ソマティック・ヒーリングの体験記・B様① と② では、耳が聞こえにくい症状にアクセスをすると、不思議な部屋で不思議な少女に出逢い、耳に影響を及ぼしているのは10年前の悲しい体験だと知らされました。それはB様にとって思いもかけないことでした。
前回、2回目のセッション では、再び難聴の症状のある左耳にアクセスし 「耳の治療に役立つ方法」 を探ることになりましたが、セッションの途中で 「ヒプノのなかのご本人」 も 「三次元のご本人」 も、突然に気を失ったように眠りこんでしまわれたので、催眠から解きました。そこからの続きです
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催眠から解いたあと、セッションでの体験の振り返りをしました。そして “魔女狩り” というキーワードを入口にして、スーッと速やかに再びヒプノの世界に入って頂きました。
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そこは中世ヨーロッパのある村で、雨が降りしきるなか、追っ手から逃げる双子の姉弟の姿がありました。逃亡中に馬から転げ落ちて、弟は左手首に10センチ程の深い傷を負っていました。（弟は前世のB様でした。セッションの継ぎ目で感じられた左手首の痛みは、その傷によるものでした。）
彼は男であって女でした。すなわち、男性の肉体に女性の魂が入った存在でした。姉はそんな弟の心を理解し、いつも彼を護っていましたが、その特異な性質を隠しきれるものではありませんでした。魔女狩りが頻繁に行われていた時代でした。彼は男性なのに女性のようだからと 「魔女」 として投獄されました。そして彼は看守を殺して脱獄し、姉はその逃亡を助けたのでした。それは正当防衛という感覚で、何の罪悪感もありませんでした。
（画像はお借りしました）
逃亡の場面から時が流れると、ガレキの中に呆然と座り込む彼の姿がありました。彼の横には姉の屍が転がっていました。逃亡生活に疲れた姉が 「帰りたい、普通の生活がしたい！」 と言いだして、口論の末、弟が姉を木の棒であやめてしまったのでした。「僕も、もう長くない。」・・・やがてその人生を終えると、彼は天界に昇りました。
天界には大きな滝がありました。彼の魂は滝の周囲の自然の要素のひとつになって、そこに浮かんでいました。彼の魂は滝の中に入って自らを清めはじめました。すると、なにか汚れの様なものが流れ落ちて、どんどんと軽くなっていきました。
さて、現在B様が抱えておられる耳の症状と今終えたばかりの人生はどんな関わりがあるのでしょうか？
「僕が姉さんと口論になって手をかけた時、姉さんもそこにあった石を手に反撃した。姉さんは僕の左耳を石で叩いて、その衝撃が脳にダメージを与え、打撲傷による炎症により、姉さんの隣で僕は死んだ。・・・あ、その耳の症状は温めると良くなるよ。そして、こんな器具を使うと治る。」
魂は耳の治療に役立つ器具のビジョンを三次元の本人の心にリアルに描いて見せてくれました。それは、銅か金でできている20～15センチの鉛筆くらいの太さの棒でした。その棒を耳の横と下と首にあてると、うまく耳を温めることができるというものでした。
「でもね・・・僕が僕を許して（姉弟が）仲直りをしないと、耳は良くならないと思う。」
そこで、姉の魂をその場所に呼ぶことにしました。姉の魂は怒っている様子で、滝の中に誘ってもビクとも動きませんでした。
「姉さん、僕が姉さんを好きだったことを忘れないでほしい。姉さんは “姉さんが正しかった” って、僕に言ってほしいよね。でもあの時、僕にとって姉さんは正しくなかったから謝ることはできない。ただ・・・姉さんが正しかった正しくなかったは置いておいて、命を奪ったことは・・・ごめんなさい！」
姉の魂は謝罪を受け入れました。スッと滝に入って弟の魂の横に並ぶと、滝がその魂から黒い塊を外して流し落としました。
「今ね、姉さんと仲直りをした。姉さんは隣で笑っている。」
数世紀ぶりに仲直りをして、ツインソウルである二つの魂は喜びに満たされていました。その喜びを胸に、セッションは終わりました。
現世での悲しい体験、前世での悲しい体験のどちらもが現在の耳の症状に影響を与えていることがわかりました。その悲しみを癒すのは真逆にあるエネルギー 「喜び」 なのでしょう。
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「ヒプノセラピーでハッキリと耳の治癒に役立つ器具を見せてもらえるなんて凄い！」 とB様。「セッションの前半で、大きな本の中にあった修道院はおそらく 魔女狩りをしていた本拠地だったと思います。」
２回目のそのセッション前半で見せられた 「龍の消滅」 の意味はこの時点ではわかりませんでした。（次のセッションでわかることになりました。）モニター様は５回を一連としたセッションを体験されます。潜在意識がセッションの回数を認識していて、最終話に向けてまるで導かれるように “気づきのストーリー” は続きます。
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珊瑚
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