
【3082】きちり(東証2部) 投資判断 Outperform継続
現在値 699円/100株 PER17.5 PBR4.35 6月配当 12月株主優待
女性向け居酒屋『きちり』等を直営展開。関西から関東に軸足移行。
配当金は6月に一括の7.5円配当であり、配当利回りは1.07%となります。
きちりは株主優待制度を実施しており、100株以上の株主に対して3,000円
分の自社お食事券を進呈しておりますので、配当優待利回りを算出すると
約5.36%程度の利回りとなります。
業績を確認していきます。
■2011年6月期 売上高 52.8億円、経常利益 1.8億円 EPS 3.8円
■2012年6月期 売上高 57.7億円、経常利益 5.0億円 EPS26.6円
■2013年6月期 売上高 62.2億円、経常利益 6.0億円 EPS35.0円
■2014年6月期 売上高 69.1億円、経常利益 5.1億円 EPS29.1円
■2015年6月期 売上高 75.0億円、経常利益 7.0億円 EPS41.4円 ce
□2014年12月中 売上高 35.8億円、経常利益 2.8億円 EPS16.9円
※2018年6月期 売上高 100億円、経常利益 16億円 EPS95円 中計e
2014年12月中間期の売上高は前年同期比4.5%増の35.8億円、経常利益
は同18.9%増の2.8億円となりました。増収増益での通過となったものの
やはり期初計画には売上高段階からショートしており、前期に続いて
会社側の見通しの甘さは若干気になるところです。特に既存店売上高
で前年を下回ったのは7月のみで、それも98.3%だったことを踏まえると
なぜゆえショートしたのか理解に苦しむ部分は残ります。
9月に発表した自社株買い(15万株/1億円/期限3末)も最初に半分くらい
買い入れて、その後は当初の買付け単価を下回る株価推移が続いても
特に買っている様子が無かったので、これで打ち止めかもしれません。
そんな訳で定量的なところを見ていくと上半期は微妙な感じですが、
年明け1月には長野県と長寿食に関する連携協定を締結し、明日から
長野駅ビルに「長野長寿食堂」をオープンさせる予定となっています。
また大阪ではオロビアンコとの提携店舗を続々とオープンさせており、
定性面においては相変わらずの上手い見せ方をしている印象です。
以上、投資判断についてはOutperformでカバー継続します。
今期もまた業績未達懸念が燻るものの、売り込む要素は限定的です。
東京の城東側には「KICHIRI」を殆ど展開していなかったにも拘らず、
よりによって常磐線の北千住や柏辺りに店を出して、案の定なかなか
軌道に載らずそれ見たことかと思ったのですが、足元では持ち直して
いるようです。次はぜひ船橋あたりに出して欲しいところです。
*参考記事① 2015-01-19 675円 投資判断Outperform格上げ
きちり(3082)の運営する、いしがまやハンバーグに初訪店!
*参考記事① 2014-03-06 483円 投資判断Inline継続
タニタ食堂を運営するきちりから株主優待の食事券が来たのでレビュー。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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