本日、世界初ギャルママレシピ本、「作ってアゲる↑食べてアガる❤ mamaごはん200Recip(インフォレスト社)が発売となりました。
本書は、味の素社が2年間かけてサポートしてきたギャルママプロジェクトの集大成となります。
私自身、本プロジェクトに関わるまでは、恐らく、世の中の多くの人と同様、ギャルママに対して偏見を持っていました。果たして、家事や育児をきちんとやっているんだろうか?と
モバイルレシピサイトやミーツというイベントの協賛を通じて、あるいは、ヒアリングする為の座談会を通じて、彼女達の振る舞い、行動、考え方を知り、如何に自分がステレオタイプな偏見に囚われていたかを反省しました。
20歳そこそこ(あるいは10代)で結婚し、多くの場合、出産も同時。十分な準備もないまま、主婦&母親として重責を担う。収入も決して多くはない中、家計のやりくりもしなければならない。
「あんなファッションに時間やお金を使って」と思われがちですが、気合を入れてギャルメイクをするのはお出かけの時のみ。外出する日は、メイクに時間がかかる分、朝早起きして身支度をする。決して家事の手は抜かない。服も、ユニクロやシマムラ中心でブランドものは購入しない。いかにお金をかけずに、個性を主張し、ファッションを楽しむかが彼女達の腕の見せどころなのである。
そして、料理に対しても全く同じ。いかに材料にお金をかけずにチビコ(お子さんのこと)が喜び、かつ、自分のテンションもあがるようなカワイイ料理を作るかに日夜、知恵を絞り、活発な情報交換を行っている。
公園デビューの際も、普通のママのサークルには入れてもらえないので、ケータイネットワークを駆使して、ギャルママが集う場所を見つけ出す。必然的に、ギャルママサークル内での結束は強固になる。
チビコ同伴のミーツ等での交流を通じて強く感じたのが、ギャルママ達はとても礼儀正しいということ。チビコに対しても同様で、ワガママなことをしたらビシッと叱る。こういうのを見ていると、彼女達自分の子だけを贔屓しろと教師に食ってかかる「モンスターペアレンツ」には絶対にならないだろうなと思う。
礼儀正しくしつけもしっかりする一方で、皆、とてもキュートなのである。そこは、まさに、ギャルママの魅力。キュートに可愛らしくお願いされると、つい、サンプルを余計にあげたり、チビコの面倒をみたりしてしまう訳なのである(笑)。
更に、ママサークルの幹部の方々などは、社会に貢献したいという意欲がものすごく高い。「ギャルママだから家事・育児に手を抜いていると思われたくないし、だからこそ、社会に役立つことがしたいんです」という言葉がとても印象的でした。
このプロジェクトに携わるようになって、心から、ギャルママ達を応援したいと思うようになりました。本当に、正直な気持ちです。
今回のレシピ本は、そうしたギャルママの叡智が詰まった1冊です。安い材料を工夫してうまく料理に仕立てる技は、ギャルママの世界だけにとどめておくのはもったいない。実は、とても汎用性があるものと思っております。
また、料理を作らない方にとっても、ひとつのアート作品集としてお楽しみ頂けます。
これを機会に、ぜひ、一度、手にとって頂けたら嬉しいです。
<関連リンク>
■味の素サポートで世界初のギャルママレシピ本、発売!(一人広報の達人 井出留美ブログ)
■ギャルママが食品業界を救う!? ターゲットの既成概念を外せ!(石原明氏)
http://knowhow.dreamgate.gr.jp/strategy/?id=1612&pageID=2
作ってアゲる↑↑食べてアガる mamaごはん200Recipe (INFOREST MOOK)/著者不明
¥780
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