【7545】西松屋チェーン(東証１部)投資判断 Inline継続
現在値 1,145円／100株 PER20.37 PBR1.38 2月配当優待8月配当優待
ベビー・子供衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を全国展開。
配当金は2月8月の年2回計19円で、配当利回りは1.65％となります。
西松屋チェーンは株主優待を実施しており、100株以上の株主に対して
1,000円買い上げ毎に100円割引になる優待券を年20枚発行してますの
で額面金額のままで配当優待利回りを算出した場合約3.40%となります。
業績を確認していきます。
■2012年2月20日期 売上高 1,119億円、経常利益 50億円 EPS 34.1円
■2013年2月20日期 売上高 1,225億円、経常利益 65億円 EPS 54.6円
■2014年2月20日期 売上高 1,276億円、経常利益 55億円 EPS 45.0円
■2015年2月20日期 売上高 1,285億円、経常利益 55億円 EPS 49.3円
■2016年2月20日期 売上高 1,350億円、経常利益 67億円 EPS 62.2円 ce
□2014年8月20日中 売上高 652億円、経常利益 25.1億円 EPS 24.5円
2015年8月期の売上高は前年同期比微増の652億円、経常利益は同10.3
%増の26.1億円となり、会社計画をやや下回りました。気温推移の差異に
より夏物衣料の販売がズレ込んだものの、紙おむつ等の消耗品の売上が
伸びたため、増収増益を確保しました。
今2016年2月期に関しては、売上高は5%増の1350億円、経常利益は22%増
の67億円の期初予想を据え置いております。足元9月の既存店売上高は
106%、10月も104%と引き続き好調に推移しているため、上期のマイナス分
程度は十分にカバー出来るものと思われます。当社はインバウンド関連
銘柄という訳ではないものの、紙おむつなどは大都市のドラッグストアで
需給がタイトになって値上がりしていたりするため、間接的な恩恵が期待
出来ます。要は国内の日本人がホテルをとれなっていると同じ理屈です。
また、お得意の小口自社株買いについては相変わらずコンスタントに継続
しており、9月28日に上限3億円(0.55%)の買付の発表をして、その後2日で
枠いっぱいまで市場買付を完了させており、還元姿勢は相変わらずです。
以上、投資判断についてはInlineを継続します。
2Qはまずまずの推移であり、現在の株価バリュエーションも相当です。
筆頭株主のいちごアセットが持分を減らしてきているせいなのか、ついに
使いづらい株主優待制度にメスが入り、次回の優待から買上金額によらず
金券同様に使えるように改善したほか、500株の優待基準も新設しました。
個人投資家をいちごの株券放出の受け皿にしようとする印象を受けます。
ただ6億円程度の自社株買いと19円の配当金(配当金総額約12.5億円)では、
総還元性向はせいぜい5割ほどに過ぎないため、個人的にはもう一歩踏み
込んだ株主還元に期待したいところではあります。
*参考記事① 2014-11-07 1,121円 投資判断Inline継続
大手家電OB採用でPB開発力を増強、西松屋チェーン(7545)。
*参考記事② 2014-11-07 1,001円 投資判断Inline格下げ
いちごトラストが大株主・西松屋チェーン(7545)から株主優待がきました。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。
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