原人父 急逝 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

8月15日、原人の父が急逝、66歳だった。

早朝に心肺停止状態になり、ビレッジに来ていた原人一家は急遽帰宅した。

夜、原人より「クモ膜下出血」で亡くなったと連絡があった。


お父さんは法政大学社会学部で「船橋晴俊研究室」を主宰していた。

高度成長の功罪にいち早く気付き、水俣病など公害問題に初めて社会学を持ち込んだパイオニアであり、非常に正義感が強く、自らの健康をも犠牲にして放射能問題にも取り組んでいた。


原人の報告では、実家横の大磯実験農園も、お父さんが社会学を越えて大きな生態系の仕組みに気付いてくれるようにとの思いもあったようだ。


「庭でやっているから見ればわかるだろうと思っていた矢先に逝ってしまいました」


両親ともに東大大学院を経て現役の大学教授、原人はその頭脳だけでなく正義感も引き継ぎ、お父さんの手助けもしようとする優しさもある。


最後にギャグも忘れず・・


「心配かけ過ぎて心肺停止・・・」

「お寺任せにせず原人が供養しようと思います」


野人も大磯の実家に泊まり、ご両親にお世話になった。

生命を脅かす協生理論の波及に原人を巻き込み、頭を下げてお詫びした。


お父さんは言った。


いやこれでいいんです、むしろ感謝しています。

息子は18で家を出て東大での研究に納得せずフランスへ渡り、世界の科学物理界を調べ尽くし、矛盾の壁を超えるべくあなたの理論に行き着いたのですから


「間違ったことは後世に伝えない」・・が原人の生き方。

お父さんに頭を下げ原人をお預かりした。

そして物理だけでなく身を守るべく水流護身術を徹底して教え込んだ。


この5年近く、お父さんよりはるかに厳しく原人を鍛え上げて来た。

原人は間違いなく世界を復元出来る世界最高峰の頭脳、誰かが見守り続けなければならない。

当分は父親代行を務めるか・・


今日まで予約が埋まり通夜にも葬儀にも行けなかったが、またあらためてお墓参りしよう。


訃報 船橋晴俊さん66歳 法政大教授

http://mainichi.jp/select/news/20140817k0000m060047000c.html

ウィキペディア 船橋晴俊

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%A9%E6%A9%8B%E6%99%B4%E4%BF%8A

船橋晴俊研究室

http://funabashi-ken.ws.hosei.ac.jp/

船橋恵子 喪主

http://www.shizuoka.ac.jp/researcher/pdf/exc17.pdf#search=%27%E8%88%B9%E6%A9%8B%E6%81%B5%E5%AD%90%27


大地の復活

http://ameblo.jp/muu8/entry-10433458102.html

右 原人父

原人家の食卓

原人に託した希望

http://ameblo.jp/muu8/entry-10433447893.html

原人の思考

http://ameblo.jp/muu8/entry-10492845935.html

原人 ソニーCSLの研究員になる

http://ameblo.jp/muu8/entry-10701852498.html