幸福な結婚についての統計的分析 | ラテン系企画マンの知恵袋

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「幸福な結婚についての統計的分析」という面白いレポートを発見しました。

<要旨>
女性の場合、学生時代や合コンで知り合い、付き合いの延長線上で自然な形で、あるいは、ライバルが現れたからという理由で結婚した場合、満足が高い。逆に、仕事の取引先が相手であったり、「友達・仲間の多くが結婚したので」が理由であったりすると満足度が低くなる。年齢は、35-39歳で結婚した場合、満足度が最も高くなる(男性は年齢との相関なし)。

男性の場合も、「自分の年齢を考えて」「相手に結婚を迫られて」「子供ができたので」「親の年齢を考えて」等、後ろ向き(受動的)な理由の場合、満足度が低くなっている。

男性も女性も、女性の収入があがることは満足度に繋がらず、男性の収入があがった時のみ満足度向上に繋がる。

<コメント>
全般的に、「主体的」に決断し、結婚に至ったケースで満足度が高く、受動的に結婚に至った場合に満足度が低くなっている。やはり、主体的に決めた場合、自らの判断に責任を持ち、「幸せになろう」と努力する(あるいは「幸せであると思い込む」)という効果が大きいように思う。一方、受動的に結婚に至った場合、試練に直面した際(結婚生活において避けられない!)「ああ、やっぱり、あんな相手(あるいは、あんな理由で)結婚するのではなかったと責任転嫁をする。という構造なのかなぁと思いました。

最後の収入のところは、感覚的にわかる部分もありつつ、裏に意図も感じるなぁなどとも思いつつ(笑)。

■幸福な結婚についての統計的分析 参鍋篤司 シニア・フェロー (株)政策基礎研究所