￥1,365 Amazon.co.jp３８３Ｐ １９ｃｍ
狐狗狸さんによる狐憑き、美術準備室に出る幽霊、
部室のポルターガイスト現象、坐ると事故に遭う席。
ＳＰＲへ立て続けの依頼は、すべて女子高・私立湯浅高校からのものだった。
学校へ赴いたナルたちは、超能力を使うという少女に出会う。
彼女が放った呪いの言葉とは？
尋常ではない数の異常現象。
原因を追うナルと麻衣の前に立ちはだかる、何者かの邪悪な意志！
ミステリー色濃厚なシリーズ第３作。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
今回もコミックを読み直してから読みました。
っていうか、コミックに比べて内容が細かくて膨大！
コミックにはない展開もあるので面白かったです。
ＳＰＲの事務所を訪ねてきた女子高生の依頼は
友達がコックリさんをやった後に狐憑きみたいになったというもの。
精神科に行くことを勧めて帰ってもらったものの
そこに来たぼーさんが持ち込んできた不可思議な話も
同じ女子高からの依頼だった。
麻衣が気付いて依頼メモを見てみると、やはり同じ女子高からの
相談が数件続いていた。
これはどういうことだ？と思っているところに
女子高の校長先生が事務所を訪れて調査開始となる。
学校側の全面協力を得て小会議室を使わせてもらい
そこで相談を受けるものの、異常な現象や事故の数が多すぎる。
生徒だけでなく先生までが相談に来る始末！
人海戦術での除霊をするべく霊能者の真砂子に霊視を頼むが
霊はいないという。
そして学校ではスプーン曲げをした生徒が全校集会で
つるし上げられ、怒りのあまり呪いの言葉を吐いた？
その生徒は孤立し、一人が登校拒否してるという。
更に学校の怪談話までもが飛び出してきて・・・
湯浅高校では何が起こっているのだ？
今回は起きている現象を分類するまでが長い。
分類した後に、正体を突き止めるまでも長い。
本当に地道な調査でお疲れ様状態です。
超能力の薀蓄もたくさん出てきます。
怪談が伝えられるプロセスに納得します。
そして呪いのワラ人形のシステムっていうの？
それを知ったのが、このコミックだったりします。
たぶん、ほとんどの人がmokkoと同じ勘違いをしてると思います。
ユリ・ゲラーの話からゲラリーニ迫害の話まで出てきます。
最後の方で一気に動きが加速して原因がわかります。
原因究明って本当に大変よぉ～(^◇^;)
麻衣の夢や勘も、ナルが褒めてくれるくらいに役立ちます。
そしてその能力も証明されます。
野生動物のソレらしい・・・
いわゆる良くないものを本能的に嗅ぎ分けるって奴？
同じことをmokkoも言われたことがあるんですけどぉ～
そして一部を除いては怖くないです。
怖い一部がアレですよ。
上から来るのはいけません！
逆さは勘弁してください！
口からそんなものを出してはいけません！
この部分だけは夜に読むのはダメです。
麻衣はお約束のように危険な目に遭います。
今回はナルがそばにいたから安心。
見ていないようでいて、ちゃんと見てるじゃないかナル！
背中に麻衣を庇うところなんて萌えたぞナル！
そしてあのシーンも、後からわかることになるけど
ナルが助けてくれてたんだよねぇ～
だから救急車出動になったんだよね・・・
性格悪くて冷徹なくせに優しいんだから(p_q*)
ネタバレしないように書いてはいるけど
リライトだから書きたい！
でも我慢してます。
mokko偉いじょ・・・(o・_・)ノ"(ノ_＜。)
だってだってぇ～
コミックでは最終巻を読んじゃったし、小説では
その後の「悪夢の棲む家」を最初に読んでるからさぁ
麻衣の夢とかナルに対する感情とか見てると
涙出そうになるのよぉ～
文中では切ない想いを「妄想性乙女病」といって
調査先の学校で出来た友達と楽しんでおります。
夢の中の優しいナルと、現実の完璧なナルシストのナルに
どぎまぎしながらも想わずにはいられない。
妄想性乙女病・・・mokkoも患ってるなぁ～(-。-;)
ナルには秘密がいっぱいありますしね・・・
一番最後にそれがわかるんだけどね・・・
それまでの積み重ねがあるから最後が色んな意味で泣ける。
簡単に内容知りたい人にはコミックがお勧めです。
かなりコンパクトに収まってます。
コミックの文庫版だと、他の話も読めるからお得です。
ゴーストハント（2） (講談社漫画文庫)/いなだ 詩穂
￥693 Amazon.co.jpちなみに旧タイトルは「悪霊がいっぱいで眠れない」
コミック文庫版では「放課後の呪者」です。
文庫版２巻では前作の「人形の家」も一緒に読めますよ♪
そして小野主上繋がりで十二国記情報！
人気シリーズ〈十二国記〉は、これからも「yom yom」で。
いつになるかはわからないけれど、十二国記の新作は
まずはyomyomに掲載ってことなのよね？
楽しみに待ちましょうо(ж＞▽＜)ｙ ☆
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
「ゴーストハントシリーズ」
ゴーストハント１ 旧校舎怪談
ゴーストハント２ 人形の檻