「怒り」は あなたが困っているということを教えてくれています  | 目覚めるための心のlesson

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あなたの頭の中で巻き起こっている不安も批判も
「自分は間違ってない」と主張している思考もすべてが
「本当のあなた」とは何の関係もないとしたら。。。。

 

さて、誰にでも つい誰かに対して 怒りをぶつけてしまうことがあります。

せっかく約束したのに 急に都合が悪くなったと知らせが入ったり
部下が大きな失敗をした
子育ての場面でも 特にお母さんの悩みで最も多いのも
つい、怒ってしまうということ。
言うことを聞かない、急いでいるのになかなか着替えをしない
忙しいときにまとわりついて離れない・・・・

わかりやすいので子育てを例にお話してみます。

以前の記事でお伝えしたことがありました
「怒っている人」の胸に 窓があって 心の中が見えていたとしたら
(困ったー!誰か助けて!) となっていますと お伝えしたことがあります。

言うことを聞かない子供に あなたは困っています。
急いでいるのに着替えをしない子供に 困っています。
まとわりつく子供に困っています。。。。ですね。

つまり「怒り」は 「自分は困っている」ということを
教えてくれている感情です。

自分が不利益を被ったり、自分が傷つけられたり
窮地に立たされたりするような何かがあって「自分は困っている」
ということが「怒り」の意味です。

つい、怒ってしまう自分が嫌なんです、というお母さんは
とても多いのですが、なぜ、つい怒ってしまう自分が嫌なのでしょうか。

怒ってしまう自分が未熟に思えたり
怒りを抑えられない自分は親として失格と思い
はじめのうち「怒り」を我慢する方が多いのです。

子供に対して キレてしまうケースでは
「前は我慢していたけれど、このごろ抑えが効かなくなった」ということを
よく耳にします。

我慢してきたのは 怒りを抑えるべきもの・おこることは良くないと考えて、
「怒らないようにしなければ」という努力をしていたのですが

抑えた感情、特に怒りは 貯まります。
積もりに積もってどこかで爆発するということが起こります。

そして 一度爆発をすると 次は簡単に爆発しやすくなります。 

 

怒りを内に抱えていくと「不満がたまってきます」
「どうしていつも こうなの!」となります。

不満を通して子供や相手を見ると
可愛いはずの子や大好きな人も 可愛く思えなくなったり
嫌いになったりします。

「自分を困らせるためにわざとやっているのでは」と
被害者的になったりします。

うちに抱えた怒りは 次々と怒りを生み出し 「この子は悪い子」や
「この人は自分にとって良くないことをする存在」という
思い込みや決めつけをしてしまいがちです。

こうしてみると
「怒りを抑える」という方法は 誰にとっても 良くないということが
おわかりになりますね。

怒りは 自分が困っているということを知らせる感情です。
ということは まずやらなければならないのが
「自分は困っているんだ」 と 味わってから
自分は何を困っているのか、を知り
できるだけ困らないように対処するというのが「怒り」の
取説の一つといえます。