火の呼吸で「肚(はら)」もう一つの脳を鍛える

 

 

日本心身医学の立役者・池見先生のご著書

肚・もう一つの脳

「肚(はら)」もう一つの脳 - 究極の心身健康法 -

 

この本は今から10年くらい前に書店の医学書コーナーで見つけて購入しました.

 

東洋の伝統芸能と脳の関係に興味を持っていた私は,すぐに気に入りました.

 

今でも丹田に関する本の中で「弓と禅」と同じぐらい気に入っています.

 

良い本は,月日が経っても全く色あせることがないですね(*v.v)。

 

著者の池見先生は,日本で初めて心療内科を大学に創設された心身医学のパイオニアです.

 

心身医学に詳しい方でしたらお名前は聞かれたことがあると思います.

 

この本の特筆すべきところは,

 

目に見えない「肚(はら)」や「臍下丹田」といった抽象的な概念について医師の立場から言及されているところです

 

脳や呼吸,心拍などの生理学の話から丹田の位置についてまで書かれています.

 

(臍下丹田とメンタルに関しては,ヨガの視点から

 

拙著『ヨガ×武道(BABジャパン)にも詳しく書いていますので,興味がある方は是非ご一読下さい)

 

池見先生は,自律訓練法など現代版にアレンジされた心理療法を用いて心身のセルフコントロールを推奨されています.

 

伝統民間療法の素晴らしさを現代に復興させた父ともいえます.

 

当時,服薬治療中心だった現代人にとって身体を整えることで精神が安定するという発想

 

懐かしさというより目新しさの方が勝っていたと思われます.

 

元々,普段の生活様式や茶道や武道などの伝統芸能の中で培われてきた臍下丹田が西洋の身体理論の台頭により,

 

居場所を失い日本人は病むようになってきたとお考えのようです.

 

全く同感です(*v.v)。

 

やはり人間には先祖より受け継いできた風土,気質,文化の記憶がDNAに深く刻み込まれているのです.

 

アメリカの肉食やアルコール中心のヨーロッパの食生活と同じように過ごせば,

 

それらに対する耐性が低い日本人はやはりガンなどの症状が出て来てしまいます.

 

昨今のウェイトトレーニング中心の筋力トレーニングもそうです.

 

骨格が異なる欧米選手や黒人選手と同じようにトレーニングしても,やはりなかなか同じような結果には結びつきません.

 

これには,若手選手に対してイチロー選手もはっきり言及しています.

 

個人的には,今の日本人に足りない部分を埋めてくれる最後のピースが臍下丹田の強化だと思っています.

 

一点,日本の伝統芸能について考えますと…(続く)

 

P.S.

 

とにかく大事なのは,はら,ハラ,肚だっ!

 

と口を酸っぱくして言っても,そこは,感覚,感性の世界です.

 

将来,小中高の体育教育の中でこうした内感覚を養成する時間を国がきちんと設けて欲しいですね.

 

グローバル化に伴い必要なのは,コミュニケーション法としての英語だけでなく,

 

同じくらい必要なのは実は日本人としてのアイデンティティの確立なのです.

 

………

 

私の所では,スピリチュアルなクンダリーニヨガというより,

 

肉体と精神の強化トレーニングとしてのクンダリーニヨガを推奨しております.

 

ヨギ・バジャン師の下での修行経験から,自己研鑽の道に励み,正確無比なテクニックのレクチャーには自信があります

 

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