東日本カキ産地復興対策会議
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このたび「復興かきオーナー証書」が届きました。
「復興かきオーナー制度」は、1口1万円でこれから復興を目指す被災地産地の「復興かき」のオーナーになります。
集まった資金で今回の被災地産地の救援・支援を行い、復興なったあかつきには1口につき約20個の牡蠣を受け取れるというもの。
もちろん、何年かかるかわかりません。オーナーといってもかき食べ放題といった企画ではありません。
それでも「もう一度、あの美味しい三陸の牡蠣を取り戻したい!」と思う人々の志が集まっています。
5月22日現在、オーナー数9,671名。申し込み口数12,346口。
なんとか当初の第一目標に到達し、三陸牡蠣が出荷できる道筋ができました。
すでに、集まった資金の一部がかき生産者に届けられ、種牡蠣の購入・植え付けが始まっています!
活動報告はこちら
から。また、産地の状況はこちら
をご覧ください。
さて、三陸牡蠣が復興するまで、一口オーナーでジュニアオイスターマイスターの私がすべきことは。
もちろん、いつものように。
牡蠣を楽しく、美味しく食べること!
今回は、先日開催された「近畿・中国・四国B-1グランプリ」の同時開催イベント「はりまご当地グルメフェスタ」に出品されたメニューをご紹介します。
それは、兵庫県たつの市・播磨うまいもん会の「そうめん焼き」。
新感覚!揖保乃糸でお好み焼き
地場産の揖保乃糸と牡蠣をたっぷり使ってお好み焼き風に仕上げた播磨の新名物です。
(会場案内のパンフレットより)
「揖保乃糸」は、説明するまでもなく、たつの市がいえ兵庫県が誇るそうめんのブランドですね。
播州でのそうめん造りは15世紀初めには記録されているといい、生産が本格的になったのは江戸時代。
当時の龍野藩の保護のもと、「揖保乃糸」の産地化が進みました。
明治期になって藩の保護がなくなると、産地としての信頼と伝統を維持するために生産者が結束。
ライバル同士であった製造業者が協力しあい、生産者組織を形成して現在の「兵庫県手延素麺協同組合」に至ります。
「揖保乃糸」は、従来通りの組合規約で昔のままの伝統製法を守り、生産された全量が組合責任で製品管理されるのが他産地との最大の違い。
販売も、全国の特約店を通じて行うシステムにより、ブランドを守り続けているのです。
「そうめん焼き」のふわっとした、卵焼きのような生地を開いてみますと、おお、そうめんと牡蠣がどっさり。
たつの市には室津という港町があり、もちろん牡蠣の生産も盛んですから、こんなに贅沢に使えるんでしょうねえ。
5月という“Rの付かない月”だけに、冷凍でしょう、旬のふっくらした牡蠣にはさすがに及びません。
それでも大きいし、身が締まっているぶん旨みは濃いですよ。
この牡蠣の旨みを、そうめんを混ぜ込んだやさしい味わいの生地が包み込んで、ん~と和服美人な印象?
「牡蠣のお好み焼」といえばB-1グランプリの方に出展している「日生カキオコ」の知名度が断然高いですけれど、こっちは海の男でしょうか。
どちらも甲乙つけがたし。
この「そうめん焼き」、もともとはたつの市御津町で人気のある食べ方のようなので、新名物といっても無理やり開発したもんでもないらしい。
ただ、日常的にメニューにしている飲食店が(私が探した範囲では)ないのが残念です。
イベントでしかお目にかかれないメニューでは地元の人にも認知されないし、名物とも言えないし、ましてやB級ご当地グルメにはなれません。その点では日生カキオコに大きく引き離されてます。
今後、本当に名物として定着していくのかただのイベントメニューのままで終わるのか。
播磨うまいもん会の皆さん、頼みますよ!
せっかくの、牡蠣の美味しい食べ方なんですから。
西日本の牡蠣産地には、三陸のぶんまで牡蠣の美味しさを伝え広めるという大きな使命があるのですぞ。
日生の皆さんも、そこんとこよろしくお願いします!
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