魔界都市〈新宿〉完全版/菊地秀行 | mokkoの現実逃避ブログ

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魔界都市〈新宿〉 完全版 新版 (ソノラマノベルス)/菊地 秀行
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二〇〇X年―“魔震”と呼ばれる怪現象によって、
新宿区はわずか三秒で壊滅した。
以来、妖気に包まれた彼の土地は
“魔界都市”という名で恐れられ、
いつしか怪奇と戦慄の支配する場所となっていく。


そして時は二〇三〇年―
地球連邦首席の暗殺を企てる魔道士の出現により、
“新宿”は大いなる災厄を世界にもたらそうとしていた。
妖鬼を従えた魔道士に対抗しうるのは、
念法を駆使する十六夜京也のみ!?
伝説的シリーズが加筆の上、合本で復活
菊地秀行の伝説的デビュー作!!

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ノベルズ版です。
タイトル作品と「魔宮バビロン」を収録。
これの続編は「騙し屋ジョニー」らしいです。


さて、これはキャラ萌えmokkoのために

Mirokuさん が紹介してくれた作品です。

「超絶美形キャラ満載、怪異バンバンです」と・・・。


京極堂のあの厚さをクリアした後だから
シリーズものだって大丈夫と思って読みました。
初めての作家さんです。


Mirokuさん的には、ドクター・メフィストがmokkoの
お気に入りでは?と申しておりました。
だからo(^O^*=*^O^)o ワクワクしていたのですよぉ~
名前からして、妖しさ満点でしょ~


しかしだ!この本はタブーを犯していた!
キャラ萌えと言えど、キャラを自分で創造するという
楽しみがあるのだよ。
なのに・・・イラストが入っていた!
工工エエエエェェェェェ ヽ(゚Д゚;)ノ゛ェェェェエエエエ工工


た・・・楽しみをいきなり奪われたil||li _| ̄|○ il||li


更に!!
全て黒で統一し、足首まで覆う黒ケープと
上品な悪魔を思わせる風貌は良い。
しかし!何でハイネックのセーターなんだ??
とっくりのセーター着てるってことでしょ??
美形にトックリを着せるなんて邪道だ!
鎖骨はどこよ! ←結局そこか?


更に更に!
悪魔的に美しい男は、敬語を使って欲しいのよ!
間違っても「あん畜生」なんて言葉を発してはいけない!
あぁ~非常に残念!!



さて内容はというと・・・
魔震と呼ばれる怪現象により、わずか三秒で壊滅した新宿。
妖気に包まれた新宿は怪奇と戦慄の支配する魔界都市となる。
そして2030年、あるものを地上に出現させるため
魔道士は地球連邦首席の暗殺を企てる。


それを阻止するべく呼び出されたのが
念法を駆使する十六夜京也。高校生!
首席の命の期限は3日。
依頼を受けてはいないけれども、そこは主人公
自ら新宿に向かいます。


そこに余計なお世話をしてしまうのが
呪いによって寝込んでいる首席のお嬢様、さやかちゃん。
何があってもお嬢様言葉を忘れず、清く正しく美しく
そして十六夜京也に惚れてます。
あ・・・ありがちな設定が・・・見える・・・


妖鬼を従えた魔道士は、色んな悪さを働きます。
正に怪異バンバンです。
それでも主人公はもっと強いのですよ。
どんな怪異も念法で切り抜けます(^◇^;)
すんでのところで助かります。
重症を負っても悪に立ち向かいます。
ヒーロー強し!


何がダメって、どうも文章の書き方が好みじゃない。
目の前で展開されるドラマに、必要以上に解説が入り
物語の中に入ろうとするのを何度も邪魔するのよ。
目の不自由な人用の解説を聞きながらドラマを見てる感じ。
まぁ~デビュー作だから、これでもいいのか・・・


気に入らないのなら、何故最後まで読んだのか・・・


舞台が新宿だったからですよぉ~
方向音痴のmokkoが唯一、人の前を歩ける場所が新宿!


さやかお嬢様が無謀にも1人で新宿に乗り込み
旧JR四谷駅方向から四谷三丁目方向に歩いていく。
オオーw(*゚o゚*)w 同じ道を歩きましたぁ~


地下鉄丸の内線の四谷三丁目駅の交差点と駅のホーム
その駅使ってましたぁ~!!


やばいマーケットがあるJR新大久保駅の前は
広場になってるのねぇ~
そこから明治通方面に進む・・・
(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン歩きましたよぉ~


高田馬場駅前のBIGBOX (* ̄0 ̄)/ハイ!わかります
っていうか、前の会社への通勤路よ!
そんなところで悪さしてたのかぁ~!


危険地帯の新宿中央公園に歌舞伎町
コマ劇場に噴水広場q(≧∇≦*)p ウキャッ


更にメフィストの病院?になっている新宿区役所!
そこから地下通路に繋がる道・・・サブナード
中央通路を抜けて突き当たりのエスカレーターを上ると
左右に広がる通路がある。それを右に行き
その先の左側の階段を上がると見えてくる改札口
ここも通勤路でしたぁ~


主人公達が歩く場所の景色が面白いように見えるのよ。
こんだけ歩き回られても、珍しく地図が頭に入ってるから
後は妄想でビルを倒壊させればいいだもの
これは非常に楽しい( ´艸`)


「魔宮バビロン」も舞台は新宿なんだけど
出てくるのが古代バビロニア。


バビロニアの王やらアッシリア帝国の伝説上の女王やら
バビロニア神話の英雄神まで出てくるのだよ。


神話好きにしてみたら、これは別の意味で面白い。
こういう読ませ方もあるのねぇ~と
ある意味感心しました(^◇^;)


それでは続編の「騙し屋ジョニー」は飛び越して
魔界都市ブルース 1 妖花の章を読みます。


「秋せつら」が気になっているのですよ。
今度は文庫だからイラスト入ってないだろうね・・・(-。-;)