新宿三丁目~四ツ谷散歩 6月20日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は20日(土)に開催しました東京お散歩教室

新宿三丁目~四ツ谷散歩 」の様子を簡単にご紹介します。


出発は新宿三丁目駅から。




新宿三丁目にある新宿末廣亭。

新宿末廣亭は、都内に4軒ある落語定席の一つ。

建物は昭和21年に再建された木造建築で、客席は1階と2階合わせて313席あり

椅子席と桟敷席が設けられています。




新宿五丁目にある花園神社。

花園神社は、倉稲魂命・日本武尊・受持神をご祭神として祀る新宿の総鎮守。

徳川家康が江戸に入った天正18年(1590)には、既に存在していたといわれ

内藤新宿が開かれて以来の街の守り神として、境内は常に参拝客で賑わっています。




花園神社の境内社として祀られている芸能浅間神社。

社のまわりには、芸能関係の奉納者の名前がずらりと並んでおり

八代亜紀さんが奉納した社号標や、藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」の

歌碑も立っています。




新宿二丁目にある浄土宗の寺院「正受院」。

境内にある子育老婆尊堂の中には、頭から肩にかけて頭巾状に綿を被った

「綿のおばば」と呼ばれる奪衣婆像が祀られています。

また、隣には、和裁で唯一人間国宝となった小見外次郎の胸像と針塚が並んでいます。




新宿二丁目にある太宗寺の閻魔像。

太宗寺は、元は太宗という僧が慶長元年(1596)頃に開いた「太宗庵」という草庵が前身で

現在の新宿御苑一帯に下屋敷を構えていた内藤家の信望を得て

後に内藤家の菩提寺となった浄土宗の寺院。

閻魔堂に祀られている閻魔大王の木像は、文化11年(1814)に安置されたもので

「内藤新宿のお閻魔さん」として、江戸時代から人々の崇敬を集めています。




太宗寺の塩かけ地蔵尊。

願掛けの返礼で塩をかけられた全身塩まみれのお地蔵様が

不動堂の横に安置されています。




四谷四丁目にある東長寺。

東長寺は、文禄3年(1594)に雪庭春積が開いた曹洞宗の寺院。

開創四百年記念事業として建立された近代的な伽藍には

本堂前の回廊に囲まれた部分に水を張った「水の苑」と呼ばれる墓苑があります。

また、地下には「カフェきあん」という喫茶室があり

こちらではワークショップや各種イベントも行われています。




東長寺参詣後、山門の前で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました(^-^)/




四谷四丁目にある私お気に入りの階段坂。

途中で折れ曲がっていて、先が見えないところも魅力的です(笑)





廃校となった四谷第四小学校の校舎を再利用した「四谷ひろば」。

四谷ひろばは、地域住民中心のボランティアなどが自主管理・運営する「地域ひろば」

NPO法人市民の芸術活動推進委員会が運営する「CCAAアートプラザ」

認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が運営する「東京おもちゃ美術館」の

3団体が協働で運営する都市型コミュニティー施設。

平成20年4月より運営が始まり、地域ひろばでは、「世代を超えた交流の場」

「地域住民による地域貢献活動の場」、「地域文化の発信拠点」を目指して

サロン事業・施設の貸出事業・各種主催事業が行われています。




安禅寺の「たんきり子育地蔵尊」。

安禅寺は、愛住町にある天台宗の寺院。

祀られている「たんきり子育地蔵尊」は、子供の咳や、喘息で痰が切れない老人が

信仰すると効能があるといわれています。




舟町にある浄土宗の寺院「西迎寺」。

西迎寺は、延徳2年(1490)に太田道灌の菩提を弔うために江戸城紅葉山に開かれた

西光院を起源としており、寛永12年(1635)に現在地に移転。

境内に安置されている元禄7年(1694)造立の青銅製の阿弥陀如来坐像は

江戸の名鋳物師といわれた椎名良寛の手によるものです。





四谷三丁目にある消防博物館。

消防博物館は、消防の歴史と活動に関する資料を展示しているミュージアム。

正式名称は、「東京消防庁 消防防災資料センター」です。

江戸の消防に関する錦絵・瓦版・古文書・消火道具や、明治時代から現在に至るまでの

消火ポンプ・防火衣・消防活動資機材など、実物を中心とした資料が多数展示されており

消防ヘリコプターのコックピットに乗ることもできます。




消防博物館を見学した後は、「和菓子処 大角玉屋 四谷店」 でお買物タイム。
この日は残念ながら、名物の「いちご豆大福」は既に売り切れ。

皆さん、他のスイーツを買い、この後立ち寄った「策の池」の畔で試食会をしました。




荒木町に鎮座する金丸稲荷神社。

金丸稲荷神社は宇迦能御魂大神を祭神として祀る稲荷神社。

天和3年(1683)、美濃国高須藩主松平摂津守がこの一帯を拝領したときに

藩主の守護神として奉斎されました。

伝承によると、度重なる江戸の大火や震災の被害を免れたといい

昭和20年5月の空襲では、町は焦土と化しましたが、町民に死者は出ませんでした。

こうしたことから、荒木町の守り神として崇敬を集めています。





荒木町の階段坂。

荒木町は、大きなスリバチ状の窪地がある、地形マニア垂涎のスポット(笑)

窪地の縁には、底部に向かって下りる階段坂がいくつもあります。




荒木町のスリバチ地形の最底部にある「策の池」。

徳川家康が乗馬用の策を洗ったことが、名前の由来となっている策の池は

昔は、「十二社の滝」、「目黒不動の滝」、「王子の名主の滝」などと並んで

江戸八井の一つに数えられていました。

しかし、今では湧き水も減り、埋め立てが進んだため

住宅街の中に、わずかな痕跡を残すのみに。

池の畔には、古来よりあった弁天祠を昭和31年に遷座再建した

「津の守弁財天」が祀られています。





荒木町散策の後、三栄町や坂町をぶらついて、四ツ谷駅前に出て、お散歩は終了。




その後、ご希望された皆さんと打ち上げ懇親会で盛り上がり、解散となりました。


ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。


それでは、次回のお散歩も、どうぞよろしくお願い致します。


東京お散歩教室は、「試しに一度だけ」という方も大歓迎。

おひとりさま参加が中心の、和やかムードが自慢のお散歩団体です。


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com