西松屋チェーン(7545)の本決算短評と株主優待券の正しい使い方について。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【7545】西松屋チェーン(東証1部)投資判断 Outperform継続

現在値 770円/100株 PER14.8 PBR0.98 2月配当優待8月配当優待

ベビー・子供衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を全国展開。
配当金は2月8月の年2回計19円で、配当利回りは2.46%となります。

西松屋チェーンは株主優待を実施しており、100株以上の株主に対して
1,000円買い上げ毎に100円割引になる株主優待を年20枚発行してますので
額面金額そのままで配当優待利回りを算出した場合約5.06%となります。

業績を確認していきます。
■2011年2月20日期 売上高 1,117億円、経常利益 83億円 EPS 70.3円
■2012年2月20日期 売上高 1,119億円、経常利益 50億円 EPS 34.1円 
■2013年2月20日期 売上高 1,225億円、経常利益 65億円 EPS 54.6円  
■2014年2月20日期 売上高 1,276億円、経常利益 55億円 EPS 45.0円
■2015年2月20日期 売上高 1,346億円、経常利益 61億円 EPS 52.0円 ce
□2014年8月20日中間売上高 654億円、経常利益 25億円 EPS 22.7円

前期は途中段階までわりと順調に来ていたのですが、最後の最後で円安
による仕入れコスト増と不採算店舗の減損で下方修正となりました。
期初から既に減益予想でしたが、最終利益ベースで更に3~4億円程度
下に振れてしまいました。既存店そこそこでも円安はキツいですね。

今2015年2月期は売上高こそ過去最高を更新するものの、前々期の利益水準
には届かない見通しとなっております。足元4月の既存店売上高は増税前
3月の11日分の売上高を取り込むこともあり、12.1%伸びました。
また、会社側見通しでは5月以降も2~3%増となる見通しを持っており、
ひとまず増税後の反動減については心配しなくても大丈夫かと思います。

相変らずの無借金経営を継続しており、現金残高は2億減の258億円でした。
一株あたり純資産は25円増の785円ということで、めでたく1倍割れです。

そんな訳で、投資判断はOutperformでカバーを継続します。

今期も30店舗程度は出店するものの、その半分くらいは店を閉めていくので
中計である2018年2月期に売上高2,000億円、経常利益240億円の達成は
無理っぽくなっております。株主通信でも一切言及がありませんでした。

かくなる上は筆頭株主のいちごトラストに頑張ってもらうしかありません。
当社は財務のわりに還元は普通で、自社株も規模が小さすぎるのがネック
なんですよね・・・短期集中でちゃんと買ってくれるのはいいのですが。

なお当社の優待券は自己使用せずに、わざと親に渡して、孫のためにオムツ
等を買ってもらうようにすればレバレッジ効果で利回りが10倍になります
のでその様にしたいと思います(良い大人は真似しないように)

※参考記事 2014-01-25 862円 投資判断Outperformでカバー開始
高財務キャッシュリッチ株主優待銘柄、西松屋チェーン(7545)の分析。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11756443945.html

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