イリヤの空 UFOの夏/秋山端人 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:304P
発売日:2001年10月

「6月24日は全世界的にUFOの日」
新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。
当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、
その最後の夜、浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。
驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだ
その少女は「伊里野可奈」と名乗った…。
おかしくて切なくて、どこか懐かしい…。
ちょっと“変”な現代を舞台に、鬼才・秋山瑞人が描く
ボーイ・ミーツ・ガールストーリー、登場。
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Mirokuさんからいただいた本です。

初めましての作家さん。
いただいたのは随分と前なんだけど、SFだと思っていたので
読むのに躊躇しておりました。

が・・・
ヾ(@^▽^@)ノわはは!なんじゃこりゃ~!!!
メチャメチャ面白いではないのぉ~

怪しい新聞部の部長と浅羽が、貴重な夏休みを丸々
裏山でUFOの張り込みに費やした。
ある意味、異常というかバカである。
そんな夏休み最後の日、学校のプールに忍び込み
汗まみれ埃まみれの体を洗い流す気分で泳ごうとしたが
先客がいた。しかも女。手首に金属の球体が埋まってる?
そして怪しい連中もいたりなんかして
更に、その怪しい少女:イリヤは、新学期早々、転入してきた。

あくまでも表向きは学校生活なのよ。
部活動があって、可愛い転入生に群がる女性とや
きつい言葉を言われただけでハブにするいやらしさとか
男女の微妙な関係とか・・・
そこかしこに懐かしさが転がっている。

しかし、裏側ではどうやら戦争が起こっているらしい。
その描写は限定されて、サラっと流されていて
そこに重点を置いた書き方はしていない。

問題は、物凄く読みやすい文章と、スピード感ですよ。
テンポがいいなんてレベルじゃない。
舞台が学校だから、簡単な描写でも想像しやすい。
心の声やら会話やらのテンポも駆け抜けるかの如くですよ。
それがまた面白い。

脳みそが消化不良を起こしている。
脳みそが下痢をする。脳みそのクソは口から出る。


いけ浅羽いけっ。せめてそこでチューだ。
えぐり込むようにチューだ。


でもいいわねぇ~若いって。あれでもうちょっとトウが立つと
電車の中だろうが公園だろうがお構いなしになっちゃうのよねぇ

ヾ(>▽<)oきゃはははっ!

ボーイ・ミーツ・ガールストーリー・・・納得です。
面白すぎて、あっという間に読んでしまいました。
楽しかったぁ~о(ж>▽<)y ☆