2011北の大地・その5 熱い一日・・・・ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

部屋のテレビがつかないせいもあり、夕べは10時半には就寝。
・・・・だもんで今朝は5時半に目覚めてしまった。(^_^;)


木馬の四方山ばなし-room

のんびり朝風呂に浸かってから、バイクの準備。


昨日かわいい後輩のドリーがリアサスの伸び側ダンパー調整の場所を教えてくれたので、再度調整してみた。


圧側 7ノッチ(→4ノッチ)→5ノッチ

伸び側 12ノッチ→8ノッチ


とした。


厳密に言えば、サグ出しと言って乗車1Gでのサスの沈み込み量が適切になるように調整するのがいちばん最初なのだが、流石に出先ではいじるのは難しい。


まあ、とりあえず、上のように圧側は2ノッチ、伸び側は4ノッチ締めてみた。


伸び側は工具なしで調整できるし、圧側もマイナスドライバーですぐに出来るので今日は走りながら、セッティング出しをしようと思う。



そういえば昨日電池を買ってきたひげそりだが、電池を入れても動かない。
どうやら荷物のパッキングで圧迫されたのが悪かったのか、壊れてしまったようだ。

ただのひげそりになっちまった。(^_^;)
まあ、それでも使えるから良いんだけどね。



それからもう一つトラブル。


デジカメのカードのふたが開かないのだ。
先っちょが引っかかっている感じ。。。
爪で引っ張ればもちろん開く。

木馬の四方山ばなし-camera


みるとふたの先端あたりのケースが少しゆがんでいるためにふたが引っかかっているようだ。


そういえば昨日の朝、保護ケースに入れた状態ではあるが、コンクリートの上に30~40cmの高さから落としたっけ。

おそらく華奢なコンデジだ。その時の衝撃で変形してしまったのだろう。


仕方がないのでふたの先端を爪切りのやすりで少し削ってみたところ、OK。(^_^)v


しかし、このカメラ、風景などは割合きれいに撮れるが、縞模様のあるものはモアレがひどい。
小さいセンサーなのに無理に画素数を上げたのが仇になっているのではないだろうか?



そうこうしているうちに朝食の時間となった。

木馬の四方山ばなし-breakfast


まあ、悪くはないのだが、鮭の切り身がパサパサしていて、北海道で食べるサケとは思えない。
東京で食べる切り身ならこんなモンだろうけどね。(苦笑)




天気は良いので今日はめいっぱいダートを走ろう。


朝、8時に出発。

まずは少し回り道・・・・・・と言うより、寄り道で幾寅峠のダート区間を往復した。
体慣らしとサスのフィーリングチェックだ。

木馬の四方山ばなし-asaren


フラットダートなのですべての確認が出来たわけではないが、非常に良い。

リアサスの無駄な動きが少なくなっており、ブレーキングでリアがホップしないため、接地が抜けにくくなった点も良い。

ブレーキングも安定して来た。(^_^)v



木馬の四方山ばなし-karikati


お次に目指すのは本日のメインイベント。


パンケニコロベツ林道とペンケニコロベツ林道。

どちらもトムラウシに向かって平行して南北に延びているダートだ。

それぞれが30kmくらいあり、その先にもダートが広がる。


ペンケニは昨年走ったが、パンケニは工事中で入れなかったのだが、今日は工事はお休みようだった。


木馬の四方山ばなし-dirt

しかし、ゲートがあって通行不可と看板に書いてある。

ま、とりあえず、せっかくだからと行けるところまでを往復。
結局、入り口から3km地点でUターンとなってしまった。



気を取り直してペンケニに進入。


ちょうど前後して、札幌ナンバーの古いXLXに乗った人が走っていった。

北海道の林道で人を見かけるのは鹿を見るよりも珍しい。(苦笑)


木馬の四方山ばなし-dirt001

この林道、中途半端に人の手が入っているので、深めの浮き砂利の区間が結構長いし、場所によっては深砂利だ。

昨年は、重量車のアフリカツインで走行するのにかなり神経を使い、冷や汗をかかされたものだ。

木馬の四方山ばなし-dirt002


今年は軽量のブルーサンダー。

さすがに浮き砂利ではフロントが流れないように神経を使うが、アクセルを開けてさえいればどうと言うこともない。


楽しく、ハイペースで走れる。(^_^)v


昨年のアフリカ象でのペースを遙かに上回る速度で巡航可能だ。
コーナーでも気持ちよく、テールスライドを楽しめる。


ふと我に返り、ひと気のないダートで速く走れることに何の意味があるのだろう・・・なんて哲学的?なことを考えてしまった。


レースじゃあるまいし、というよりも競う相手は逃げていく鹿くらいなものなのに、である。


しかし、楽しいのだから仕方ない。(爆)


峠を過ぎたところからはオプションコース。
遠回りのダートに入り込んだ。



木馬の四方山ばなし-touge


木馬の四方山ばなし-dirt003

遠くの山には残雪がみえる。

約50km近く走ったところで、トムラウシ温泉へ向かう道道に出て、今度はそのままフラットダートを楽しんだ。


朝イチの体慣らしも含めるとダートの走行距離がトータル100kmを超え、さすがにお腹いっぱいなのでおとなしく舗装路を移動しはじめたのだが、脇道で入り込めそうなルートを見つけたので、懲りずにまたまた進入。(^_^;)


木馬の四方山ばなし-butterfly


オイラの持っている地図には載っていないルートだが、おそらくペンケナイ林道だと思う。
もとの道道に戻ってくるまで
約27kmのダート走行だ。


途中、うっそうとした木々に囲まれた薄暗い区間で、ホンの10m先から黒っぽいヤツが現れた。


クマだっ!!


この間のヤツよりも遙かにでかい。立ち上がったら小学生高学年くらいの大きさはある。
しかもちょっと色つやが違う。。。


たぶん、、、、いや、絶対ヒグマだ。。。(^_^;)



どうやら今年はクマの当たり年らしい・・・・なんてバカなことを言っている場合じゃない。

幸い、ヤツはバイクの音に驚いて逃げてくれたのは良いのだが、道なりに走っていくのでバイクで追いついてしまうそうになる。


せっかく逃げてくれているのに追い詰めてしまうと反撃してくるかもしれない。。
そう思って、スローダウンしてヤツが横の藪の中に消えるまでは少し距離をとったのは言うまでもない。


それでも100mくらい一緒に走ったけど。(恐)



さすがに今度こそ、お腹いっぱいなのでおとなしく宿に向かおうとも考えたが、まだ少し早い。

そこで糠平湖まで行こうと思い、宿のある帯広とは逆方向の北に向かったのだが、然別の手前あたりで前方の空が真っ黒な雲に覆われていることに気づいた。


程なく、路面がぬれてきて、その直後に雨粒も落ちてきた。

北部は間違いなく本降りだ。
よく聞くと雷も鳴っている。


速攻でUターンしてやっぱり宿に向かうことにした。


道路沿いの電光掲示板には「十勝北部 雷注意報」とある。


判断は正しかったようだ。




結局、4時ちょうどにビジホにチェックイン。


汗だくの体をざっとシャワーで流したら、ロビーにあるコインランドリーで洗濯だ。
すっぱくなったMXジャージはもちろん、薄汚れてきたメッシュジャケットも丸洗いしてしまった。

あしたも良い天気の予報。少しくらい生乾きでも走り出せば5分で乾いてしまうさ。
(´ー`)┌フッ


晩ご飯を食べようと駅近くの繁華街に出てみると、お祭りなのか縁日モードで人だらけ。

コンビニの前では頭の悪そうなにーちゃん、ねーちゃんどもがうんこ座りして食い散らかしてそこらじゅうにゴミを捨てている。


みていてあまりにも不快だったので、晩ご飯を買い込んでさっさと宿に戻ってしまったよ。



今日は最後のオプションを雨のためにやめたこともあり、走行距離は短いが、ダートを満喫した。

熱い一日だったと言えるだろう。


山の奥深くに入り込んだので、おちおち休憩も出来ないため、ほとんど走り詰めだった。写真がいつもより少ないのはそのせいだ。(苦笑)


単独行では山の深いところには長居無用だ。

アブや蜂がわんさか寄ってくるし、いつクマが出てこないとも限らないので、エンジンすら切らないことが多い。(^_^;)



本日の遭遇:

エゾシカ(雌)1頭

キタキツネ2頭

ヒグマ(!!)1頭



木馬の四方山ばなし-distance


本日の走行距離:281.5km(うちダート走行:140km)