ワンダーコーポレーションから株主優待が届いたので分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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【3344】ワンダーコーポレーション(JASDAQ) 投資判断Outperform

現在値 895円/ PER4.4 PBR0.44 2月配当8月優待

ゲームソフトやCD等を販売の『WonderGOO』展開。カスミ系。
配当金は2月確定で2,500円のため、配当利回は2.79%とまずまずです。

株主優待の権利は8月で同社の展開する店舗で使える商品券など2,000円相当が
選べます。この場合の配当優待利回りは算出すると5.02%となります。

株主優待は1年以上保有・3年以上保有でそれぞれグレードアップし
それぞれ3,000円相当・4,000円相当となりますので、5%~6%の利回りが
確保できます。勿論、長期保有制度が続くことが前提となります。

前回のレビュー時に業績掲載をしなかったので、今回はのせます。
■2011年2月期 売上高 656億円、経常利益 9.4億円 EPS  44.7円  
■2012年2月期 売上高 656億円、経常利益 13.7億円 EPS ▲64.9円  
■2013年2月期 売上高 697億円、経常利益 8.4億円 EPS 131.3円   
■2014年2月期 売上高 942億円、経常利益 7.0億円 EPS 204円e   
□2013年8月中 売上高 424億円、経常利益 2.2億円 EPS 25.7円

今期から子会社化したCD販売大手の新星堂の売上高181億円、
群馬でTSUTAYAのフランチャイジーをしているケイコーポレーション
の売上高43億円がオンされますので、売上高がかなり膨らんでおります。

また、その新星堂が柏駅前の一等地にある簿価7億円の自社ビルを、国内の
不動産会社に20億円で売却したために、今期は特別利益も膨らんでいます。
新星堂にとってはこの自社ビルは虎の子だったと思いますので、買われて
早々に自社ビルも取り上げられて、中の人は忸怩たる思いでしょうね・・。

閑話休題、そんな訳で今期業績は変動要素もかなり多い訳なのですが、
今2014年2月期は経常13億予想をしており、中間期で2.2億しかやってないので
「ホンマに出来るんかいな?」となる訳です。まぁ、修正含みでしょうね。

ただ、投資判断についてはOutperformを維持します。

理由は先にも記述した新星堂のビル売却特益の11億円超はしょせん特益
とは言え、時価総額50億円に満たない当社にとってはインパクトが大きい
ということです。(新星堂の社員には悪いですが)これでリストラ費用も
無事に捻出できたということになります。

あとは背後に控えるイオンパワーでしょうか。
現在の筆頭株主がかカスミにケーズHD、メーンバンクが常陽銀行という
茨城臭たっぷりの同社ですが、生暖かい目で見守っていきたいと思います。

考えてみれば茨城県民の渋谷と称される柏のビルを売ったのは、コンプレックス
の裏返しじゃないよな・・・・ザワザワ。

※2013-05-01 96,300円 投資判断Outperformでカバレッジ開始
長期株主優待有り、ワンダーコーポレーションの研究。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11521507172.html

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