大出血も好財務テコに配当維持、三光マーケティングフーズ(2762)。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
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当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【2762】三光マーケティングフーズ(東証2部)投資判断Underperform継続

現在値 931円/100株 PER133.0 PBR1.62 6月配当優待 12月配当優待

居酒屋『東方見聞録』等を直営展開。焼牛丼『東京チカラめし』は縮小。

予想配当は年間16円配で配当利回は1.71%となります。
株主優待として100株以上の株主に対して、3,000円分の食事券を年2回
進呈しておりますので、優待配当利回を計算すると約8.16%となります。

業績は下記の通りです。
■2012年6月期 売上高 258億円、経常利益 18.3億円 EPS 55円 
■2013年6月期 売上高 257億円、経常利益 0.0億円 EPS ▲54円  
■2014年6月期 売上高 193億円、経常利益 ▲21億円 EPS▲329円
■2015年6月期 売上高 144億円、経常利益 0.0億円 EPS ▲45円
■2016年6月期 売上高 145億円、経常利益 2.0億円 EPS 7円 ce
□2015年12月中 売上高 70億円、経常利益 0.6億円 EPS 3円 ce

2015年6月期の売上高は前期比25.2%減の144億円、経常利益は14百万
円の黒字に転換しました。期初計画は下回ったものの、計画通りの黒字
を確保し、店舗の4分の3を超える70店舗のリニューアルの実施が完了
させ、「アカマル屋」「焼肉万里」などの新業態の出店も行いました。

なお今2016年6月期通期に関しては、売上高がほぼ変わらずの145億円、
経常利益は2.0億円に拡大する見込です。前期に実施したリニューアル
効果の発現と好調なちょい飲み店・焼肉店の業績寄与が期待されます。
出店は30、閉店は7の予定であり、パスタ業態も出店します。

中期的には5年後の2020年6月期に売上高262億円、営業利益13.1億円
を目指しており、この水準自体は3年前の業績に並ぶ程度のレベルの
ものですので、リストラ進み筋肉質になれば十分達成可能です。

以上、投資判断はUnderperform継続します。
業績はかなり回復の兆しが見られますが、評価はひとまず据置です。

当社の凄いところは「東京チカラメシ」で大穴を開けたにも関わらず、
持ち前の無借金経営で、1円の減配もせずに有配のまま経営危機を
乗り切ったことです。足元も無借金で約34億円の現金が積み上がって
いますので、もう当面は減配なしと考えても大丈夫でしょう。

*参考記事① 2015-03-14 919円 投資判断 Underperform格上げ
最悪期抜け、大衆酒場「アカマル屋」を本格展開・三光マーケティングフーズ(2762)。

*参考記事② 2014-10-01 920円 投資判断Sell継続
業績がアレでも減配しない三光マーケティングフーズ(2762)から優待券がきました!

約束のとき

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