イオン沖縄ライカムに新店を出店、コジマ(7513)のレビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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【7513】コジマ(東証1部)投資判断 Outperform継続

現在値 326円/100株 PER57.6 PBR0.58 8月配当 株主優待

郊外型の家電量販中堅。競争激化で業績悪化し12年ビックカメラ傘下。

配当金は8月に年1回の4円配のため、配当利回りは1.25%となります。
コジマは株主優待を実施しており、100株以上の株主に対して500円の当社
利用券を2枚進呈しておりますので、配当優待利回りは4.29%となります。

業績を確認していきます。当社は今期より非連結決算となります。
■2012年8月期 売上高 1,264億円、営業利益▲30億円、EPS▲271円 変
■2013年8月期 売上高 2,819億円、営業利益▲17億円、EPS▲102円  
■2014年8月期 売上高 2,622億円、営業利益 23億円、EPS 13.5円
■2015年8月期 売上高 2,360億円、営業利益 30億円、EPS 5.6円 ce修正
□2015年2月中 売上高 1,110億円、営業利益▲2億円、EPS ▲11.9円

2015年2月中間期の売上高は前年同期比160億円減の1,110億円となり、
計画比でも100億円以上下回った模様です。これは17店におよぶ不採算
店舗の閉鎖の影響が響いたほか、消費増税による駆け込みの反動減が
依然色濃く出ていることによるものです。

営業利益に関してもビックカメラとの共同仕入れにより経費率は若干改善
したものの、大幅な売上減少に抗うことが出来ず▲2億円となり、計画比で
10億円程度ショートすることとなりました。

2015年8月通期に関してもこのタイミングで下方修正しており、売上高で7%、
営業利益で33%それぞれ期初計画から減額していますが、前年同期よりマシ
とはいえ「上期マイナス分+α」位しか修正していないためなお微妙です。

以上、投資判断についてはOutperformでカバー継続します。
業績的には相変わらず微妙ですが、当社の全国店舗網に価値があります。

驚いたのはイオンが沖縄にオープンさせた「イオンモール沖縄ライカム」に
ビックカメラの所管ではなく、当社が所管する「コジマ×ビックカメラ」業態で
オープンさせたことです。このモールは沖縄のみならずイオンの基幹モール
に位置付けられるほどの施設ですので、普通に考えればビックカメラの単独
出店で良いはずですが、あえて当社の名前を冠してきたのは気になります。

つまりビックカメラはダブルネームで当社ブランドを残すつもりがあるもの
ともみられ、このまま緩やかな連携が継続される可能性が出てきました。
三越伊勢丹形式にするにしても統合した方がやりやすいと思うのですが。


*参考記事 2014-12-04 302円 投資判断Outperformでカバー開始
ビックカメラ傘下のコジマ(7513)から株主優待がきました!

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