ラテン系企画マンの知恵袋

ブラジル仕込みの企画マンから書評、講演、実体験等、
最新のビジネスシーンから情報更新していきます!
(なお、本ブログは個人の責任で書いており、所属企業とは無関係です)

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調査のフェイスシートを読み込みながら、その人の人となり、家族との関係性、食卓の風景、その背景にある色彩や温度感などを想像する瞬間が好き。今回、「普段活用しているSNS は?」という質問を入れたのですが、若年男性は既にFacebook 優勢。女性はいまだmixi 強しという状況を再確認。自分の周りだけ見ていると、mixi ユーザーって本当にいるの?とつい思ってしまうので、定期的に俯瞰することが重要だと改めて。あと、女性に「気軽につぶやける」とtwitter 人気が意外に高いことも新たな気づき。更に、ママさんになると、ベネッセ・ウィメンズパークや教育情報サイトが一気に台頭。ウィメンズパークは、会員数こそ300万人弱と他のSNS より見劣りするものの、「濃さ」というか活性度合いが段違い。というようなことも浮かび上がってきます。

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インテグレートCOOの山田まさる氏の最新刊。本書で、弊社事例を取り上げて頂いた関係で献本頂きました。ちなみに、私自身も登場しています(笑)。

前作、「脱広告・超PR」が、PRの進化系であるこれからの統合コミュニケーションのあり方を提示した、極めてインテグレート社そのもののPR色の強い1冊であるのに対し、本書は、山田さんご自身の想いに忠実に書いた1冊であるというのが読後の第一印象です。

本書を要約すると以下の通り。従来の問題と解決策の関係が明快な「ターゲット思考のコミュニケーション」では解決できない「ややこしい問題」が増えてきて、「問題解決思考のコミュニケーション」が求められている。これには、パターン化された解決策は存在しないので、都度、「統合知」と呼ばれる英知を結集して解決することが必要となる。英知の結集の際、全人格的なコミュニケーション・リーダーシップが重要となり、また、リーダーシップの実践を通じて人間的な成長が期待できる。

個人的には、ここで提示されたフレームワークそのものよりも、事例紹介を通じて伝わってくる著者の「熱い気持ち」が本書の最大の魅力と思います。特に、ふくしま産食材のPRの仕事は、実にデリケート。実際、ネット上では多くのネガティブな反応も飛び交っており、「リスク」を考えると、躊躇する気持ちが先に立つところであるが、「大儀」を全うすべく、自らの知見を持ってなんとか貢献しようという姿勢にとても共感しました。人の琴線に触れ、人を動かすコミュニケーションの原点はここにありと、自らの反省も含め、大切な気づきを頂きました。

当社の「節電レシピ」プロジェクトも紹介されているので、ご一読頂けると嬉しいです。

統合知 (現代プレミアブック)/山田 まさる

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著者の高見氏は、日本人で初めてNPS(Net Promoter Score)の認定試験に合格し、日本におけるNPS理論の第一人者。

NPSは、顧客のロイヤリティを測定し、自社のサービスや商品を改善していくために用いる、コンサルティング会社のべインが開発した手法。米国企業の経営、マーケティングの世界では、顧客ロイヤリティ測定時のディファクトスタンダードになりつつある。

本書は、NPSの概念や米国での活用事例を簡潔に紹介しつつも、ソーシャルメディアの活用なども絡めて、「顧客ロイヤルティー向上を中核に据えたマーケティングが今後の重要になる」ということを体系的に解説した本である。

ソーシャルメディア活用のバイブルと言われている「グランズウェル」の内容も簡潔にまとめられており(アマゾンでは、パクリであると揶揄もされているくらい:笑)、CRMやソーシャルメディア系のお仕事に携わっている方には、教科書として大いに活用できる1冊です。

ロイヤルカスタマーの育成・活用価値を、以下の3つに整理

①クロスセル・アップセルを通じた直接購買
②自発的なクチコミ効果
③顧客代表としてのフィードバック効果(商品開発や販促に活用)

まさにここが、自分自身が業務を通じて、もやもやと整理しつつあった概念だけに、最大の共感ポイントでありました。

他にも、CRM系業務に携わっている方にとっては、赤線ひきまくりの1冊であること間違いありません。逆に、そうでない方にとっては、「ふーん、そんなの当たりまえじゃん」といった感じかも知れません。

最後に、あとがきに掲載されている「ソーシャルメディア担当者が直面する6つのチャレンジ」も、業務で関わっている方にとっては、とても共感できる内容と思いますので、シェアさせて頂きます。

①社内文化からの抵抗
②ROIの測定
③リソースの欠如
④絶えず変わるテクノロジーの世界
⑤社内からの自分に対する憤りや妬み
⑥迫り来るビジネスユニットからの要求増加

ロイヤルティリーダーに学ぶ ソーシャルメディア戦略/高見 俊介

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みなさん、「ぐぐたす」ってご存知ですか?

Google+というGoogleから提供されているSNSサービスのことです。

私のようなソーシャルメディアのヘビーユーザーからすると、「フォローを柔軟に組み替えながら、鮮度の高い情報を素早く入手できるtwitter」「相互承認ベースにリアルの人間関係の補完に役立つFacebook」「ある程度まとまった考え方を情報発信することで自己表現が可能なブログ」というフォーメーションが既に確立しており(更に、私の場合、主に書籍の引用備忘録としてtumblrを活用)、今更、Google+とか言われても...という感じでアカウント登録だけして放置プレー状態となっておりました。

そんな中、昨年末から、Googleのプロモーションの一環として、AKB48&秋元康が参入。メンバー全員がアカウントを持ち、SNS内で業務連絡のごとくやり取りを行うことで、同サービスの良さをアピールするという仕掛け。

自分の場合、特にAKBが好きな訳ではないので、最初、そのニュースに触れた際は、さして興味も沸かず、それを機にGoogle+を覗くということもしませんでした。

ところが、先週ぐらいから、秋元康さんが怒涛の書き込みを行っているという情報を聞き、今朝、久しぶりにGoogle+にログインし、秋元康さんをフォローしてみました。すると、一瞬にして、私のウォール(って言わないのかも知れませんが)が、秋元さん&AKBだらけになりました(笑)

過去に遡りながら、ざーっと斜め読みをしたところ、これが実に面白い。AKBメンバーの書き込みに秋元さんの思考回路にスイッチが入り、新たな企画や発想に繋がるような気づきが生まれていく様子が、実にリアルに再現されている。また、「秋元先生へ提案です」といった感じで一般ユーザーも絡んでいったり。

もちろん、プロモーションの一環なので、ある程度は事前にシナリオがあって展開されているのであろうけれど、それにとどまらず、秋元氏が実際に使いこなす中でツールの良さを発見しつつあることがリアルタイムで伝わってきます。

オフラインで意見交換するよりも、より幅広い意見や刺激が集まることで、いわゆる「セレンディピティ」を生み出す可能性を秘めている。

一方、自分自身のFacebookの使い方を改めて振り返ってみると、結構、ウォールでの情報発信を契機に社内のメンバーと意見交換を行い、そこに、社外のメンバーも参入してきて一緒に盛り上がるということが起きています。そして、それが、一番楽しい瞬間だったりします。

ただ、Facebookの場合、相互承認ベースなので、全く知らない人が参入してくるようなことは起きない。そんな中、Google+は、Facebook的な身元が明らかな感じによる信頼感と、twitter的な相互承認でなく自由にフォローできる仕組みの「いいとこ取り」したサービスであり、本格的に普及してくると、従来のサービスにはない新たな価値提供に繋がる可能性を感じました。

Googel+には、サークルを細かく設定してクローズドに楽しむ機能も充実しているのですが、まずは、このオープンな特性の方こそ、普及のドライバーになるのでは?と個人的には思います。そうすると、リアル補完として独自のポジションを築きつつあるFacebookよりも、気軽に情報発信できるtwitterの方が、シェアソースとなり得るのかと。

当然、SNSは人が集まってこそ価値があるので、どんなに高機能でポテンシャルが高くても、人が集まらなければ成立しない。今回の秋元氏の仕掛けが、日本におけるGoogle+のテイクオフにどれだけ貢献できるのか、要注目ですね。

■秋元康「ぐぐたす」で大はしゃぎ(webR25)

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著者の俣野さんから献本頂きました。

俣野さんは、東京を本社とする某東証一部上場企業で約8年間普通のサラリーマンとして勤務しつつ、「このままで良いのか?」との疑問を抱きながら、悶々とした日々を過ごす。海外赴任中、社内起業制度が設立され、背水の陣でベンチャー事業を創業。事業開始約2年でその功績が認められ、事業は独立法人化。そのまま関連約100社の現役最年少の役員に就任。という華々しい経歴の持ち主。私と同い年(まさに1ヶ月違い)なのに、自分はこれでいいのか?とちょっと焦りを感じる1冊でもあります(汗)。

内容的には、まさに、著者が実践を通じて蓄えてきた奥義が簡潔にまとめられています。ターゲットとしては20代後半から30代前半のサラリーマンといったところでしょうか?

個人的には、議事録について書かれたパートが一番の共感ポイントです。「会議の書記に立候補しなさい。なぜなら、書記としてであれば通常出られない意思決定の会議に参加できるから。そして、翌朝までに書き上げて出席者へ配布せよ」。

私自身、議事録作成はとても良い訓練になると思っています。自らの経験と照らし合わせても。なぜなら、日本語の会議の議事録は前後のコンテクストを理解していないと書けないから。試しに、「発言録」をそのまま文字に起こしてみると良いです。多くの場合、会議に出てない人には理解不能の文書となっています。

まさに、翻訳能力が問われます。前後のコンテクストを咀嚼し、文章だけ読んでも理解できる形にリライトする。同時に、「こだわりワード」をきちんと残し、発言者の個性はしっかりと表現する。これは、相当、高度な知的作業です。

もうひとつのメリットは、「曖昧さ」を利用して、ある程度、自分に有利な表現を選べること。もちろん、露骨にやり過ぎると、後で訂正指示を受けてしまいますが、議事録としての「流れ」がきちんとできていると、案外、発言者も「そうそう、実はこういうことを言いたかったのだ」と納得してしまうものです。

更に、誰が、どういう修正指示を出してきたかというもの、議事録作成者のみに与えられる貴重な情報となるのです。

書評と称して、強引に持論を展開してしまいましたが、俣野さんとは、是非、じっくりお話がしたいです。そして、自作では、法則的なものではなく、もっとストーリー仕立てになっていて、「その時、どう判断し、どうなったか?」ということが学べたら良いなぁと、勝手ながら思っております。

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プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術/俣野 成敏

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