いちごトラストが大株主・西松屋チェーン(7545)から株主優待がきました。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【7545】西松屋チェーン(東証1部)投資判断 Inline格下げ

現在値 1,009円/100株 PER19.3 PBR1.32 2月配当優待8月配当優待

ベビー・子供衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を全国展開。
配当金は2月8月の年2回計19円で、配当利回りは1.88%となります。

西松屋チェーンは株主優待を実施しており、100株以上の株主に対して
1,000円買い上げ毎に100円割引になる株主優待を年20枚発行してますので
額面金額そのままで配当優待利回りを算出した場合約3.86%となります。

業績を確認していきます。
■2011年2月20日期 売上高 1,117億円、経常利益 83億円 EPS 70.3円
■2012年2月20日期 売上高 1,119億円、経常利益 50億円 EPS 34.1円 
■2013年2月20日期 売上高 1,225億円、経常利益 65億円 EPS 54.6円  
■2014年2月20日期 売上高 1,276億円、経常利益 55億円 EPS 45.0円
■2015年2月20日期 売上高 1,346億円、経常利益 61億円 EPS 52.0円 ce
□2014年8月20日中間売上高 634億円、経常利益 23億円 EPS 23.2円

今2015年2月期8月中間は売上高こそ過去最高を更新したものの、計画比で
は未達となり、昨年度は中間時点でまずまず進捗していた利益面について
は連続で減益(前年同期比5%減)となってしまいました。

減益要因は主に台風の影響などですが、直近10月の既存店についてもまた
同じ台風の影響を理由に94.8%を記録してしまっておりますので、足下の
円安影響等も併せて加味すると通期業績の達成は難しくなっております。

なお店舗数は出店14店・閉店8店、中間期末で864店となっております。
今期は業績未達の公算が大きいため、投資判断はInlineに引き下げます。

そんな状況ではありますが、お家芸である有言実行の自社株買いだけは
継続しており、6月には3億円・10月には5億円の枠を設定して枠のほぼ
全てを使って買い込んでますので、この辺の還元意欲は相変らずです。
配当性向も4割弱に達しているので、総還元性向は6割を超えています。

このような自社株買いバズーカが適宜飛んでくるのと、需給は慢性的に
売り超気味ですので、いくら業績が悪くとも売りから入るのは慎重に。


*参考記事① 2014-05-18 770円 投資判断Outperform継続
西松屋チェーン(7545)の本決算短評と株主優待券の正しい使い方について。

*参考記事② 2014-01-25 862円 投資判断Outperformでカバー開始
高財務キャッシュリッチ株主優待銘柄、西松屋チェーン(7545)の分析。

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