霧の夜の戦慄 百年の迷宮 / 赤川 次郎 | mokkoの現実逃避ブログ

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霧の夜の戦慄 百年の迷宮 (角川文庫)/赤川 次郎
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16歳の少女・綾は、父親を不慮の事故で亡くし、スイスの寄宿学校に留学することになった。
寄宿舎での1日目、不思議な睡魔に襲われた綾は意識を失う。
そして気がつくと、なんと1888年のロンドンで「アン」という名で暮らしていたのだ!
街は、殺人鬼(切り裂きジャック)の影に怯えていた。
以前からこの事件に興味をもっていた綾は、自分の手で捕まえると意気込むのだが―。
時空を超えて繰り広げられるミステリー。
発行年月:2009年09月
サイズ:517P 15cm
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面白かったぁ~о(ж>▽<)y ☆
ブログ放置して読んでました(^◇^;)
っていうか、これはミステリでいいのか?
あらすじでミステリって書いてあるからいいよね(^◇^;)
切り裂きジャックの存在は知ってはいたけど、詳しい内容は
よくわかってなかったからドキドキしながら読みましたよ。

いやぁ~初っ端からテンポの速い展開で忙しいのよ。
タイムスリップものなんだけど、本体ごと移動するんじゃなくて
あっちにはあっちの世界の本体があって記憶だけ共有してるというか
これって時空を超えた憑依?(^◇^;)

突然の事故で父を亡くし、ひとりぼっちになってしまった綾。
母は数年前に行方不明になったままだった。
通夜の日に届いた書類で、スイスの寄宿学校に留学することになっていた。
しかし、父からそんな話は聞いていなかった。
葬儀が終わり、父を訪ねて来た女性が事故死した。
バタバタと社長である父の後を継いだ状態で留学することになったのだが
寄宿学校では、死んだはずの少年を目撃してしまう。
綾の周りに死が立て続けにやってくる・・・

そして突然、綾は切り裂きジャックの恐怖に怯える街
1888年のロンドンにアンとして暮らしていた。
そこでの父はスコットランドヤードの英雄と呼ばれていたが
犯人を検挙できない状態が続き捜査から外され自殺未遂。
はからずも切り裂きジャックに興味を持っていたものだから
犯人を捕まえてやる!と無謀な行動に出るのだが・・・

一方、こちらの世界でも現代の切り裂きジャックの事件が
持ち上がり、新聞を賑わせていた。
しかも被害者は留学先の学長のかつての教え子だった。
1888年と現代の切り裂きジャックの正体とは??


何がすごいって主人公の綾よ。
16歳で社長の後を継いじゃうんだから!
しかもあっちの世界にいきなり飛び込んでも平成を装い
切り裂きジャック探しまでやってしまう。
お嬢様ったら、肝が据わり過ぎだろぉ~(^◇^;)

危ない場所に平気で足を踏み入れていくもんだから
こっちがハラハラしてしまう。
もちろん危ない目にも遭う。しかし懲りない!
タイムスリップの瞬間はコントロールできないし
頻繁に行ったり来たりするんだけど、順応性の高さに唖然よぉ~
しかし、大好きだ。こういう元気でまっすぐな女の子。

さすがに切り裂きジャックの正体には驚いたけど
謎が謎を読んでどんでん返しがあってハラハラドキドキで、
それでも母の失踪の謎もわかったし、切り裂きジャックの
最後の被害者の事とか他にもよかった話はあったし
ネタバレになるから詳しく言えない(^◇^;)

タイムスリップ物というかミステリックファンタジーというか
ザッツエンターテイメント的な冒険譚ってな感じで
大いに楽しめました(o^o^o)
この状況をもう少しわかりやすく言えるんだけど
それを言うと完全ネタバレになるから言えない(○ ̄m ̄)

ただ・・・アンドリューの兄で幽霊のケンがどうして死んだのか
そこがちょっと気になったんですけどぉ~
そこは分からずじまいだったのよねぇ~(-。-;)
単なる地縛霊?(^◇^;)可哀想過ぎるだろぉ~(^◇^;)

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