夕べのフェリー。
特等の部屋は実に快適だった。(^_^)v
冷蔵庫もあるし、寒いくらいにエアコンを効かせることも出来る。
なんと言っても2等寝台などに比べると周りの音がほぼシャットアウトできて静かなのがいい。
今回も耳栓をかねてiPodを持ってきたのだが、いらなかったくらいだ。
2等たこ部屋は論外としても、2等寝台と比べてもなお倍以上の費用かかるが、あの快適さを体験してしまうと、まだ大名旅行をしたくなるから不思議だ。(苦笑)
あの快適さ、優越感?はクセになりそうだ。(爆)
なんと言っても自分だけの閉空間があることが大きい。
パンツ一丁だろうがすっぽんぽんだろうが誰にも気兼ねはない。
実際、夕べは風呂上がりは素っ裸に直に浴衣を着て涼んでいたっけ・・・
♪ちゃらりら~らちゃらりら~♪
しばし妄想をお楽しみ下さい
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
それから夕べは書かなかったが、仙台の被災状況。
仙台の駅周辺は地震や津波の影響を感じさせるものはほとんどなかったが、港近くには壊れたトレーラーやコンテナがまだ放置されており、あちらこちらに鉄くずの山が10m位の高さまで積み上げられていた。
あらためて地震&津波の影響を実感する。
朝、部屋の窓から表をみたら海が右から左に流れていく。
右舷の部屋だと思い込んでいたが左舷の部屋だったようだ。
夕べ真っ暗だと感じたのは単に陸に灯りがなかったからのようだ。これも津波の爪痕か?
ほぼ定刻通りに着岸。
到着の30分前には身支度を整え、ヘルメットのシールドも丸洗いしておいた。(^_^)v
クルマがあらかたでてからの下船となった。
いよいよ北の大地でのツーリングの始まりだ。
今日の寝床は函館。
まずは支笏湖、洞爺湖周辺のダートを走り回り、時間があれば函館に向かう途中のダートもつまみ食いしたい。
まずは苫小牧から支笏湖へ向かう途中のダート。
しかし、こんなに生活圏に近いところにクマが出没することに北海道を感じる。
残念ながら、ここは断念。
しかし隣の入り口を目指す。去年は入れた場所だ。
だが、今年はこちらも通せんぼ。。。。orz
でも、ゆるゆるの鎖が渡してあるだけだったので、大きな声では言えないがくぐって入り込んだ。(^_^;)
まずは体慣らしのつもりで余裕を持った速度でダート走行・・・・・
・・・・のつもりだったが、はじめこそ、フラットで走りやすかったが、途中からふかふかのサンド路面になったり、浮き砂利や石がごろごろしていたりして、結構冷や汗を掻いてしまった。(苦笑)
このところ、ご近所林道を走り込んでいたおかげでとっさの路面変化にも対応できたのだと思う。
ラッキー(^_^)v
途中から霧雨になり、なんとかという展望台に着いたときはかなり降ってきた。
荷物にはレインカバーをかけて、体もカッパを着込む。
グローブは操作性を優先して、そのままとした。
気温がそこそこ低いせいでカッパを着てもさほど暑くはない。
しかし、オイラの熱い吐息でシールドが曇る。(爆)
薄くシールドを開けての走行が続く。。。。
その後もいくつもある枝道を適当に選びながら走る。
ナビでとりあえず、支笏湖に近づいていることだけは確認しながらのルート選定だ。
約20kmほど走ったところで、最後に国道に出ようとしたらがっちりしたゲートが・・・
脇に通れるくらいの隙間があることも多いのだが、ここは無理。
すこし横に回り込めば何とかなるかと下見したが、向こう側が1mくらいの段差になっていて飛び降りなければならない。
しかも手前は45度くらいの角度でその段差を登ってすぐに切り立った段差になっているのだ。
前回りする自分の姿が脳裏にちらついたので断念。(苦笑)
仕方なく、来た道を戻り、ひとつずつ脇道で国道に出られそうな場所を探したところ、幸い、5kmほど戻った場所はゲートが開いていたので無事に生還。(^_^)v
最悪は振り出しに戻るところだった。(笑)
お次は支笏湖の南岸を通過し、洞爺湖の東側からダートに入り、北側を通り抜ける。
ダート序盤に分岐があったのだが、地図を見るとどちらも数キロ先でまた合流するようだ。
地図で見ると片方が細い線で書かれ、もう一方は太い線で道が書かれていた。
迷わず、太い方を選んだのだが、地元林道のアタックルート並みに荒れてきた。
アフリカツインだったら迷わず、引き返すところだ。
引き際の判断を間違えると大変なことになる。。。。
しかし、ブルーサンダーならばと進入・・・・
・・・・したのだが、荒れているところでバランスを崩した際についた足場も崩れ、思わず、ボテゴケ・・・
重い荷物と高いシート高があだになった。(^_^;)
軽いブルーサンダーとは言え、ロングツーリングの荷物を積んだ状態でしかも悪い足場。
起こすのに苦労したけど、なんとかリカバリ。(^_^)v
再度チャレンジしてみたが、後輪が路面を掻いてしまい、車体を安定させられそうもないので、ここは撤退することにした。
仕方なく細い線で書いてあるルートに入ったら、こっちは部分的に舗装してあるし、ダートもきちんと整備されており、実に快適に走れる。
太い道が荒れていて、細い方が部分舗装までされているとはどういうことよ。。。
ぶー。
ちなみにタイヤのエア圧を少し落とせばグリップは格段に良くなるのだが、パンクのリスクも多少ではあるが大きくなる。
長い行程を考えれば、ノーマルのエア圧でグリップが得られないときはおとなしく引き下がるのが賢明だろう。
その後は、体もだいぶ馴染んできたので、ふかふかも浮き砂利もごろごろ石もなんのその、ずんずん突き進んだら、次の分岐で・・・・
ああー。なんてこったい。
固定のゲートではないので入り込むつもりならば入れなくもないが、このダート、抜けるまでに20kmはある。
地元林道くらいなら何かあっても5kmも歩けば人里に帰ってこられるが、こんなルートでトラブったらそれこそ生命に関わる。
携帯だって当然圏外だし。
おとなしく、反対側の道に進もうと思ったら、こっちも・・・・
仕方なく、ずんずん進んできたルートを延々と戻り、途中からなんとか別ルートに入り込んだ。
北海道のダートは人の気配が希薄だ。
道央や道東に比べればずっと人里に近いはずの支笏湖、洞爺湖周辺でさえもだれ一人すれ違うものはいない。
万が一を考えたら、無茶は出来ない。ましてや単独行だ。
道から逃げ去る鹿を目撃。
そこここで、鹿たちの警戒する鳴き声も鳴り響いている。
結局、この通行止めによる回り道で余分に10kmくらいダートを走った。
それでも楽しいのでろくに休憩もせずに走り続け、ようやく洞爺湖の東岸側にたどり着いた。
新品のタイヤがうきじゃりやゴロゴロ石のせいですでに角が丸くなってきた。
当初は、支笏湖、洞爺湖周辺で遊んでから函館を目指し、途中でもダートに入り込もうなんて考えていたが、甘かった。
そもそも、走り出しがお昼だと言うことが頭から完全に抜け落ちていた。(^_^;)
朝イチからの走り出しならいざ知らず、お昼のスタートだ。
洞爺湖畔にたどり着いたのはすでに午後4時を回っていた。(^_^;)
この時点での走行距離は120km程度。約半分はダート走行をしていたことになる。
しかし、ここから函館まで170kmくらいはある。。。
そこで今日は無理をせず、道央道で一気に今夜の宿を目指すことにした。
しかし、洞爺湖周辺では天気も回復し、暑いくらいの陽射しだったのがまたもや厚い雲に閉ざされ、霧雨になってしまった。
幸い、カッパを着るほどではないが、とにかく寒い。
路肩の温度計は21度。
流石にMXジャージとメッシュジャケットだけでは凍えてしまう。霧雨が良い感じで体温を奪ってくれる。(^_^;)
たまらず、途中でミドルジャケットを着込んだ。
まあ、それでもなんとか午後7時に、今夜の寝床に到着。
シャワーで汗を流してから、駅前で晩ご飯。
駅前の名物市場も津波でかなり被害を受けたようだ。ホテルもエレベーターが未だにひとつ壊れたままだった。
晩飯はN子さんの忠告をあざ笑うかのように、ラーメン。(^_^)v
そりゃ、ああた。函館っつったら塩ラーメンでしょう。
細く刻んだするめが入っていておいしかった。(^_^)v
さて、明日の宿は洞爺湖畔の温泉。
実は今日、宿の前を通ってきた。(苦笑)
明日は朝から走れるし、まっすぐ行けば170km。
だから、今日、通らなかったダートはもちろん、渡島半島の先端付近のダートを走り倒してやろうと思う。
あ、その前に早起きして、朝ご飯はイクラ丼かな・・・(^_^)v
本日の走行距離:285km(うち、ダート60km)
今日のおまけ
なんか、まだ頭が揺れているなぁ。
穏やかな航海だったのだが、やはり船旅の影響と、昨日、今日の走行の疲れが出ているのだろう・・・・