

【3167】TOKAIホールディングス(東証1部)投資判断Outperform継続
現在値 496円/100株 PER24.0 PBR2.05 3月配当優待9月配当優待
東海地盤。LPガスのザ・トーカイとCATV等のビック東海が統合。
配当は半期に6円ずつで、配当利回は2.41%となります。
TOKAIホールディングスの株主優待は100株以上の株主に対して、
500円分のQUOカードや1,750円分の"水セット"などの選べる優待を
進呈しており、還元率の高い"水セット"の場合で配当優待利回を
算出した場合は約9.47%となります。
業績を確認をしていきます。
■2012年3月期 売上高 1,819億円、経常利益 98.1億円 EPS 27.2円
■2013年3月期 売上高 1,816億円、経常利益 80.6億円 EPS 29.9円
■2014年3月期 売上高 1,890億円、経常利益 70.0億円 EPS 22.7円
■2015年3月期 売上高 1,970億円、経常利益 73.8億円 EPS 27.8円 ce
□2014年6月1Q 売上高 443億円、経常利益 15.4億円 EPS 6.2円
□2014年9月中間売上高 885億円、経常利益 2.7億円 EPS▲5.8円 ce
前2014年3月期は1月に通期見通しを下方修正しましたが、その水準よりは
かなり上で着地し、無事に増収も確保し、減益幅も縮小しました。
前回記事でも触れましたとおり、アクア事業やブロードバンド事業で湯水の
ごとく顧客獲得費用を費やしましたが、ほぼ会社計画通りに顧客獲得が
進んだため、想定したよりも大分マシな結果となったようです。
今2015年3月期は売上高も過去最高を更新する見込みで、利益面でも反発
を予想しております。先日発表となった1Qはかなり好調に推移しており、
中間最終赤字予想に対して、まさかの大幅黒字通過となりました。
主力のLPガス事業の価格転嫁が進んで利益率が改善しており、コスト
センターであるアクア事業と、宣伝費を削って益出しにかかっている
ブロードバンド事業の顧客獲得が極めて順調に推移していることから
今期は大増勢の一年となる可能性を予感させます。
また前期で中計が満了となり、懸案であった有利子負債削減と自己資本
比率上昇の定量目標値をクリアしてきました。6月に策定した新中計も
これまでと同様の方向性となるものの、3年後の営業利益で126億円と
いう意欲的な数字も出してきています(前期営業益73億円、前期比172%)
ということで、投資判断Outperformでカバーを継続します。
足元の株価推移は好業績を織り込む様な形で上昇しておりますが、
会社側も株価を意識しているものとみられ、自社ホームページにも
フィスコのレポート(日本語・英語)やシェアードリサーチのレポート
を掲載したりしており、IR施策に余念がありません。
また手厚いことで知られる当社の株主優待制度ですが、上記レポート
などと同様に「株主優待制度を長く継続してほしい」といった株主の
声までHP掲載してしまっているので、当面は安泰かと思われます。
残るは増配ですが、メインバンクである静銀(シブ銀)の手前もあるので
もう少し借金を減らしてからになりそうです。。
*参考記事① 2014-09-03 318円 投資判断Outperformカバー継続
TOKAIから株主優待'うるのん'が届いたので、3Qカバー。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11766636306.html
*参考記事② 2013-09-03 342円 投資判断Outperformカバー開始
TOKAIから株主優待の現物が届いたので、投資判断短評。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11605621552.html
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