(マイベスト「私たちの幸せな時間」06・韓国)
昨年末、ライター講座の同期と今年のベスト10についてお話する機会がありました。もともとランキングは苦手なので、2007年に観た映画の中で、印象に残った10本と言うことでまとめてみましたので発表いたします♪
あ、劇場鑑賞数は140本でした。
では、鑑賞順にスタートぉ。
「敬愛なるベートーヴェン」 2007年1月
2006年公開ですが、観たのは07年に入ってから。私の映画始めとなりました。なんと言ってあのシーンには涙です。
「007 カジノロワイヤル」 2007年1月
私がまともに見た0007シリーズがこれ。オンナったらしじゃないボンド、ダニエル・クレイグが良い!
「ルートヴィヒ 完全版」 2007年2月
初スクリーン鑑賞。退廃してゆくバイエルン王を演じたバーガーの渾身の演技と圧倒的なスケールに脱帽。ドイツに行って見たい!
「パフューム ある人殺しの物語」 2007年3月
独創的な映画。グルノイユの突き抜けた純粋さが心をうちます。たとえそれが人間の道から外れても。
「善き人のためのソナタ」 2007年4月
あのラストだけの映画と言っても過言じゃないでしょうね・・・。上京前、山形で最後に見た映画。ちなみに上京して初めてみた映画は「バベル」。
「サン・ジャックへの道」 2007年5月
大切なことがジンワリとにじみ出る。旅に出たくる映画。
「アヒルと鴨のコインロッカー」 2007年7月
脚本のうまさと技術。その後伊坂作品(書籍)にはまる。瑛太は圧巻。
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 2007年7月
これまた原作・脚本の勝利。サトエリの勘違い女ぶりも良かった。
感情流出系ではなく、抑えた質感・情感がよい。「写真」には泣きました。あれを大切に持つと言う感性が、私の中にはないものだった。
「天然コケッコー」 2007年8月
何か大きな事件が起きるわけではない。けれども、ふっと郷愁を誘う懐かしい映画。主演二人も初々しい。
見た直後に、いいと思った作品はたくさんあります。でも、これらは鑑賞後何か月経っても印象に残っている映画です。
トータルで観てみると、ハリウッド大作系は入らず、年度の前半で見たものが多いですね。
泣いた作品、意外性・独創性といったところがに惹かれているようです。音楽モノに弱いのは昔からですが、ここに入ってませんけど「私の小さなピアニスト」「再会の街で」「魔笛」などもよかったです。
そして、年間ベストは・・・「私たちの幸せな時間」ですね。死刑囚と、彼を慰問する女性の話と言うよりは、どうにも出来ない関係にある男女がお互いを思う優しさ、悲しさと言うのがジリジリと伝わってくる作品でした。
ちなみに昨年ベストと思えた作品は「トランス・アメリカ」でした。
上京してから、鑑賞数が各段に増えました。が、観たいと思っていて見逃した映画もあります。
一方、試写会で見るものも多くなりました。試写でいいのは、自分ではお金を払っては観に行かないかなあと思ったものでも、思わぬ拾い物がある、というところでしょうか。寄り道したらいいもの見つけちゃったというような。
それも映画の楽しみの一つです。寄り道・回り道にこそ人生の醍醐味があるのかも?
もともと好きなジャンルと言うのは存在せず、鑑賞範囲は広いほうでしたが、これからも幅広く観ていきたいと思います♪