エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

Amebaでブログを始めよう!
このブログの案内図を書いていきたいと思います。
(作業中の部分もありますので、了解ください。)

第1部 エリオット波動について

第1章 エリオット波動のルール及びガイドラインについて

1 衝撃波(インパルス)について
  ・1波と4波が重複しないとは?
  ・衝撃波の第3波は必ずチャンネルブレイクするのか?

2 ダイアゴナルについて

3 ジグザグについて
  ・ジグザグのルールとガイドライン

4 フラットについて
  ・フラットのルールとガイドライン
  ・拡大型フラットの比率分析
  ・B波の内部構成

5 トライアングルについて
  ・拡大型トライアングルのルールとガイドライン
  ・縮小型トライアングルのルールとガイドライン
  ・スラストについて
  ・トライアングルが第2波では珍しい理由

6 複合波について

7 その他のルールとガイドラインについて
  ・二重反転(ダブルリトレースメント)について


第2章 エリオット波動の実践について

・ダイアゴナルラインブレイクの飛び乗りは危険
・ジグザグの次に来るのは?
・本に書かれていないトライアングルの真実
・ストップの適正な引下げのタイミング
・最初のジグザグは大切
・トレンドの始まりを捕まえる方法
・エントリーする前に損切ラインは決めておきましょう
・ジグザグのエントリーガイドについて
・波動と波動の接続について
・カウントがわからなくなった時の応急処置

雑章

・負けない手法はない
・ローソク足のヒゲをどう考えるのか?
・ガートレー222を使ってみる
・エリオット波動の系譜
・初めてのThe Wolfe Wave

第2部 統計について

・単位根って
・見せかけの相関
・Σの展開をイチから考える
・リアルとモデル

・その期待値を信用していいの?

では、昨日の104.45のショートがどうなったか見てみると

 

 

104.55で損切となってから、104.63からの急落でしたね。

ブログの題材としては、非常に良い展開になりました。

 

このトレードで私が何を反省しているかを説明すると

 

「あのストップをあと10pips上にしていたら、今頃100pipsの利益が出ていたのに・・・」

では、ありません。

 

実は、何の反省も後悔もしていません。

それは、このトレードの損失は、「単なるコスト」だからです。

 

結果論から言えば、このひとつのトレードでは、ストップを10ではなくて20にしていれば、勝てたトレードです。

 

では、ここで、「これからストップを20にしよう」としたら?

確かに勝率は、少し上がるでしょう。その代り負けた時のコストが毎回2倍になるわけです。

では、その上がる勝率で毎回倍になるコストを回収できるのか?という問題になります。

私の手法では、多少勝率が下がってでも、コストを抑えた方が、全体のパフォーマンスが高くなる傾向がありますので、この一回のトレードの結果に関わらず、今後も今回と同様のトレードをしていくことになります。

 

初心者の皆さんに、お伝えしたいのは1回1回のトレードの結果で一喜一憂する必要もありません。

 

例えるならば、サイコロを振って4以上が出れば勝ち、3以下が出れば負けというのがFXだとします。最初に皆さんが持っているのは、平均3.5が出るサイコロです。

普通にやっても、6が出て勝てることもあるし、1が出て負けることもある訳です。

誰もがここからスタートします。

そして、勝ったり負けたりしながら徐々に資金が減っていくことに気づきます。

もしくは、大きく賭けて一気に負ける人もいることでしょう。

そこで、みんな勉強をし始めます。「このままじゃいけない」と考えます。

 

ただ、ここで多くの方が勘違いして間違えた方向に進んでしまいます。

それは、「次に出るサイコロの目を当てれるようになろうとするのです。」

それは、当たりません。運ですから。

でも、相場も同じなのです。未来の事を当てることなんてできません。

 

では、どうすればいいのか?

それは、あなたの持っているサイコロを自分の使いやすいように少しづつ削ったり叩いたり、加工するのです。そして、平均3.5が出るサイコロを平均4が出るサイコロに変えてしまえばいいのです。

博打の世界でそんなことやれば、海の底で眠ることになりますが、相場の世界では全く問題ありません。

そして、平均4が出るサイコロを手にしてしまえば、後は自分の番が来た時に、それを振るだけです。メンタルも何も必要ありません。

ただ平均して4が出るということなので、当然1や2が出て負けることもあります。

それは、想定内の損失コストです。

 

では、最後に重要な質問をします。

「あなたの今振っているサイコロは、ちゃんと勝てる期待値の出せるサイコロですか?」

メンタルをどれだけ鍛えても出るサイコロの目は、変わりません。

勝てる期待値の無いサイコロを振り続けても勝てる様には、なりません。

 

大事なのは、これから上がるか下がるかを当てれるようになる技術ではありません。

自分の手法の期待値を上げることです。

 

ブログの案内図

 

さて、昨日の続きです。

 

もしも、予定通りに104.45でショートエントリーしていたら?についてのその後のポジション管理について、説明しておきます。

 

まず、損切のストップ注文は、104.55のままでいいですね。

抜けたら寝ている内に、撤退してくれます。

 

注文を動かすタイミングとしては、このまま103.95まで落ちてきた時ですね。

このあたりで、50pips位の利益が出ていると思いますので、ここで3割から5割は利確しておきましょう。

同時に残ったポジションの損切のストップ注文を建値の104.55までは、最低でも引き下げておきましょう。

 

その次の注文を動かすタイミングとしては、101.75ですね。

この時点で少なくとも8割は利確しておきましょう。全て決済してもいいくらいです。

270pips位の利益になっているはずです。

 

こんな感じでポジション管理をしていくと、リスク10pipsに対して、リワードの高い取引ができるのではないかと思います^^

 

では、皆様の検討を期待しています^^

昨日に引き続き質問の回答です。

「じゃあ、もしもトライアングルC波の終点を狙うならどこなのか?」

について、回答します。

 

このまま直近安値の102.80を下抜けずに、このまま上昇した場合という前提であれば、現状の狙い目としては、104.45又は104.97です。

ただ、このように可能性がバラけている時点で、それぞれの優位性が低くなっています。

 

個人的には、ここからの上昇の波形を見つつ、どうするかを考えていくところですが、それなりのクラスターが出なければ見送る可能性は高いです。

 

もしもどちらかで入る場合は、それぞれのストップは、5pipsから15pipsあれば十分です。

例えば、自分の1回の取引の許容リスクが、\10,000とするならば、①104.45で5,000通貨の売り注文、104.55で損切、②104.90で3,000通貨の売り注文、105.05で損切。

位な感じですね。

105を越えてもなお上昇が止まらない場合は、トライアングルではなくなった可能性が高くなりますので、上記トレードで負けた場合は、逆にロングポジションを取ったり、変に売り続ける必要は、全くありません。様子を観察する期間となります。

 

 

 

 

 

ブログの案内図

 

ブログの更新が半年ぶりになりますね。

この半年間は、アウトプットを控え、いろいろな本を読んだり、自己のモデルを考えたりとしていました。

 

今日は、先週いただいたメッセージの質問を回答してみたいと思います。

質問者さんは、このようなトライアングルのカウントをしていたが、A-Cのラインを突破して上方にブレイクしてしまったが、そもそもこのトライアングルという想定がおかしいのか?

という質問ですね。

 

回答としては、そうかもしれない。としか言えないところです。

参考までに

「本に書かれていないトライアングルの真実」

 

そして現時点で私が考えているのは、

 

未だ、C波の途中ではないか?という見解です。

C波は、複合型のジグザグで期間的にも長くなりやすいというガイドラインがありますが、トライアングルのカウントで最初に疑うのは、経験則として、「まだ終わっていないかも」ですね。

 

そして、トライアングル終了後の推進波に早く乗っておきたいと考えるのは皆同じですが、トライアングルほど、ラインブレイクのダマシの多い展開はありません。

E波終点を狙うには、何度も騙される覚悟とポジションコントロールが必要になります。

それよりは、トライアングル終了後の推進波の2波終点を狙う方がずっと楽です。

 

こんな時は、チャートに張り付かず、時間を別のことに使うのもひとつの方法だと思います。