先週金曜日に腕のある個人投資家さんたちに人気のあるとある成長株
が下方修正しました。修正幅自体はそんなに大したものではありませんが
成長を前提に買われている要素が高いので、売りが出るかもしれません。
改めて言うまでもありませんが、この手の株は成長を前提に高めのPER
や赤字が許容されているので、その前提が崩れてしまうと、腕のある個人
投資家さんは容赦なく売ってきます。これが「ブロガー系銘柄」の怖さです。
ことこういう下方修正に関しては、買ってる主体がいちいち決算を見ない
「ジジババ系株主優待銘柄」の方が、株価的には頼もしかったりします。
さて、何故こんな当たり前の事実を確認したかと申しますと、来週は3月
決算ものの開示最終週を迎えるからです。新興市場だけで400社の決算
が予定されていますが、中身的にはおそらく期待出来ないものが多いか
と思います。決算シーズンは1週目に発表されるものは良いものが多く、
2週目はまぁまぁ、最終週に出るものは悪いものが多い傾向にあります。
気になっているのは今回の決算シーズンは2週目から悪い決算が相当
多いことで、最終週に出てくる会社は更に輪をかけて良くない可能性が
高いと思います。ショートをする方はチャンスかもしれませんが、冒頭に
記した銘柄を多く持っている方は、無事に決算を通過して織り込んでい
る高配当の大型株などに資金を逃がすのも悪くない選択かと考えます。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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