
【2418】ツカダ・グローバルホールディング(東証1部)投資判断Inline格下
現在値 887円/100株 PER10.0 PBR1.12 6月配当優待12月配当優待
欧米風邸宅での挙式・披露宴を行う婚礼が主力。ハワイ等でも展開。
配当金は年2回の5円ずつの配当で、配当利回りは1.12%となります。
ツカダ・グローバルホールディングは株主優待制度を導入しており、
100株以上の株主に対して、6月末・12月末の年2回500円相当のクオ
カードを進呈しておりますので、配当金と合計した配当優待利回り
は約2.25%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 417億円、経常利益 62億円 EPS54.5円
■2012年12月期 売上高 444億円、経常利益 66億円 EPS66.8円
■2013年12月期 売上高 474億円、経常利益 71億円 EPS86.8円
■2014年12月期 売上高 526億円、経常利益 70億円 EPS86.0円 ce
■2015年12月期 売上高 540億円、経常利益 71億円 EPS87.0円 四e
□2014年6月中間 売上高 235億円、経常利益 20億円 EPS25.1円
前期までの業績については、末尾にある前回記事をご確認ください。
当社については、3月の株主総会にも出席しております。
今2014年12月期は中間まで締まっておりまして、売上高については
235億円と過去最高を更新したものの、経常利益は前年同期比23.7%
減となり、既存店集客の伸び悩みが如実に現れた結果となりました。
また、7月よりベストブライダルからツカダ・グローバルホールディング
へと商号を変更しており、頭打ちの婚礼事業から今後成長余地のある
ホテルオペレーター事業へと徐々に軸足を移そうとしております。
加えて8月にはリフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」を36店を
運営するFAJAを30億円かけて買収しており(1店舗あたり1億弱!)
急速に多角化を図っているものと思われます。ただ同社を買収しても
売上で40億円・最終利益で1~2億円程度しかオンされませんので、
当社の婚礼施設とのシナジーを前提とした割高買収と考えております。
以上、投資判断はInlineに格下げしカバレッジを継続します。
今期も最高益予想には違いありませんが、成長率はかなり鈍化しており、
PERは1桁圏での評価が適正だと考えております。また、纏まった人手が
必要な労働集約型ビジネスですので、今後の人件費の増が気掛かりです。
本来であればそろそろ株主還元に舵を切っても良い段階ですが、ゲスト
ハウスの出店費用や大規模修繕費用といった資金需要が旺盛なため、
株主にはなかなかお金が回ってこないと思われます。そのため、現状の
配当利回りでは投資妙味が薄いというのが正直なところです。
※参考記事① 2014-03-30 588円 投資判断Outperform継続
ベストブライダルの株主総会へ(おみやげは毎年ありません!)
※参考記事② 2013-04-04 679円 投資判断Outperform
ベストブライダルから株主優待が来たので短評。
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