その時彼は吠えた | しかしなんやね

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人生いろいろって訳ですね

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ちゅうわけで先日の話になるが、グループCPUなるコンベンションにて真・女神転生なるシステムでゲームマスターをやって参りました。


で、そこでこの度長いGM人生で初めて参加者に怒鳴ってしまうという失体をしてしまった。

ここで注意したいのはこの出来事自体は後悔も反省もしておらず、むしろもう少し糾弾してもよかったんではないかと逆に反省しているという事です。

たしかに周りの方には迷惑をかけてしまいましたのでその点は謝罪したい。


経緯は結局最近特に増えたよくあるプレイングスタイルに対する憤怒が今回のそのプレイヤーのあまりにもガキっぷりに、他の能動的にシナリオをおもしろくしようとしてくれた方々に申し訳なかったと言わざるおえない対応をしてしまったという事だろうか。


彼はたしかに能動的に参加しようとした。

幼なじみを救おうとしようとしていたのかも知れない。

しかし、それがすべて彼の独りよがりで周りを見ていない非常にチープな衝動での行動だといい年した大人だったら一目瞭然で解る行為を、もう二十歳も過ぎて社会に巣立っていそうな若造がやっていたという点に正直大人として怒りを覚えてしまった訳だ。


そう、この辺は自分もなんだかんだで年を重ねているのかも知れない。

自分自身もまだまだ未熟で周りに迷惑ばかり掛け、それをなんとかしようと頑張っているのにという釈然としないこれまた独りよがりな感情からの行動だったのかも知れない。


だが、多少感情輸入が強くそれでいてそれを客観的に演じて物語を紡ぐことが真骨頂のこの遊びに参加しているのに、それが先も見越していない場当たり的な行動で、しかもダイス目をごまかしたり発言を随時撤回したりとゲームとしての側面すら無視する行動を多々行い、さらに比較的現実的に処理しそれを他のメンツはそれを打破する工夫をしてなんとか有利に運ぼう努力しそれをまた達成感にしているのにそれをすべてマスターの配慮ミスと決めつける発言や、自分の思い通りにならないジレンマを、それを打破しようと他の方々は画策して行動していたのに、その鬱憤をマスターのNPCや自分とキャラクターがかぶっているが為にことごとく見せ場を奪っていったプレイヤーにキャラクターというものを仲介に罵詈雑言をまき散らし、ついには勝手に自害しそれを汲み取ってあげたのに

「いや、刺しどころによっては生きている事もあります」

「なんでやねん」

「そのつっこみ待ってました」

などといいやがるもんだから思わず

「やんやおどれナメとるンか!表に出ろや」

などと他の方々が楽しくゲームをする場所で怒鳴ってしまった訳だ。


・・・これがなんちゅうか不思議に、短絡的に切れた訳でもなく、ただただこのガキになめられたらあかんなとかここでシメとかな調子にのるなとかそういった考えが脳裏に巡っての行動だったのがなんか自分も未熟ながら社会的な施行が働いたのだろう。


そして、彼の病的心理、たとえば幼なじみが狙われているからと尾行し撮影するという発言に

「じゃぁ、四六時中見る訳だね」

「ええ」

「ちゅうことは風呂は言ったりなんかするときも撮影するわけだ」

「それはさすがに見てません」

「じゃぁ意味無いじゃん・・・でも全部撮影してるんだね」

「はい」

「で、それをどうやって判断するの」

「それを見て判断します」

「じゃぁ、見とるんや」

等という非常に場当たり的な解答ばかりが目立ち、その行動自体に彼は気づいていないという点が非常に病的な感覚を覚え、しかもそれがキャラクターとして演じ動いているという感じがしない点が印象的だった。


ただ、その彼の短絡的な行動が結果他の参加者達の動きに大きく影響を与えていたのは事実だ。


ま、ここで故人に対する愚痴をこぼしても仕方ないのでこの辺にしておきますが、とにかくこのレベルは珍しかったが、そうでなくてもなんかこのような短絡的な思考で動いているプレイヤーに限ってなんちゅうかゲーム歴だけは長いというパターンができあがりつつあるなぁなどと考えている次第です。


通常想像力をもって楽しむ筈の遊びなのに、その一番大事な想像力というものが社会人レベルで欠落している方が多いような気がする。


自身すら気にしているのに、その自身が心配するぐらいのレベルの方々が増えている。


そんな現状を憂いずにはいられないセッションでした。


・・・さて、来週は埼玉県でゲームするか。


でわでわ