キビシイ12月でもいろんな意味でキツイ24日が終わりました
これからはホントの意味での年末です
最後は気持ち良く終わりたいなぁ…
シトラヴァイツェン(5.5%)胎内高原ビール・新潟
青臭いシトラスと仄かにバナナの香りから軽い飲み口に苦味のある味わい余韻にもさっぱり苦味
スモーキーブラウン(6.5%)志賀高原ビール・長野
純度の高いカカオのようなスモーキーな香りはコクの強い味わいで余韻に独特のスモーク香
400パウンドモンキーIPA(5.4%)レフトハンド・米国
濡れた土のような優しいホップの香りがあり苦味は強すぎず麦芽感のあるバランスのいい飲み口
ゴードンクリスマス(8.8%)ジョンマーティン・ベルギー
香ばしくコクを感じる濃厚な甘い香りがあり軽い飲み口ながらスパイシー感とチョコのような甘味
一期一会(6%)京都醸造・京都
麦芽とホップがバランスよく香り軽くてキレる飲み口ながら個性的なざらつきのある苦味と余韻
ブラウンエール(5%)ノースアイランド・北海道
ナッツのようなモルトの香りとホップの香りが入り混じり軽い飲み口ながらしっかりと苦味を残す
今後の入荷&開栓予定
冬のきまぐれ 他 京都醸造・京都
ハウスIPA 他 志賀高原ビール・長野
なんちゃってWit うしとらブルワリー
今宵は少しビールについて書いてみようと思います
ただいまオンタップしているIPAというと
400パウンドモンキーIPAです
IPAは弊店でも人気のスタイルです
ウチだけでなく世界的に見ても超人気のビールですね
香り高くて苦くて余韻も強くて
少し言葉を選ばずにいえばとてもわかり易い味わいといえるでしょう
特にアメリカの西海岸のIPAはそれを体現したブルワリーの宝庫です
ここ日本でもそうですし世界的にもそのウエストコーストスタイルのIPAが席捲しています
そして確かに美味しいです
苦くて旨い
その凝縮された苦味はファンになってしまう気持ちはよくわかります
さてココでIPAの成り立ちを少し
約150年前のハナシ当時英国は~有名なエピソードなので略
~という事でそもそもIPAはイギリス発祥なワケです
しかしその味わいはウエストコーストIPAとは似て非なるモノ
あくまでペールエールの延長線上にある味わいで
そんなに苦味が強いワケではなかったのです
そして脈々と英国ではイングリッシュスタイルのIPAを造り続けています
しかし先程の通り世界はWCIPAが主流です
ハッキリって比べると派手さはなくホップも地味で苦味も強くはないです
WCIPAを知ってしまうと要するに物足りなく思うのです
一方は凝縮された苦味とやや高めの度数と強い飲み応えと余韻
もう一方は麦芽の味わいと適度な苦味と優しい余韻
もうコレは仕方ない
WCIPAの方が支持されるのは理由としてハッキリしている
近年の英国の若手ブルワリーもアメリカの影響を受けたビールを造ってるくらいですもの
でもね飲み飽きしない優しいIPAもあってもよいと思うの
ってかもっと支持されるべきです
アメリカのIPAを否定するつもりはないけど
ホップガツガツ苦味ゴリゴリ香りドッカンはちょっとしんどい
んで長くなったけど最初に戻ると
400パウンドモンキーIPAはイングリッシュIPAです
このIPAを造っているのはアメリカのコロラド州にあるレフトハンドブルーイング
コチラのブルワリーは個人的にもお気に入りの1つです
バランス感があって出過ぎない造りが好感持てます
でもそんな腕っこきのブルワリーのビールでも
世界の潮流には勝てません
残念な事にこのEIPAはもう造らないそうです
それを取り引き先の営業さんに聞いて
いてもたってもいられず仕入れてしまいました
WCIPAも美味しいけどEIPAも美味しいよ
ってどうにか知って貰いたい
自分なりの思いを込めて今回このビールをサーブしております
苦いだけがIPAじゃないんです
麦芽の味わいと程好い苦味のIPAにもちょっとグラスを傾けてやってください
飲み飽きないじんわりとした味わいのはずです
長くなりました
そろそろ終わりにします
ご清聴ありがとうございました