
姓は「覆面」、名は「作家」 本名・新妻千秋。
天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビューした。
しかも、その正体は大富豪の御令嬢…
ところが千秋さんには誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ。
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初読みです。
恵さんのブログ(当時はアメブロ)を読んで
即購入したものの、積んでました(^◇^;)
最初のイメージでは某作家のように二人で1つのペンネームを使う
作家の話かと思ったけど全然違いました。
ペンネームが覆面作家なんですね(○ ̄m ̄)
「推理世界」の編集部に、新妻千秋という人物から
賞狙いとは別に推理小説が届いた。
一目見ただけで作品の良し悪しを見抜く先輩が、これは面白いと言う。
そこで若手編集者の岡部良介が会いにいくことになったのだが
これがまた大豪邸に住み、執事とお手伝いのいる
正真正銘のお嬢様で、すこぶる美人だったので驚いた。
とりあえず世間話として持ち出した話題が、
とある高校で起きた殺人事件の話だった。
岡部良介には警視庁に勤務する岡部優介という
双子の兄がいる。
兄から詳しい話を聞いていた良介が話した内容から
現場に行ってみましょうということになるのだが
そこで更に驚く事が・・・
門を一歩出た瞬間に、千秋さんの人格が変わってしまう。
良介曰く「借りてきたネコさんがサーベルタイガーに大変身」
慎ましやかなで内向的なお嬢様が、いきなり活発になり
岡部さんと呼んでいたのが、リョースケと呼び捨てになる(^◇^;)
そして現場への潜入は、もちろん兄に成りすまして・・・である。
良介の話を聞いて、犯人がわかってはいたらしいのだが
確認の為に、現場に出向いていたらしい。
本作は3つの短編が収録されているんだけど
どれもが岡部良介が持ち込む身の回りの事件を、
千秋がササっと解決してしまうという話なんだけど
この千秋のキャラがなんとも可愛らしいのですよ。
初っ端から殺人事件に首を突っ込んでしまうけれど
生々しいものではなく、結末が優しいのですよ。
これは読みやすい上に、キャラも気に入った(o^o^o)
日常のミステリで、小難しいこともかかれてないので
まさに通勤読書向きです。
騙されたといえば、著者が女だと思っていたこと。
そういえば他のブログで読んでいたのをスルーしてたらしい。
男だって知って、それが一番ビックリでしたよ(^◇^;)
このシリーズってコミック&ドラマ化してたんですねぇ
確かに扱いやすい作品だと思います。
シリーズ3冊まとめて購入したので、続きを読みます♪