TOKAIから株主優待'うるのん'が届いたので、3Qカバー。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
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【3167】TOKAIホールディングス(東証1部)投資判断Outperform継続

現在値 318円/100株 PER19.5 PBR1.52 3月配当優待9月配当優待

東海地盤。LPガスのザ・トーカイとCATV等のビック東海が統合。
配当は半期に6円ずつで、配当利回は3.77%と高めです。

TOKAIホールディングスの株主優待は100株以上の株主に対して、
500円分のQUOカードや1,750円分の"水セット"などの選べる優待となっており、
還元率の高い"水セット"の場合で配当優待利回にすると約14.77%です。

業績を確認をしていきます。3Q決算を発表したばかりです。
■2012年3月期 売上高 1,819億円、経常利益 98.1億円 EPS 27.2円 
■2013年3月期 売上高 1,816億円、経常利益 80.6億円 EPS 29.9円  
■2014年3月期 売上高 1,880億円、経常利益 61.0億円 EPS 22.0円 ce修正有
□2013年9月3Q 売上高 1,329億円、経常利益 29億円 EPS 8.9円

経営統合してからわりと順調に来ていましたが、今2014.3月期は足下の3Qで
下方修正発動となりました。主力のLPガス事業は暖冬とかの影響もあるので
減益も仕方ないのですが、本来であれば安定収益源であるはずの通信事業も
顧客獲得コストが増加しており、収益が悪化しています。

また、アクア事業についても戦略的投資と言う名の顧客獲得コストがこれまた
増加しているため営業利益ベースで17億の赤字と完全に足を引っ張っています。
ウォーターサーバー事業は最初の顧客獲得が大変なので、一度軌道に乗ってしまえば
後は利益が着いて来るはずとは言え、内容的にはかなり苦しい結果です。
同業であるウォーターダイレクトも数字を落とした挙句、鬼営業の光通信と
業務資本提携をしていますので、業界競争の激しさがうかがい知れます。

投資判断についてはOutperformを継続します。

下方修正してきたとは言え、経常利益で60億程度ありますので十分でしょう。
主に経費増による減益は、ここは会社の言い分どおり「戦略的投資」として
理解してあげても良いかと考えております。

中期経営計画もギリギリ達成圏ですので、まぁ余裕残しだろうと読みで。
月額2,280円のSIMタブレットによるMVNO銘柄としても期待です。

※参考記事 2013-09-03 342円 投資判断Outperformでカバー開始
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11605621552.html

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