ゆくゆくは再編対象?ワンダーコーポレーション(3344) | なちゅの市川綜合研究所

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【3344】ワンダーコーポレーション(JASDAQ)投資判断Outperform継続

現在値 998円/ PER26.9 PBR0.45 2月配当 8月株主優待

ゲームソフトやCD等を販売の『WonderGOO』展開。カスミ系。
配当金は2月確定で2,500円のため、配当利回は2.50%とまずまずです。

ワンダーコーポレーションは株主優待を実施しておりまして、8月末の
株主に対して同社の展開する店舗で使える商品券など2,000円相当を進呈
しておりますので、配当優待利回りは算出すると約4.5%となります。

株主優待は1年以上の保有・3年以上の長期保有でグレードアップして、
それぞれ3,000円相当・4,000円相当となりますので、5%~6%の利回り
が確保できますが、勿論長期保有制度が続くことが前提となります。

業績を確認していきます。
■2011年2月期 売上高 656億円、経常利益 9.4億円 EPS 44円  
■2012年2月期 売上高 656億円、経常利益 13.7億円 EPS▲64円  
■2013年2月期 売上高 697億円、経常利益 8.4億円 EPS 131円   
■2014年2月期 売上高 879億円、経常利益 10.7億円 EPS 210円   
■2015年2月期 売上高 850億円、経常利益 9.5億円 EPS 37円 ce修正 
□2014年8月中 売上高 414億円、経常利益 1.4億円 EPS 5.6円

今2015年2月期8月中間期は前期に買収したTSUTAYAのFCのケイ
コーポレーションとサンレンジャーを新会社に統合するなどの動きは
あったものの、CDやゲームの販売不振が響き前期比・計画比ともに
減収減益決算となりました。

なお、この中間決算のタイミングで通期の数字も修正しており、売上高
で前期比▲3.4%減の850億円、経常利益で同▲11.4%減の9.5億円として
いますが、上期の不振分くらいしか織り込んでないので、会社側修正計画
はなお過大である可能性があります。やはり買収した新星堂のマイナス
寄与が大きく、CDの販売業というのは構造的な衰退業種であることを
まざまざと見せ付けられる様な数字であると言えます。

なお会社側は中期経営計画の数字についても修正しており、2018年2月期
(FY2017)で売上高950億円、経常利益25億円としております。

この様な状況ですが、投資判断はOutperformを継続します。
手厚い優待とそこそこの配当が株価を下支えするものとみております。

あとはタイトルにも書きましたが、カスミが関東のイオン系スーパーと
大統合しましたので、カスミの子会社である当社にも動きが出てくる
可能性があります。ココスみたいに他所様に売られちゃったりして。
(ココスやコンビニの旧ホットスパー運営会社はカスミの子会社でした)

*参考記事① 2013-11-21 895円 投資判断Outperform継続
ワンダーコーポレーションから株主優待が届いたので分析。

*参考記事② 2013-05-01 963円* 投資判断Outperformでカバレッジ開始
長期株主優待有り、ワンダーコーポレーションの研究。

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