くもの糸(シンクロニシティ) | 神産巣日神(かみむすびのかみ)のブログ

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古来、日本では、「愛」と云う字を使わないで、「産巣日(むすび)」と言いました。「むすび」と云う言葉は、「愛」と云う言葉よりも非常に深遠な意味を含んでいるのです。ときに、神産巣日神は「造化の三神」の内の一柱の神であり、獨神(ひとりがみ)で御座います。唯々感謝。

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 さて、御承知のように、芥川龍之介の短編小説に、「蜘蛛くもの糸」があります。


 小学生のときの担任によりますと、「くも(えて、平仮名で記させて頂きました。)の糸」で服を作るには、くもは共食ともぐいするので無理とのことでした。


 「くもの糸」を繊維として用いるという話しで御座ございましょう。

 かいこまゆからとった生糸きいとが絹糸です。かいこ養殖と同じようには、養殖することが出来ないということで御座ございましょう。

 「くもの糸」は粘着力があって、織物にするのは無理とぉ考えになられるかもしれません。確かに、「くもの糸」の横糸には粘着力がありますが、その縦糸には粘着力がありません。くもは縦糸を使って移動するので、自らはくっつかないという訳です。よって、この縦糸を用いて、衣服を作ることが出来ないか、ということで御座ございますが、前述の理由で無理とのことで御座ございます。


 このブログを記しているときに、たまたま目の前に小さなくもがいました。去る10月07日(火) の「日本人の心情」のブログ で言及致しました、心理学者の中でも、スピリチュアリティ(spirituality)の傾向があるとされるユング(Carl Gustav Jung)(スイスの精神科医・心理学者)がシンクロニシティ(英語:synchronicity)(日本語訳では「共時性きょうじせい」)という意味のある偶然の一致のことを言及していますが、このシンクロニシティのようですね。(^O^)


 このくもを観察していますと、機能的に出来ていますね。

 御承知のように、内骨格を持つ動物と外骨格を持つ動物に分類出来ます。系統樹において、内骨格で、脊椎動物(発生学的に新口[後口]動物)である哺乳類で最も進化したのがひとですね。一方いっぽう、外骨格で、節足動物(発生学的に旧口[前□]動物)で、くもは昆虫ではありませんが、系統樹において、昆虫を含む節足動物は進化の先端に位置しますね。


 仮に、くもがひとと同じ位の大きさであったら、ひとの存在をおびやかすであろう、そのようなことを考えていました。自己分析致しますと、幼いときのテレビ番組「ウルトラQ」第9話「クモ男爵だんしゃく」やウルトラセブン」第18話「空間X脱出」に出てくる「グモンガ」で見た、ひとと同じ位の大きさのくもが潜在意識に入っていたようですね。ちなみに、この第18話「空間X脱出」は擬似ぎじ空間にはまるという内容で、特に印象に残っていましたので、強く影響を受けたのかもしれません。男子大学4回生のかたによりますと、この「ウルトラセブン」を再放送で見ていて、メトロン星人のことを話されてましたので、若い方々(かたがた)も御承知のことであらせられると存じ上げまして、言及させて頂きました。


 10数年前に書かせて頂きました内容に、シンクロニシティ以下のことのみ付け加えさせて頂きまして、記させて頂きました。

 本日も、最後(まで)ぉ読み頂き、誠にありがとうございました。唯々感謝。(^-^)