の常識を超える発生数であることだけは間違いありません。

さて、太平洋のアジア地域で発生する台風に名前がついていることやそのルールは昨年のトカゲ台風の記事で紹介しましたが、北米のハリケーンのネーミングのきまりについては記者も初めて知りました。
てっきり、台風のそれと同様にいくつかきまっていてぐるぐる使いまわしているのかと思っておりましたが、律儀に毎年決めているとは驚きました。
それも毎年21個で足りなくなったらギリシャ語のアルファベットとは。

なんか、そうやって足りなくなって名前をつけた「アルファ」とか「ベータ」とかに限って大暴れしそうで嫌な感じですが、しかし個人的に警戒しているのはこいつです。

「ビンス(Vince)」

ハリケーン「スタン」が発生して「ウィー」と雄たけびをあげながらテキサスに上陸するかも気になるところですが、とんでもないという意味ではマクマホン・ファミリーのドンの印象が強い「ビンス」のほうが捨て置けません。あと3つ熱帯低気圧が発生すれば「ビンス」誕生となるわけで、それがハリケーンとなって上陸してあの悪徳オーナー同様、ひどい活躍をしてしまいはしないかと今から不安で・・・

などと言っては見たものの、最近WWEを見てないんで誰がどうなってるかさっぱりわかりません。
ロック様はどこへいったのだろう、ステフとトリプルHはどうなったのだろか・・・なんて、ハリケーンとはまったく関係ない話ですね。

とにかく、やがて発生するかもしれない「ビンス」が、息子のシェインのような腰抜け熱帯低気圧であってほしいものであります・・・。



・・・などとややマイナーなネタで無理やりまとめようとしましたが、要はハリケーンのネーミングにまつわるトリビア的な記事でした。



※アメプロにまったく興味のない方、申し訳ありません。



【追記】

コメント欄にて、ハリケーンのネーミング・リストは毎年決めるのではなく、6種類のリストを年毎に順番に利用するのだという情報をいただきました。
ありがとうございました。

日経新聞もそのあたりきちんと教えてくれればよかったのに・・・。
いいね!した人  |  コメント(14)  |  リブログ(0)
2005年09月26日

万博はなぜ成功したのか -なぜ?-

テーマ:経済
強いリーダー企業の推進力 -26日5面-

愛知万博が想像以上に成功したのは、日本国際博覧会協会長に日本最強の企業であるトヨタの豊田章一郎しを頂き、顔をつぶさないためにも数多くの会社が協力したからだ。
寄り合い所帯であっても、目的達成のためのリーダーシップがはっきりし、そのリーダーが期待通りに責任を持って先頭を走ることが、成功の原則である。
ジリ貧の日本の半導体の共同事業がもうひとつ成功していないのは、この単純な原則が忘れられているからではないか。


やや意訳気味ですが、こんな感じのやや長編コラム「核心」、万博の大成功と半導体事業の低迷を結びつけるあたりは、ややタイミングを狙いすぎの感はあるにしても、ふんふんなるほどと面白く読みました。

ただ、結びの章では下り坂を転がる日本の半導体産業をマージャンに喩えていますが、マージャンを知らない人にはさっぱりわからない喩え方で、それもやや唐突で強引な気がしました。

「まず事業モデルが水平分業・グローバル化に対応できず、振り込んで負けた」

これは自滅した、ということでしょうか。
続いて、

「さらに設備投資競争に遅れ、サムスン電子など相手につもられて負けた」

これはモタモタしているうちに敵に出し抜かれた、ということでしょうか。
しかし、マージャンの勝ち負けは運に左右されるところも小さくありませんが、半導体事業の敗因は明らかに戦略の失敗だといえるでしょう。
ふりこんだ、つもられたというよりも、むしろ「牌の流れを読み誤った」というところかもしれません。

「このままでは復讐戦の卓を囲まずに負ける公算もある」

とさらにマージャンに喩えてから、「一ラインの設備投資だけで三千億円規模になる勝負に挑むならよほどのリーダーシップが必要だ」と最後に「リーダーシップ論」に戻って結んでいます。

記者があえてマージャン風に補足するなら、「極めて高い“場代”に見合う“レート”であるのかの判断も必要」ということになるでしょうか。
巻き返して仮に韓国勢などと互角以上の勝負をできたとしても、ライン一本数千億円という高い投資リスクに見合うだけのリターンがあるのかどうかの見極めも必要だということです。

ほんとにジリ貧となりつつある日本の半導体産業、企業の垣根を越えた集約はかなり進んでいます。
徐々に従来型の折半出資型から事業売却型なども増えていますが、ハイテク王国ニッポン復活を目指し、より強いリーダーシップが期待されるところでありましょう。

ところで、ほんとにどうでもいいことなのですが・・・


核心



執筆者の西岡さん、戦前派ですか?

「・・・不協和音を抑へワシントンの・・・」って、なんで旧仮名遣い?



画像:日経記事
いいね!した人  |  コメント(22)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >> ▼ /

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。