
【3175】エー・ピーカンパニー(東証マザーズ)投資判断 Inline継続
現在値 1,669円 PER14.4 PBR4.92 3月無配 株主優待あり
都内中心に居酒屋『塚田農場』等を展開。自社農場で地鶏を育成。
配当金の支払い実績はありません。
エー・ピー・カンパニー株主優待を実施しており、3月末の単元以上保有
の株主に対して3,000円分の株主優待食事券を贈呈しておりますので、
優待利回りは1.79%となります。
業績を確認していきます。
■2012年3月期 売上高 83億円、経常利益 4.6億円、EPS 36.5円
■2013年3月期 売上高 113億円、経常利益 7.8億円、EPS 63.5円
■2014年3月期 売上高 157億円、経常利益 12.4億円、EPS 91.9円
■2015年3月期 売上高 202億円、経常利益 14.4億円、EPS 115.1円 ce
□2014年6月1Q 売上高 44億円、経常利益 3.3億円、EPS 27.7円
□2014年9月中 売上高 92億円、経常利益 5.4億円、EPS 41.7円 ce
外食業界屈指の成長企業らしく、売上高段階から年率3割以上の成長を
確保しており、こと利益面に至っては年率5割を超えるネット企業並み
の凄まじい業績変化率が特徴となっております。
今2015年3月期は売上高で前期比28%増の203億円、経常利益で同16%増の
14.4億円を見込んでおり、成長率はさすがに一服するものの、それでも
余裕の2桁成長となりますので、高いモメンタムは維持されています。
ただ気掛かりなのが足下の数字がそれほど良くないことでして、1Q決算
はまずまずの数字で通過したものの、開示されている夏場の月次既存店
売上高が軒並み100%を割り込むなど苦戦が明らかであるため、中間決算
は期待ハズレに終わる可能性があります。
大量出店により人材の採用と教育が追いついていないという指摘もあり、
バイト店員の主体性に依存するところが大きい当社のビジネスモデルが
転換期を迎えているのかもしれません。当社の学生バイトは他社の新卒
採用で特別優遇される程の営業力との評判でしたが・・・今はそうでも
ないかもしれません。月次開示されているリピート率は50%台を確保して
いるのでまだ大丈夫そうですが、これが低下してくる様だと要注意です。
以上、投資判断をInlineとしてカバーを継続します。
足下では調布市に本社のある新鮮組フードサービス(年商8億円/11店舗)
を買収するなど、持ち前の第一次産業による生産性を十分活かすような
動きをしているのでその辺については素直に評価出来ます。
また国内事業の拡大ペース(年間+44店)に比べて、海外事業の拡大ペース
(年間+2店)が控えめとなっていますが、既存の海外店舗が既に全店舗
黒字化していることを考慮すると、かなりの成長余地が残されております。
それなのに海外事業に人的リソースを割けないのは、やっぱり人材が育って
ないんじゃないか・・・という結論になってしまうのが惜しいところです。
*参考記事① 2013-07-13 2,300円 投資判断Inline継続
船橋駅前の塚田農場(APカンパニー)に行ってきた!
*参考記事② 2012-12-23 1,348円* 投資判断Inlineでカバー開始
APカンパニー(3175)の研究。
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




にほんブログ村