
【2122】インタースペース(東証マザーズ)投資判断Outperform継続
現在値 1,045円/100株 PER25.5 PBR2.64 9月配当 株主優待なし
アフィリエイト(成果報酬)型広告『アクセストレード』運営、業界大手。
配当金は年1回8円のため、配当利回りは0.76%となります。
なお、インタースペースは株主優待制度を実施しておりません。
業績から確認していきます。
■2012年9月期 売上高 123億円、経常利益 5.5億円 EPS 25.0円
■2013年9月期 売上高 151億円、経常利益 5.9億円 EPS 29.2円
■2014年9月期 売上高 167億円、経常利益 7.9億円 EPS 57.1円
■2015年9月期 売上高 190億円、経常利益 6.5億円 EPS 41.9円 ce
□2015年3月中 売上高 89億円、経常利益 2.1億円 EPS 9.3円 ce
前2014年9月期はほぼ横ばいとなる見込みだった期初計画を売上・
利益ともに上回って着地し、売上高は約1割増の167億円、経常利益
は約3割増の7.9億円と過去最高を更新しました。前々期、前3期共に
期末で駆け込み下方修正をして印象が悪かったため、これで悪循環
を断ち切った形となり、そこは評価して良いかと思います。
当社の主力事業であるアフィリエイトは金融関係のクライアントに
妙に強いこと以外大した特徴はありませんでしたが、ストアフロント
アフィリエイトという携帯販売店でアプリの販促を行うリアル広告
事業が年率3割を超えるペースで成長を遂げているため、今後の
成長ドライバーとして期待出来そうです。
他にも自社メディア事業の「ママスタジアム」が概ね順調に売上高を
伸ばしているほか、インドネシアで先行していた海外事業はタイや
中国、足元でベトナムへの進出も決まっております。特に昨年末は
インドネシア大手ポータルサイトとのアクセストレードの独占契約
のが発表されるなど、矢継ぎ早の提携戦略を進めています。
今2015年9月期に関しては上述した各事業への種まきが継続するため
売上高こそ1割程度伸びるものの、利益面については全セグメントで
減益見込となっていますが、成長企業としては許容圏と判断します。
以上諸般検討の結果、投資判断はOutperformを継続いたします。
去年のエントリで自社メディア事業への注力がCAチックである旨
指摘しましたが、当社子会社のモアゲームスがCAと恋愛ゲームで
業務提携しましたので、あながち冗談にならなくなってきました。
またこれは余談ですが、当社の従業員向け持ち株会は奨励金が
何と3割!も出るようです。当社はこの規模の会社にしては比較的
社員数が多いこと等も併せて考慮に入れると、株価の下値に鉄板が
敷かれている様なものですので、その辺も買い安心感があります。
*参考記事 2014-01-06 1,405円 投資判断Outperformでカバー継続
材料で攻めるアフィ銘柄、インタースペース(2122)の短評。
*参考記事 2013-01-09 771円 投資判断Outperformでカバー開始
高成長インタースペース(2122)の分析。
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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