これまで、『近鉄内部・八王子線』の存廃問題について、3つの記事を書いてきました。
■『近鉄内部・八王子線』今後の行方 ① 【現状整理、そしてタイムリミット】
⇒ http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11209058849.html
■『近鉄内部・八王子線』今後の行方② 【市、議会の取り組み】
⇒ http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11209176279.html
■三岐鉄道北勢線の実情 【近鉄内部・八王子線の今後を考える】
⇒ http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11223787909.html
この3つのブログが、大きな反響を呼んでいます。
mixiや2ちゃんねるにリンクが掲載されたこともあり、全国の鉄道ファンの方からの声も多く寄せられました。
先日、私のブログをお読み頂いた関東の大学の鉄道経営学を専攻されている准教授の方からご連絡を頂き、直接お会いして内部・八王子線の存続について意見交換をさせて頂きました。
これまで市内外の方から、30件あまりのコメント数が寄せられました。
また、そのコメントの内容が非常に鉄道経営に精通したものが多く、大変勉強させられるものが多かったです。
例えば、行政から説明のあった車両更新費用の国からの補助割合ですが、これは大手私鉄には補助金が出ないそうです。
とすれば、近鉄がこのまま経営を継続するのであれば、車両更新について国の補助を期待する事は出来なくなります。
行政ですら、その部分の知識に誤りがあるという、まだまだ皆が知識・勉強不足な状況です。
こういった点も、ブログでのコメントから判明しました。
その他、鉄道経営に関する知識も含め、こういった情報を数多く頂いています。感謝しています。
当ブログを見て、問題意識がある方のコメントであるので、こういったコメントをしっかりと受け止め、これからの議論に移していきたいと思います。
さて、前回のブログからの「内部・八王子線」の状況をご報告します。
昨年度の「議員政策研究会 総合交通戦略分科会」にて、『内部・八王子線の存廃問題』が取り上げられ、「内部・八王子線の存廃のタイムリミットが平成25年夏」ということが明らかになり、本市が抱える大きな課題として、一気に表面化しました。
また、6月定例月議会で土井議員の一般質問で取り上げられたこともあり、新聞各紙(朝日新聞、読売新聞、毎日新聞)でも当問題が掲載されました。
議会においては、平成23年度の「議員政策研究会 総合交通戦略分科会」が平成24年度は『総合交通政策調査特別委員会 』に格上げされ、「内部・八王子線の存廃問題」を優先的に議論していく事になりました。
議会としては、『内部・八王子線の存廃問題』について腰を据えて議論出来る場が整った訳です。
また、先日行われた6月定例月議会において、『総合交通政策調査特別委員会』の副委員長に私が拝命されました(委員長は豊田議員)。
内部・八王子線の存廃問題は、今後の四日市市の公共交通の行方を大きく左右する問題であるので、近鉄が存廃の意思決定を下すタイムリミットである来年の夏までに議会としてしっかりとした準備及び対応策を整えていかねばならないと思っています。
大変、責任の重い特別委員会の副委員長の責任として、当問題も積極的に開示していきたいと思います。