業績がアレでも減配しない三光マーケティングフーズ(2762)から優待券がきました! | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【2762】三光マーケティングフーズ(東証2部) 投資判断 Sell継続

現在値 920円/100株 PER--.- PBR1.45 6月配当優待 12月配当優待

居酒屋『東方見聞録』等を直営展開。焼牛丼『東京チカラめし』は縮小中。

予想配当は年間16円配で配当利回は1.73%となります。
株主優待として100株以上の株主に対して、3,000円分の食事券を年2回
進呈しておりますので、優待配当利回りを計算すると約8.26%となります。

業績は下記の通りです。
■2011年6月期 売上高 243億円、経常利益 22.2億円 EPS 42円 
■2012年6月期 売上高 258億円、経常利益 17.5億円 EPS 55円 
■2013年6月期 売上高 235億円、経常利益 ▲1.7億円 EPS ▲54円  
■2014年6月期 売上高 193億円、経常利益▲21.0億円 EPS▲329円
■2015年6月期 売上高 160億円、経常利益 1.1億円 EPS ▲8円 ce
□2014年12月中 売上高 80億円、経常利益 0.5億円 EPS ▲5円 ce

前2014年6月期は東京チカラメシをマック社への譲渡を含めて116店舗
削減し、残りは21店となりました。引き取ってもらえなかったこの21店
は不採算店なのかもしれませんが、何はともあれこの譲渡による大幅な
特損の計上により、一応の止血が完了しました。

今期以降については、本来の事業である居酒屋事業に回帰するものと
見られており、既に前回の記事などでも触れておりますとおり、既存の
「月の雫」などの業態ブラッシュアップや、「バリバリ鶏」といった
新業態の創設に取り組んでいる状況です。今期の業績はリバビリ中と
いうこともあるため、利益は水面ギリギリを見込んでおります。

以上、投資判断についてはSellを継続します。
体感的には最悪期を脱した様な印象も受けますが、投資判断の変更は
ひとまず今期の利益進捗を確認してからにしたいと思います。

そんな状況ですが、当社の凄いところはこれだけの大出血をしつつも、
無借金かつ現金を32億円も持っている同族企業であるため、年間1600円
もの配当金を平然と続けられることにあります。

そんな訳で当社からの資金の吸い上げをやめようとしない平林家ですが、
前期の業績はさすがにヤバイと思ったのか、前々期には役員3人で1億5千万
円位も持っていった役員報酬を、前期は半分くらいの金額まで減らしたので
一応の誠意を見せました。まだ高いと思いますが、仕方ないですね。

※参考記事① 2014-04-27 913円 投資判断Sell継続
月の雫が高級路線に戻りつつある件について(三光マーケティングフーズ)。

※参考記事② 2014-02-09 930円 投資判断Sell引下げ
チカラめしお試し食事券銘柄・三光MF(2762)が大下方修正を発表したのでレビュー。

※参考記事③ 2013-09-28 965円* 投資判断 Underperformネガティヴ
業績不振の三光マーケから株主優待が来たので寸評②。

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