むぎのこと 其の五 | 黒豆柴「むぎ」ノート

黒豆柴「むぎ」ノート

2012年春。ついに犬を飼うことを決意!
記録用にPCを使うことにしました。

飼い主に似ず、とても繊細な子で…
犬が「そのまんまで幸せ」でいられるように、
「飼い主の誘惑」に負けないよう、
試行錯誤で奮闘中です(^^;)

ミニ冊子「飼う前に知りたかった事 飼ってから知って欲しい事」の、ブログ版です。
それぞれミニ冊子に少しだけ加筆してあります(^^)


 其の壱 「カラーページ(表紙・裏表紙)」 
 其の弐 「もしも、犬が、自由にすごせたなら・・・」
 其の参 「落ち着くのが大切な理由」
 其の四 「ハイパー犬からのリハビリ 前編」
 其の五 「ハイパー犬からのリハビリ 後編」
 
其の六 「片隅にでも覚えていてほしいことm(_ _)m」
 其の七 「気にしていてほしいことm(_ _)m」

New【追記】番外編 「むぎのこと」から一年
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


さて、その頃読んでいたブログで

「自然いっぱいの中をのんびり好きにお散歩させる」

というのがありまして。


人、自転車、バイク、車...とにかくその手の物が無い広い公園へ、
行か「なくては!」

↑この、「なくては!」というところがダメダメだったのです(´・ω・`)...


近所の公園は論外だし、自転車にも乗れなくなってしまった...

もちろん、キャリーバックに入れないので、電車も乗れない。


車だ...

車しかない。


とにかく、とにかく、とにかく。

公園へ「行かなくちゃ!」(/TДT)/。。。

 

rya21

 


2013年10月 車でお散歩。

 我が家の車は兄の車の後ろに止めてあり、
 入れ替えねば出れないのですが、
 門を開けて、車のエンジンをかけると
 家で待たせているむぎの悲鳴が響き渡りました(´д`lll)

 車の準備をしている間、どんな思いをしているんだろう( p_q)

 ごめんね、ごめんね。
 今、連れて行ってあげるからね。

 車に乗せるとぎゃんぎゃん吠える事はないのですが、
 はぁはぁはぁはぁ、パンティングしまくりです(T_T)

 結局、むぎの負担が増えてるような、
 もっともっとこじらせてしまうような気がしてやめました。

 

rya22
全身にみなぎる緊張感...楽しい、というよりは...?

 

 

 

2013年10月09日 狂犬病ワクチン

 混合ワクチンでショック症状が出たので
 ワクチンを打つのがとても怖かったです。
 それなのに、獣医さんに
 「ショック症状が出るのは5種も8種も変わらないですよ~
 だから8種とか、うっちゃえばw~?」

 ( ̄д ̄;)

 この病院は近くて良かったのですが...
 下痢便も直してもらったのですが...
 
 ワクチンなんて、とてもじゃないけど、
 ここでお願いする気にはなれませんでした。

 じゃぁ、どうする?と悶々としていたら、
 わん友さん情報で3年間隔でワクチンを
 打ってくれる獣医さんがいるという∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 早速訪れてみると、先生が一人でやっていらっしゃって、
 いろいろな事をとても丁寧に説明してくださる。
 ちょっと遠いけれども、ここにお願いしよう!

2013年11月13日 5種混合ワクチン
 心配していたショック症状もなかったし、
 次回の接種は3年後。気が楽になりました。



むぎの状態は改善するどころか...まともにお散歩ができないどころか、
むぎ自身がとっても辛そうで(ノ_-。)
散々悩んだあげく、専門家の助けを請う事にしました。

2013年12月 1週間のメール
カウンセリングを受ける。


 とにかく、むぎのことを考える。

 でも、「むぎのために」は、やめる。

 「むぎのために」なにかを先走ってやるのは厳禁。

 私が「やりたいこと」ではなくて、
 むぎが「やりたい」ことを「安全に」できるようにする。


 「今の時間、外に出れば、人がいなくて楽にお散歩できるから」と、
 お散歩に連れ出さない。

 「今日は出かけなくちゃ行けないから、
  今のうちにしっこさせておかなくちゃ」と、連れ出さない。

 むぎはトイレ完全外なので、膀胱炎になるんじゃないか、と
 心配で、とにかく外に出さなくちゃ、と思っていたのを
 アクションがあるまでこらえる( ̄^ ̄;)

 と、いうのも、お散歩に行こうとすると、

 妙な声で哭く(動画に飛びます。音が出ますので、お気をつけ下さい)のです。

 まるで

 『どうしてわかってくれないんだよぅ!』

 そう、叫んでいるかのようでした。

 なので、むぎから『外へ行きたい』と言われるまで
 ぐっと我慢するようにしました。 

 雄は膀胱の管が細いので膀胱炎になりやすいのと、
 むぎは、小さい頃よくちんちんのさきっちょに膿のようなものが
 付たりしていたので、食事に水分をたっぷり含ませてありました。

 なのに、1日に2回しかしっこしない時もありました。

 今は同じくらいの水分量のはずなのに、1日4回くらいはします(^^)


 とにかく、怖い思いや、嫌な思いを極力させない。そう誓いました。


2014年03月 早朝散歩開始

 朝、寝ないでお散歩に出てくれるようになって、大助かり。
 さすがの早朝は人出がなくて、お互いにのんびりできます。
 この頃からすこ~しずつ、良くなっていったような気がします。

2014年04月 
部屋内窓に目隠し

2014年05月 庭に出すと、マンションの人影にぴりぴりしてしまう
       時期があり、庭もベランダも最低限だけにしました。


2014年06月 
ポストを外に設置。


少しずつ、少しずつ、

怖いものだらけで、
まともに外を歩けなかったむぎは
なんとかいろいろなものと
「普通に」
すれ違えるようになってきました。

そして、あんなに悩んだ足の裏の炎症も
いつのまにかキレイに治っていました。


そうそう!
すっかり忘れていましたが、
オヤツを持ち歩くのもきっぱりやめてました。

キケンを回避する時にオヤツ、
(私が)行きたい方へ行くためにオヤツ、
それはやっぱり”むぎのやりたいこと”ではないので....

お散歩中にオヤツを出さなくなったので、
私がバックを触っても全く反応しなくなりましたし、
お互いにゆっくり、のんびり、
お散歩自体を楽しめるようになりました(^^)



3歩進んで2歩下がるどころか、
4歩下がっても、
次には4歩半進めたり。

のんびり。

 

rya25
リラックスしている表情が多くなりました。

 

 

のんびり。
 

rya26

 




今から思うと、

必死さが良くなかったのではないかな...なんて思ってみたりもします。


野良犬生活には「しなくちゃいけないこと」なんて、

なぁんにもないんですもんね。

 

rya24

 

 

どうしても必要なこと。
やらなくても良いけどやった方がいいこと。
今はやらなくてもいいこと。
やらなくても良いけど、やった方が自分に気持ちのいいこと。

ヒトの生活ではどうしてもやりたい、ということと、
むぎのとの暮らし方とをすりあわせて、
一番らく~な生活をするようになりました(^^)

 

rya27

『ほ~れ、オレと一緒に、ラクチン生活ぅ~♪』

 



だいぶいい感じに落ち着いて来たと思ってます。

現状でお散歩に出られないのも、
むぎが必要としていることなんだ~と
思えるようになりました。

たまにはこの間みたいに息抜きで出かけさせてもらっちゃうけども、
そしたらた~くさん、のんびりしよう!ね?(^^)



new「むぎのこと其の六」



   にほんブログ村