クリスマスプレゼントの起源は?

こんにちは。penです。みなさん、楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか？

子ども新聞のクリスマスプレゼントの起源について書かれた記事の和訳です。

元記事　→　Noël expliqué aux enfants ! | 1jour1actu - Les clés de l'actualité junior　24 décembre 2012

明日、クリスマスツリーの足元にいくつプレゼントがあるでしょうか？　お願いしたものはみんなあるでしょうか？　ところで、この日になぜプレゼントを贈るのか知っていますか？　世界中でお祝いされるこの有名な日についてお話します。

きょうのできごと
もうあと数時間でプレゼントを開ける時です。このクリスマスプレゼントの伝統がどこから来たか知っていますか？

宗教的な祝日の起源
クリスマスはキリスト教の祭日です。5世紀の12月25日にキリストの誕生を祝うことが始まりました。

この時期は太陽の誕生« naissance du soleil »と呼ばれる異教徒の祭日と同じです。12月21日から日は次第に長くなり、そのことをお祝いする人々もいるのです。

今日、プレゼントを贈ることは愛情のしるしです。この習慣はキリストに賢人が贈り物をしたことになごりがあります。

キリストが誕生したとき、東方の三賢人（ガスパール、メルキオール、バルタザール）が外国から訪れ、贈り物をしました。テディベアやぬいぐるみ？いえ、違います。金と乳香と没薬を贈りました。

オレンジ、ささやかなお菓子から始まり、今はあふれるほどの贈り物もらう人も。
長いあいだ、クリスマスプレゼントといえばオレンジでした。伝統的に、一般家庭の子どもにはドライフルーツ、クルミ、ヘーゼルナッツ、キャンディーが贈られました。

オレンジは異国のもので珍しかったので貴重品でした。現在は昔のキャンディーとは全然違います。iPad、iPhone、ゲーム機の時代です。

サンタクロースの起源は？
白い長いひげをはやして、赤い大きなマントをはおり、小さな丸メガネをしているサンタクロースは世界中の子どもに知られています。

この人がどこから来たか知っていますか？　サンタクロースの由来は、ニコラ聖人と言われています。とてもやさしく寛大なことで有名だった大昔のトルコの聖人です。

彼は子供たちに数々の奇蹟を起こしたと言い伝えられています。1822年に、この子どもたちにとってやさしい父ともいえるニコラ聖人の名前が今のサンタクロース（Père Noël）に改められたのです。

名前は変わっても、聖人の意図はいつも同じです。それは子どもたちを幸せにすることです。

1jour 1actuの編集部全員から皆さんが楽しいクリスマスを過ごすことをお祈りします。

◆きょうの単語
Noël クリスマス

英語の«Christmas» はキリストのミサ«messe du Christ»が語源。

仏語の«Noël»の語源は諸説あり、
«natalis dies»　ラテン語で「誕生日」
« Naissance du soleil »　ラテン語の« natal »。異教徒が祝う冬至（solstice d'hiver）
«novella»　ラテン語で「良いニュース」
« noio hel »　ガリアの人の言葉で「新しい太陽」
など定かではないそうです。

◆単語メモ
païen, païenne 異教徒の（キリスト教以外の宗教、特に神教について言う）
rallonger （日などが）長くなる
nounours　テディベア
doudous　ぬいぐるみなど、赤ちゃんや幼児が寝るとき持ったり、そばに置くおもちゃ。
hochets　がらがら
bienfaiteur, bienfaitrice 恩人、篤志家

最後までお付き合いありがとうございました。
次回の子ども新聞の記事でまたお会いしましょう。

pen