
【3830】ギガプライズ(名証セ) 投資判断 Outperform継続 ポジティヴ
現在値 2,540円/100株 PER10.6 PBR3.24 3月優待配当
フリービット傘下のマンション向けネット接続会社。親会社と協業。
配当金は年1回で15円のため、配当利回りは0.60%です。
ギガプライズは株主優待制度を導入しており、3月末の単元株主に対して
3千円分のクオカードを進呈しており、配当優待利回りは約1.77%です。
業績を確認をしていきます。
■2012年3月期 売上高 19.5億円 経常利益 1.2億円 EPS 53.8円
■2013年3月期 売上高 18.9億円 経常利益 0.6億円 EPS 14.6円
■2014年3月期 売上高 18.4億円 経常利益 1.4億円 EPS 69.5円
■2015年3月期 売上高 21.7億円 経常利益 3.5億円 EPS 164円
■2016年3月期 売上高 27.1億円 経常利益 4.6億円 EPS 237円 ce
□2015年6月1Q 売上高 6.4億円 経常利益 0.8億円 EPS 41.6円
□2015年9月中 売上高 12.3億円 経常利益 4.5億円 EPS 83.1円 ce
2015年3月期の売上高は前期比18.4%増の21.7億円、経常利益は同2.4
倍となる3.5億円となり期初計画水準を上回りました。ISPサービス提供
戸数が14年3月期末6万戸だったところ、15年3月期末は約10万戸まで
4万戸近く増加し、ストック収入が飛躍的に増加しました。
今2016年3月期もこの成長モメンタムが継続される見通しで、売上高
は24.5%増の27.1億円、経常利益は28.6%増の4.5億円を見込んでいます。
前期に13社ものマンデベや管理会社と取引を開始しているほか、前述
の10万戸の契約住戸が期初からフルに寄与します。事実、既に発表
されている1Q決算は表記の通り順調な進捗を示しており、下期にやや
偏重気味の業績予想とはなるものの、前年同期比では超過ペースです。
業績好調につき株主還元へのシフトが期待されるものの、今期の配当
は5円増の15円配とかなりシブく、配当性向は6%に過ぎないレベルです。
配当性向の目標水準は25%ということですので、順調な業績推移が確認
されれば、親会社のフリービットへの上納金を支払うためにも、多少
の上積みがあるかもしれません。
以上、投資判断についてはOutperform、ポジティヴとします。
ストック型モデルながら成長力比でPER10倍は明らかに評価不足です。
一応自社株買いを6千万円(2.35%)やっている最中であり、今回買付は
ほとんど行っていないものの、去年に決議した際にはそこそこ買った
形跡があるため、株価が安ければそれなりに拾う気はありそうです。
日本商業開発やファーストブラザーズでその名を轟かせた個人投資家
の中谷宅雄氏が自社株口を除いた第三位の大株主(3.6%)に顔を出して
おりますので、当社が名証単独上場であることも考慮すると、日商開
と同じような戦略を描いているのかもしれません・・・さてさて。
*参考記事① 2014-07-19 1,285円 投資判断Outperformでカバー開始
高成長の続く高額クオカード優待銘柄、ギガプライズ(3830)の業績レビュー。
*参考記事② 2013-07-01 750円 投資判断Outperformでカバー開始
ギガプライズから株主優待のクオカードが来たので短評。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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