彼は生き物が好きで、以前から日本ミツバチを飼育、蜜の量は普通の蜂に比べると少量だが非常に美味な蜂蜜になる。
収穫するたびに大きな容器いっぱいの蜂蜜を野人に届けてくれる。
「なあんぷら」と共に以前登場した野人愛用の「はちみつう~」は彼が届けてくれたものだ。
この男は動物に限らず植物も、全ての生き物に対して優しさを持っている。
以前、このホテルで友人の女性司会者と打ち合わせがあった。
彼女はガムテープでベトベトになった瀕死のハトを箱に入れて持参、野人に助けて欲しいと言ってきた。
息子が拾ってきたハトで、羽根は悲惨な状態で助けるのは非常に困難だった。
このハトの救済を彼にまかせ、数時間の打ち合わせが終わると彼は庭で待っていた。
綺麗に処置してあげたハトを胸に抱いて、1時間近くそこに立っていたと言う。
その時の彼女の感激は相当なものだった。
飛べるようになるまでの介抱を頼むと、彼はニコニコしながら気持ちよく引き受けた。
何でもないような話なのだが、なかなか出来ることではないように思う。
羽根を修復するには相当な根気がいるはずだ。
箱に入れて置くのは簡単だが、抱いて立っていたところがこの男らしい。
一見どんくさい・・いや、実際もどんくさいのだが、野人はこの男を信頼している。
あまり体力もなく、やることも遅いのだが、きつく叱ったことはない。
今もこうやって訪ねて来たり、頼んだ植物を届けに来てくれることに感謝している。
彼は野人ブログの読者であり、熱心に協生農法を勉強している。
近い将来、彼に頼むことも増えるだろう。
全ての生き物に対する慈悲を持つ彼は、協生農法には最適の男なのだ。
2009年 1月 ナンプラーで味わう紅茶
http://ameblo.jp/muu8/entry-10158150060.html
2008年10月 日本蜜蜂の蜂蜜ヨーグルト
http://ameblo.jp/muu8/entry-10186184103.html#cbox