河原町丸太町・ランゼン | 酒リーマンのフードライフat京都

酒リーマンのフードライフat京都

京都のお酒&おつまみが大好き!お酒を愛する酒リーマン。青年よ、大酒をいただけ!


久々にワールドワイドなエスニック料理のお店を開拓篇です。

前回はだいぶ経っちゃったけど、トルコ料理のお店 でしたね。


今回はなんとチベット料理!!これはなかなか珍しいでしょ?

京都では有名な「ランゼン」さん。


サイトを拝見してそのステキなお店の内装を見て一発で決めちゃいました。

さぁ、人生初のチベット料理、いただきまーす!!



酒リーマンのフードライフat京都-店内   酒リーマンのフードライフat京都-ツリー


お店に入るとおそらくはチベットご出身だと思われる女性がお二人。親子でしょうか。

温かくも優しく出迎えてくださいました。


すごくお上手な日本語で、この時点でもうすっかりほっこり気分。


店内もご覧のようになんとも温かみのある色調で統一されてまして、

まさにチベットのご家庭に招待されたかのような雰囲気です。


クリスマスのオーナメントも素敵。この記事もなんとかクリスマスに間に合いましたよ。



酒リーマンのフードライフat京都-ボルドー


世界のごはんをいただく時はその土地土地のお酒をいただくが楽しみの一つですが、

チベットのお酒っていうのはないのかな。


この日はワインをいただきました。ピノ好きのボクには珍しくボルドータイプで。



酒リーマンのフードライフat京都-スープ


最初に登場したのはこちら「だんご入りスープ」。

さぁ、初めてのチベットの味。どんな味わいなのでしょう。



酒リーマンのフードライフat京都-スープ


うん。すごく優しい味わい。

お店の方の人柄がそのまま出たかのようななんともほっこりする味わいです。


全体に水餃子のようですが、おだんごは小麦粉だけで中身は確かなかったような。

フニフニした食感がいいですね。


チベットでは小麦粉自体が貴重なので、これはかなりのごちそうなのでしょう。



酒リーマンのフードライフat京都-辛いの


こちらは「スピン」とか「セピン」とかおっしゃっていましたが、とうがらしです。

チベット料理自体は辛くないそうなのですが、お好みでこちらを付けていただくことができます。


これが結構辛い!

優しい味わいをそのままいただいて、後でこちらをつけてと、2倍楽しめますね。



酒リーマンのフードライフat京都-ギョーザ


こちらがチベット料理として有名な「モモ」です!!


直径7~8cm程の大きさで、見た感じは肉まんみたいですね。

「チベット風ギョーザ」になるんですって。



酒リーマンのフードライフat京都-おいも


こちらがじゃがいもの方。



酒リーマンのフードライフat京都-お肉


そしてこちらはお肉の方。

この野菜が結構ハーブ系で独特の風味を演出しています。


こちらもすごく優しい味わいですね。

さっきのとうがらしをつけていただくのもまた一興。



酒リーマンのフードライフat京都-主食


「パ」とおっしゃっていましたが「ツァンパ」というものです。

チョコレートかスナックみたいですけど、これがチベットの主食なんですって。


大麦とバター茶で造られたもの。後でも出てきますがこのバター茶ってのがポイントですね。


チベットは当然高原に位置するので食材はそんなに豊富ではないわけで、

特に小麦はなかなか手に入らないのでこの大麦がメインになるのですって。


実はこれ、結構重さがあって、しっとりしているんです。

ただし食感としては粉っぽいというか、食べるとポロっと崩れるかんじですね。


バター茶によるお茶感があってなんとも不思議な味わいでした。



酒リーマンのフードライフat京都-豚角煮


続いて登場はシチューが2品。

こちらは豚肉のシチュー。角煮ですね、いわゆる。



酒リーマンのフードライフat京都-豚角煮


とろとろに煮込まれていて柔らか~っ!

味わいはやっぱり非常にシンプルで素朴な感じ。



酒リーマンのフードライフat京都-羊肉


こちらは羊肉の方。臭みとかは全くなくてこれも美味しいですね。

先ほどの「パ」と一緒にいただくのだと思いますが、これでいただくワインもいいカンジ。



酒リーマンのフードライフat京都-お祝いのご飯


ここでご飯が登場してビックリ!!「デジ」と呼ばれるのだそう。


お祝いのときにしか食べないのだそうです。

ご飯も貴重なんでしょうね。



酒リーマンのフードライフat京都-お祝いのご飯


面白いのはなんとこのご飯、甘いんですよ。お砂糖だとおっしゃっていました。


このお砂糖も非常に貴重だと思われますから、

お祝いの時だけの、滅多に食べられないご飯とお砂糖によるごちそうなんですね。


レーズンとくるみが入っているのが珍しい。



酒リーマンのフードライフat京都-カレー


合わせて出てきたのがこちらのジャガイモのカレー。

地理的にインドやネパールの影響も受けたりするんでカレーもあるのでしょうね。



酒リーマンのフードライフat京都-カレー


とはいえメチャメチャ辛いタイプではなくて、スープ感覚でいただけちゃうカレーでした。

やはり素朴でやわらかな味付けはかわりません。それがチベット料理の特徴なのかな。


ご飯と一緒にいただくことも考えましたが、

それぞれの味わいを楽しみたくて、別々に頂いておりました。


本来ならカレーなんてワインにはご法度ですが、

まぁここはそんな固いことは言わずにね。



酒リーマンのフードライフat京都-大根


最後は意外に普通で逆にビックリしちゃいましたが、大根のお漬け物。

これはチベットなのかしら!?ちょっと疑問が残ります!?



酒リーマンのフードライフat京都-バター茶


デザートターイム。こちらは名物でもある「バター茶」

いただいてみましたが、すごく薄いミルクティーのような印象。


人によって好き嫌いがあると聞きましたが、それ程の個性はなかったと思います。

そうかこれがバター茶かぁ、といったカンジ(笑)



酒リーマンのフードライフat京都-ケーキ   酒リーマンのフードライフat京都-お茶

フルーツケーキをいただきつつ、ボクの方は、えーと何茶だっけ!?

この器が素敵でめずらしく引き気味に撮影してみました。



酒リーマンのフードライフat京都-ランゼン


いやぁ、人生初のチベット料理、なかなかステキでしたね~!


たまたまこの日は他にお客さんもいらっしゃらず、ゆっくりといただくことができました。

お店の雰囲気もお二人の女性もすごく温かみがあり、優しくほっこりした気持になれます。


なんだかお料理やお酒だけじゃなくて、その周りの空気や時間までも

じんわりとゆったり味わえたような、そんなステキなお店でした。


ごちそうさまでーす!!



東京にはかなわないでしょうが、京都は国際都市なんで、

結構、世界各国のごはんを楽しめるんですよね。


またこうしていろいろとチャレンジしてみたいものです。


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チベットレストラン ランゼン

京都市上京区土手町通丸太町下ル駒之町554-3
075-256-0859

http://www.eonet.ne.jp/~rangzen/