覆面作家の愛の歌/北村 薫 | mokkoの現実逃避ブログ

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覆面作家の愛の歌 (角川文庫)/北村 薫
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ペンネームは覆面作家―本名・新妻千秋。
天国的美貌でミステリー界にデビューした新人作家の正体は、
大富豪の御令嬢。
しかも彼女は現実に起こる事件の謎までも鮮やかに解き明かす、
もう一つの顔を持っていた!
春のお菓子、梅雨入り時のスナップ写真、そして新年のシェークスピア…。
三つの季節の、三つの事件に挑む、お嬢様探偵の名推理。
人気絶頂の北村薫ワールド、「覆面作家」シリーズ、第二弾登場。
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前作の「覆面作家は二人いる」で、千秋お嬢様のキュートさに
メロメロになってしまった。
大富豪の御令嬢で、屋敷の中にいる時は、内気すぎて
借りてきた猫のようなのに、一歩外に出た途端に
サーベルタイガーに変身する(○ ̄m ̄)

大富豪の御令嬢というのは、学校に行かない?らしく
世間で言うところの一般的な思考からズレている。
だから突飛な発想ができるんだろうけど、
そのズレっぷりも可愛らしい。
まさに愛すべき千秋お嬢様なのである。

そしてめでたく覆面作家としてデビューしたお嬢様の
担当編集者である岡部良介は御嬢様の保護者のごとく
何かと世話を焼かされる事になる。
むろん、良介もまんざらではない。

そこにライバル登場。女だけど・・・
小説ワルツ。略して小ワルの歌って踊れる編集者(○ ̄m ̄)
この編集者も覆面作家先生の作品を扱いたいと
御嬢様の豪邸に乗り込んでくる。
この編集者を巻き込んだ事件なんかもあって
3人での行動もあったりするのだが
御嬢様と、この編集者が二人でカラオケで
盛り上がってるところを発見してしまった良介は
内心おもしろくない。

これは保護者というよりも、恋よ恋о(ж>▽<)y ☆
そんな二人の関係に周りの目も、どこか期待の目線だったり・・・
しかし、どう考えても住む世界の違う二人。
この二人の進展も楽しみながら、事件では
予想外に危険な事もあったりでハラハラしちゃったり・・・
実に楽しい時間を過ごしました(o^o^o)

そして、何がよかったって、解説ですよ。
元北村薫担当編集者の解説。
そうだったのかぁ~ってな感じでした。

既に3作目を読み終わってますので
感想は後ほど(^◇^;)