願い | 鈴とEveryday☆

鈴とEveryday☆

重症新生児仮死、低酸素脳症、人工呼吸器使用。
そんな鈴さんと生きる道。
   

久しぶりの入院の病名は 「低アルブミン血症」 「心不全」でした。

アルブミンが低下しており、血管の中の水分がぬけて、心臓がポンプの役割を

果たせていない状況です。

原因は、はっきりと分かりませんでしたが、栄養不足が一番の原因でした。

 

呼吸状態が安定していたので、気にはなりながらもそのままでいましたが異変はありました。

心拍が高くなってきたことが始まりでした。甲状腺ホルモンの関係かなと様子をみることに。

学校で心拍が低い低いと言われなくてもすむわ。ぐらいに思っていました。

 

下痢といっても、水溶性の下痢ではないのですが、明らかにうんちの回数が多く

一回量が大量で、注入したものがそのまま出てるんじゃないかというぐらいでした。

でも、腸は栄養吸収がいいと聞いたことがあったので、大丈夫だろうと思ってましたが

ミキサー食をかためにしてみたりしました。

 

ある時ふっと、鈴さんの手を見た時、とても大きくなったと感じました。

「鈴ちゃんも成長してるんですよ」と言われ、そんなことにも気づけないほど

日々の生活に余裕がなくなっているんだなぁと、悲しくなりました。

ごめんねと何度も手をさすったものでしたが、今思えば、むくんでいたのでした。

 

もともと低体温の鈴さんでしたが、あたためてもあたためても

体温が上がりにくくなりました。一晩中電気毛布であたためても、35度台。

新しい電気毛布にかえてもダメでした。

 

顔が白く感じることがあり、体温が低いせいかなと思っていましたが

入院して分かったのが、貧血でした。

また、ウエストにくびれができてきたのも、思春期の体形変化か?!と

思っていたけれど、栄養不足で痩せていたのでした。

 

 

久しぶりの入院なのに、ヤクルトスワローズの選手の慰問や不定期に来てくれる

ピエロさんから風船をもらったりしてなかなかラッキーな鈴さんでした。

 

入院中、髪を洗ってもらった時も、たくさん髪がぬけていましたが

退院後さらにぬけて、二つに三つ編みをする束が見るたびに少なくなっていました。


このお正月、ゆっくり鈴さんの頭を見た時、驚きました。

前髪と三つ編みをしている部分しか長い髪がなかったのです。


髪がぬけるような抗生剤をつかったわけではなかったと思うので

ストレスと今回のダメージなんだと思います。


三つ編みをする部分に長さの違いがあるので、髪を切りました。

こんなわずかな髪の毛を切るなんて。せつなくなりました。


それでもぬけてしまった後頭部には、新しい髪の毛が生えてきています。

入院中、胃ろうに戻してもらい、栄養状態も落ち着いてきたのか

年明けぐらいからはやっと鈴さんらしくなってきました。


鈴さんとの時間を大切に過ごしたい。 


ただそれだけ・・・・なのに。