
【2762】三光マーケティングフーズ(東証2部) --
現在値 935円/100株 PER67.9 PBR1.62 6月配当優待 12月配当優待
居酒屋『東方見聞録』等を直営展開。焼牛丼『東京チカラめし』は縮小。
予想配当は年間16円配で配当利回は1.69%となります。
株主優待として100株以上の株主に対して、3,000円分の食事券を年2回
進呈しておりますので、優待配当利回を計算すると約8.12%となります。
業績は下記の通りです。
■2012年6月期 売上高 258億円、経常利益 18.3億円 EPS 55円
■2013年6月期 売上高 257億円、経常利益 0.0億円 EPS ▲54円
■2014年6月期 売上高 193億円、経常利益 ▲21億円 EPS▲329円
■2015年6月期 売上高 144億円、経常利益 0.0億円 EPS ▲45円
■2016年6月期 売上高 145億円、経常利益 2.5億円 EPS 13.9円 ce修正
□2015年12月中 売上高 68.6億円、経常利益 1.7億円 EPS 10.4円
2015年6月中間の売上高は前年同期比6.3%減の68.6億円、経常利益は
同8倍の1.7億円と急回復しました。前期の不採算店閉鎖の影響により
減収となったものの、既存店舗が増収増益で推移したほか、採算店舗
中心の構成となったため、利益率(%)が3pt以上も改善しました。
なお今2016年6月期通期に関しては、売上高がほぼ前期並の145億円、
経常利益に関しては0.5億円積み増して、2.5億円に修正しております。
足元の2Q四半期単独では1.2億円もの営業利益を叩き出しているため
修正後の計画はなお保守的と思われ、再増額の余地が残ります。
新業態の「アカマル屋」の好調で勢いづいたのか、まさかのスイーツ業
態「Custard Lab Tokyo」を浅草に初出店しました。注力業態であれば
そろそろ2店舗目を出す頃なので、あまり上手くいっていない可能性も
ありますが、赤字スレスレの業績であっても新業態の開発にリソース
を割き、反転攻勢に備えている点に関しては一定の評価も可能です。
当社は「東京チカラめし」の大量出店・閉鎖で大赤字となったものの、
無借金経営と豊富な手元現金で、一度も減配をせずに年間16円配を
維持したことはつとに有名ですが、足元では大量の店舗閉鎖に伴う
敷金の返還で更に現金を積み上げ、当中間で40億円になりました。
これを原資に直ぐに増配するのは難しいのかもしれませんが、今中間
期から決算説明会の資料をHPにアップするなど、会社側の投資家へ
のアピール姿勢に変化も見られるため、業績の安定化にメドがつく
来期あたりには、自社株買いなどに期待したいと思います。
*参考記事① 2015-10-08 913円 -
大出血も好財務テコに配当維持、三光マーケティングフーズ(2762)。
*参考記事2⃣ 2015-03-14 919円 -
最悪期抜け、大衆酒場「アカマル屋」を本格展開・三光マーケティングフーズ(2762)。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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