原人が入ったのは「Sony CSL」、これはソニーの研究機関で「ソニーコンピューターサイエンス研究所」の略だ。
おそらく協生農法、協生理論を世界へ波及させるのはこの研究所しかないだろう、よく探し出して社長の元に押しかけたものだと感心する。
原人はこの夏、東大の農獣医、理工学修士に次いでパリで物理学博士号取得と共にここに所属して活動していたのだが、研究員として顔写真、コメントがHPに載っていなかった。
昨日、連絡が来たので見ると・・・あった。
研究は2部門に分かれ、研究員は15人と8人、各自がそれぞれ独創的な研究をしている。
他にフランスのパリに4人、合計27人しかいない。
原人は新参者だが15人の7番目に厚かましくも割り込んでいた。
メディアにもよく登場する脳科学者の茂木健一郎氏とナターリヤ・ポリュリャーフちゃんの間に船橋真俊とある。
そこをクリックすると個人ページだが、ため息が出るから見ない方が良い。
原人は相変わらずヒゲ伸ばして、ボタンの外れた汚いシャツを着て写っていた。
しかも両手に・・トウが立って1mくらいに伸びたレタスを持って、宮本武蔵みたいに二刀流で構えているではないか。
まるで絵にならん・・
野人はガックリとうなだれたまま・・笑いを噛み殺した。
ソニーCSLの目的は何か、野人が説明するよりHPを見ていただいたほうが早い。
所社長、北野所長のメッセージが巻頭にあるが、その一部を紹介する。
この研究所は研究者にとって最も望ましい環境を提供するとともに、個人の自由意志を尊重し、新たな研究分野を開拓し、単なる模倣や改良に終わらない真に創造性にあふれた研究活動を行うために設立されました。
そして、それを通じて真の意味で国際社会に貢献することを目標としています。
・・
研究をするという事は、未来を切り開くという事であり、そこには人々の期待や願いが込められています。これに応えるには、誰も行かなかった領域に一人で立ち向かい、困難に対峙する姿勢が求められます。
我々は、世の中に独自の貢献をし、歴史の評価に耐えうる研究所となることを目指しています。
原人の研究部門の理念は最後にこう締めくくっている。
「自らの手で、歴史を塗り替えていこうという志と強烈な個性を持った研究者のための研究室」
原人はこの世界の最高機関で、生涯を賭して協生農法、協生理論を完成させ、科学的証明を成し遂げ世界を動かす道を歩き始めた。
Sony CSL
原人物語2 武士道と学者道
http://ameblo.jp/muu8/entry-10427569930.html